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第2章 村と街とダンジョンと

第66話 オルトロス:ミラージェ

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 急に意識を飛ばすとか…なんか…。
「なんか、目が覚めたら白い天井が…。」
「ん?」
 自分の姿を見ると、いつの間にか犬の姿に戻っているが、隣には、雄々しい狼の姿が。
「ここはどこです?私は?」
「君は私の…首…私と一緒に生きる者だ。」
「分かっていますよ、一度くらい、こういうジョーク行ってみたいじゃないですか。」
 コロコロ笑う姿は美人だが・・。というより変身は?
『ダンジョンカスタマーセンターより通達。一度双頭を使った場合。変身に再設定が欲しいです。再設定をお願いします。それは二つ欲しいのでよくお聞きください。」
「言ってみてくれ。」
『まずは第一肉体と、首の所在位置を決定してください。例えば、楽園の方の場合は”木の傍の女性”となり、一定距離離れられなくなりました。それと一緒で本体の首と一緒の設定が欲しいです。変身後に首の分首の方が操作できるものが無いと。いけません。それが無いと変身は必ず失敗します。また首は最大10まで増えるので、考えて設定してください。』
「人面祖はまずいな、二口も…必ず見えないといけないのか?」
『動ける、意識が存在するということが無いと、それを”ダンマス”と認証できなくなります。なので、ダンマス双頭では必須行為です。せめて口が使え、指示ができないといけません。」
「変身後に…か…。」
「どうしましょう…。」
 いいな、やっぱり。俺の嫁感ある。声もきれいだ。変身後の姿も…あ…。
「もしかして、この子の変身は…。」
『変身第2部に設置できますが。その時は主体と共に設置しないといけません。この設定が終わるまで、変身は不可能となります。』
 結構厄介な…。という事はあの楽園の子はそれを克服してたのか…。考えないとな…。
 
名前:井原忠弘
本体種族:オルトロス、LV1
職業:ダンジョンマスター:家LV7 未定
分体:ミラージェ
分体種族:オルトロスヘッド、LV1
職業:ダンジョンマスター:未定LV1 未定
HP:22874
MP:962
STR:280
VIT:222
INT:183
MID:452
AGI:932
MAG::4083
SP:3
DP:52万DP

本体スキル:建築学LV7、土魔法LV9、超触覚LV6、変身LV3(人、未定)、統一言語LV6、超聴覚LV3、鑑定LV6,叡智LV3。LV成長LV6、
分体スキル:料理LV3、生活魔法LV6、集中LV4、分割LV1
身体特徴:牙LV1、爪LV1、火魔法LV6、双頭LV1、獣魔法LV3、魔力操作LV4、栄養成長LV3、魔素栄養LV3、火炎適性LV1、夜目LV3
ファクター:家LV4 
所持金:約1220万DP
称号 建築家、ダンジョンマスター、TRPGマスター経験者、シナリオテイラー、一級建築士、冷静沈着。異世界からの来訪者、寡黙、商人、魔導士、

双頭LV1 (特異系) 頭が二つあり、双方に魂と肉体が存在する。行動回数+1、必要DP10000DP
集中LV4 (特異系) 次に行う効果が2倍となる。待機時間2分、必要DP 40000DP
分割LV1 (特異系)スキルまたは魔法の効果を分割して使用可能.分割一回ごとに威力半減。最大2 
必要DP6000DP
建築学LV7(学問系) 建築系のノウハウあり、高速図面可能。上位学術系スキル  必要DP成長のみ
超触覚LV6(特異系) 皮膚の触覚が優れ、皮膚接触や空気感知で有利になる、気配感知可能。調整、接触科学鑑定、熱源感知あり、必要DP 4000DP
超聴覚LV3(特異系) 聴覚が優れている。ソナー視覚あり、魔力振動感知あり、、必要DP 4000DP
叡智LV3(特異系) INT1.6倍+INT成長度2倍、必要DP 10000DP
変身LV3(特異系) 指定した外見2つに変身できる。部分変形あり、必要DP 10000DP
火炎適性LV1(特異系) 炎に対して適性がある、火炎ダメージ半減、炎魔法の効果1.1倍 必要DP 20000DP)

