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第3章 マルワール帝国のダンジョンマスター

第119話 流れるようなダンジョン改装ムーブ

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「ついでに一体。」
「見ただわさ。900万DPだわさ、国家予算並みのモンスターだわさ。後、報告だわさ、一応スキル追加しただわさ。謎のスキル”かわいい”と”モフモフ”があっただわさ。」
 売り込もうとした言葉を遮っても、憮然とした感じで、近くの椅子に座る鳥海さん…遠慮しようぜ。
「どこのだ?」
「ハウスドックから、”モフモフ”が、ミニチュアドックから”かわいい”が抽出できだだわさ。」

モフモフLV1(特異系)
 毛並みが可愛く見えるようになる美形の亜種。周囲の好感度+1 触らせると効果2倍 但し毛並みの状態がいい時のみ 必要DP 18000DP 

かわいいLV1(特異系)
 小さくかわいらしい様子 融和の亜種、相手の好感度+2 但し身長が相手を超えない時のみ。必要DP 18000DP

 制限付きスキルだが、効果も相手の印象をよくするものらしい
「後、井原はファクター育ててだだわさ?」
「そっちに投資してる。ファクターコインが大量に入れば大量に建築物ができるからな。」
 ん?何か引っかかった。コインがあれば大量に建物?
「鳥も育ててみれば何か起こるかもしれないだわさ。」
「家も、建もそんなにモンスターがファクターの影響を受けないからな。モンスターでの広さは鳥に勝てん。投資は…費用が500万とか大きいからな。」
「儲かったらするだわさ。でも負けてばかりだとメンツが立たないだわさ。」
「私は私の仕事だ。お前はお前の仕事をすればいい。」
 ミラージェにモフモフとかわいいを付けようと思ったが…私にも効果があった場合、可愛い―って15mが言われるのか?やめて欲しい。変なおっさんが可愛い言われるのは何か違う気がする。がかなり二人が強くなったので、取りあえず、村の警備兼用でオウルと後、ミヨちゃん部隊も実は数人進化できるのでブルーバードとワーリアックを入手。ブルーバードは進化先がない。そして抽出が”幸運””支援”となった。なので抽出行きとなった。そして石造使いは”憑依””土魔法””分離”持ちだった。が進化はあったにはあったが別方向だった。

鉱石巨人  :岩の巨人 ワーリアック×1 高度ゴーレム(身長50m)×1、魔法回路×1 高純度魔石250kg
HATO  :鳥ファクター専用。置物のハトが神魔化した物。ワーリアック×1、ハトの置物×250万、ゴースト×220万
プレサージュ:鳥ファクター専用。人が死ぬ前に見る幻想と言う名前の鳥 ワーリアック×1、リッチLV40×50、墓石×4200

 この進化表作ったやつ出て来いってレベルの意味不明感ある。今までのが何だったというレベルの難易度とそして意味不明モンスターだ。7ケタの数のモンスター?そしてハトの置物?ついでにワーリアック自体は10mのゴーレムが標準装備の10cmの小鳥だがそのゴーレムのHPと共通しているらしい。という…防衛専用さん。ついでに
大方巨人は無生物系のモンスターだろうと思う。が他は理解の範疇を軽く超える。

