※異世界蜉蝣※

 蜉蝣、それはとても儚い生物。成虫になってからたった24時間しか生きられない、悲しい生物。

 そんな生物にあこがれを抱く、齢103のおじいちゃん。彼は未だ知らぬ体験の数々を望んでいた。それに力を貸す怪しい男。

 彼の力をもって、おじいちゃんは異世界に赴く。蜉蝣の肉体で。そこは103の年を重ねた彼であってもすべてが未知の世界。

 蜉蝣の短い命を、彼はどのように使うのか。使い切れるのか。
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