TIPS,ケルベロスの弟、二つ首と尻尾の蛇が特徴の犬。が、実際は突然変異ライオンの亜種という説もある。基本火炎を操り、炎の番犬である神獣。双頭から出されるブレスは強く、暴れん坊。その為二つの頭はよくケンカした話がある。神話系中位モンスター。

 ふむ…。
「ふむ…。これは、ステータスが割れてますねぇ…。」
 一応トライは成功したが、人語は話すのか?
「一応、話せますよ、私ですもの…。」
 小さい子犬が話す。変身は後で決定できたので、決定した、結局”私⊕ペットの小動物”となった。形はミニチュアドックからとり、お互い肉体のある距離から離せなくなった。がこのオルトロスには元々の形でさえ3mでさらに、立ち上がるとその数倍という全長が目算で10mはある、という巨大な犬だ。しかもその上…LV成長でさらに40レベル×1.01倍の高価で。1,5倍に巨大になっていた。…変身解除が怖い。なので、たかさ5m、全長更にアップで15mの化け物狼だ。大方、狼にファクターで”ビックウルフ”があったと思われる。がでかいな…。はともかくその外見にシベリアンハスキーの子犬を選択、でこの変身はともかく性別は女性だ。当然だ!自作の嫁!ファンタジー!こう見えてTRPGというのは意外とエロを要求してしまう。なので、むろんウェルカムだ!ビバ女成分!がそれ以上には叱ったのが…建築に理解がある彼女だ!それがたまらなく…。
「グフフフフフ、旦那様はエロイねぇ…。」
 …前言撤回だ。ちょっと待て。
「私の設計だとそんな話かたではないぞ。」
 雨所の体でその黒い笑みと話し方はやめて欲しい。
「私の理想の王子様だぞ?それがここにいて、何が微笑んでいけないのだ?」
 そう言えば私の人格と、性格を受け継ぐのだ…そうだろうな…。けどお前は子犬だ!
「そう言えは相当は抽出できるのか?」
『一応オルトロスは生産可能で、それを一体精製後、それをスキャン用にスタックしたうえで、精密鑑定に回せば4か月ほどで、解析が終わり、オーブ生成可能です。が神獣なので、かなりかかります。』
「ふむ後、双頭のレベルは?」
『上げる事は、オーブが手に入り次第可能ですが、首の増加は少し待った方がいいです。というのも魂の選定が追い付かず、本来の性質の首数を超えた場合種族はこちらが指定可能になります。なので、首にするに値する種族であるべきです。なので、首の増殖はおすすめしません。準備を整え万全であるべきです。』
「そうね、確かに…。」
「だな…それで頼む…。」
 やっぱり二人私がいるみたいな感じだ。それに規定数を超えれば種族を弄れるなら…かなり旨味がある。種族限定スキルに期待がかかる。ふむ、また…。
「制限は?」
『その素体をストックに入れておかなくてはいけません、また”双頭”付きをこの種族に選ぶことはできません。また、自身の体格を超えるモンスターを選択できません。首のバランスがおかしくて死ぬ事があるからです。』
「レベルアップは必須だな…。」
「栄養成長は偉大ね。前線に出なくていいもの…。魔素栄養共々欲しいわね。」
「それ、私のセリフですよ。子犬さん。」
 子犬のハスキーが、私の膝に座り、考える人の形を取って渋いセリフを言うのは…違和感がありますね。
「あと聞いていい、非常に重要なんだけど、スイッチが発生した場合、性別はどうなるの?」
『部分を指定発動させれば固定に、そうでない場合は性別も首ごとにスイッチします。』
「スイッチとは?」
「首の位置をずらせるのよ。で、本来は大ダメージ阻止のスキルなんだけど、この場合、子犬と人間がスイッチされるのよ。性別とホルモンバランス以外は全部交換って事ね。」
「ほう?」
 女性の体…妻はいい子でした。
「そう。体は妻の体のバランスだから、そっちになるわよ。安心して…子犬になってね。」
「ふ、どっちも。」
「「私の体でしょ?」」
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