「でだ、取りあえず市場にある野菜は全部買って、代金払ったぞ。後ゴーレム車の奴一応どうする?貴族から引き合い多いんだ。」
 店に戻ったジャンはとりあえず一日の間に建設した”大使館”を使い、貴族邸を建設。その一階をどうにか図面を引いて店舗向けに改装した。モデルケースとしては旧銀行の建物で、あれらは昔”商店”の建物が多く、商売に適したフロア作りだったので、それと同じくし、床は”大理石プレート”にして、清掃しやすくした。木でもいいのだが床に大理石プレートと石床の間に柔らかい木を挟むことで足の負担を減らし、音も響く範囲を変えた。これにより普通の大理石の店舗より相当柔らかい印象に変わるだろう。
「野菜の種はこっちで畑に植えて、育成する。で後はこいつらに任せる、お前のとりあえずの部下20名になる。」
 そう言ってずらっと並んだのはスポナーシルキー10体だ。ステータスは低くなるし、その時の能力は一般人並みだが。魔力体があるので十分だ。
「こいつらは?」
「よろしくお願いします!店長!」
 全員の声があっている、一応必要な事はさっきタミさんに教えさせて、礼儀作法を優先した。
「ああ、調整したシルキー部隊だ。タミさんの治療所にも10名ほど送った。頭はちょっと悪いかもしれんが、言語は話せる。」
 一応計画だと。ソウルレベルは記述に無いから大丈夫だと思うか、彼女たちがレベルアップすれば材料にも使える。
「あともう一つ試したいことがある。いいか?どう見えるか教えてくれ。」
「ん?いいぞ。」
 そう言うと脇から子犬が出てくる。
「どうだ?」
「ん、ミラージェじゃないのか?」
 ジャンが見上げると、サバサバ系の目の細い黒髪の美人女性が立っていた。
「どうよ。私は念のために、服も変えるべきだと言いたかったんだけど?」
「…。」
「おい!」
「ほら、やっぱり、だめじゃない、」
「い、いやいや、それ、どうしたんだ?」
「ああ、双頭をLV6まで上げたんだ。そこで、ステータス割合変更と、スイッチを覚えたんだ。スイッチは首の配置を買えるやつで、この子犬は首なんだ。だから、本隊と位置が変わった。ミラージェは女性だからな、ここで初めて身体を披露って奴だ。」
「ほら、あれだ、ワーク系美女ってあるだろ、あれだ。普通に止まっちまったぞ。これがあのいけ好かないおっさんだと…。」
「いけ好かないのか?」
 ジャンは慌てて両手を振る。
「いやいや、それだと…というかそれやばいぞ、大方ナンパが来る。娯楽がないこの世界だぞ。お前が歩けばそうなるだろう、あの鳥海のおばはんはあの奇抜さで誰も寄り付かんが、あんたは違う。」
 普通に胸もあり、すっきり美人であるミラージェの体はどこから見ても美人であり、その都会感あふれる空気の洗練さもあって見惚れるような切れる美人だった。
「本人に言ったら困りそうね。」
「ああ、一度言った。その髪さげろって。そしたら、美人だってね。そしたらあいつ目立たないって言ってたぜ。あの体形見ると美人のはずなんだがよ?」
「とりあえず、それ言ったら本人に殺されるぞ。」
 子犬が子獣と見たく声を出すが…。
「後分かってますね、」
「分かっている、衣装は変化の2を起動してみる…。」
 そう言って、変身した先には美人の男女がいた。
「ん?」
「ああ、これか、これは変身のストック数が増えたから作った”多人数型”の首編成だ。私の体積以内なら何してもいいので、作ってみた、人間二人って編成だ。」
「凄いな…それだとカップルだが…子犬がいいってごねられそうだな。あの鳥野郎に。」
「但しこれも、俺の体長以上には、離れられない、すなわち…30㎡だな。しかも障害物を挟むとダメだ。」
 検証は街に出るに際してしておいたが、実際あまり芳しくなかった。
「うわ。」
「二人で指令出す用よ。こっちはわね。ただやっぱり一人がいいわね。話すのが面倒。」
 ついでに持っているのは並列思考により二人が別々に考え、魔法等を行う事が可能となっている。実際7までこれば8本首となるのだが、実際費用も絡み、魂の選別に2の足を踏んでいた。そしてファクターとダンジョン育成のお値段もある、当然ミラージェは余った金額でダンジョンレベル7に育てたが予算の消えるペースが半端ではない
のだ。そうなると費用が相当稼げた時に投資しないとファクター研究もままならないのだ。
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