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セブンナイト
リリアの行方
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「大地さ~ん。起きてください」
明け方の早い時間。澄んだ空気の中で自分の耳元近くから声が聞こえてきた。それに反応したように目を開けた大地は両腕に重みを感じたままであることに気づく。
「起きろと言う割にはなんでフルネールさんは起きてないんですかね?」
寝起きでいきなり目にはいるのが美人の女性と言うのは一つのロマンがあるのは確かだ。これで寝ている場所が自宅の寝室。そのベッドの上とかであれば完璧だろう。
しかし残念。今も昔もギルドの前で寝るだけの路上生活である。
「たまには大地さんより早く起きているんだぞってところを見せたかっただけなので!今もこうして寝ているんです!」
傍迷惑な女神様だこと。
「そうか……二度寝するには微妙な時間に起こしやがって……」
「良いじゃないですか。ほらほら。可愛いフルネールちゃんが目の前にいるんですよ~。ずっと眺めてても良いんですよ~」
「わかったわかった。どうせこの状態じゃ何も出来ねぇしな」
フルネールの逆側にはレヴィアが寝ていて、お腹の辺りには人型のナルが器用に乗っかって寝ている。
「結局、リリアがどこにいるのかもわからないのにフルネールは平常運転だな」
「ふふーん。どうしてか知りたいですか?知りたいですか!?」
反応してきたフルネールのテンションが何時も以上に高い。そのせいで目を覚ましたレヴィアとナルが上半身を起こした。
「もう~なんの話しているのよ~」
「ごしゅじんさま……おはようごじゃいます……」
レヴィアの方は割りとしっかり目に覚醒しているのにたいしてナルの方は寝ぼけ半分の状態だ。
「あら。起こしちゃいました?どうしましょう?」
「いや、どうしましょうじゃなくてフルネールも起き上がれば良いんじゃないかな?」
「まっ!こんな状態で立ち上がったら大地さんにまた覗かれちゃうじゃないですか!」
「立たなきゃいいだろ!あとあれは不可抗力だ!それに見てないんだからいいだろ!……まったく」
そう言うとフルネールは「はーい」と素直に上半身を起こして起き上がる。それでようやく大地も上半身を起こす。
「きゃー」
「おっと」
その過程でナルが転がり落ちそうになるのを背中を支えて止めるとすぐにあぐらをかいてそこに乗せるように座らせた。
「悪い悪い」
と軽めに謝るのはナルが何だかんだで楽しそうにしていたからだ。
「だいじょうぶです!それよりおきるの?」
「ああ、何時もよりはちょっと早いけど滝に行くぞ」
「はい!」
ナルの元気な返事を号令サインとして全員が立ち上がると南の森へと移動を始めた。
そうして何時も通りに滝➡️焚き火➡️飯の流れに沿っているとご飯タイムの時にフルネールを見ながら大地は口を開いた。
「それにしても……まだ調味料も買えてないんだよなぁ」
「そうですね。幸いレヴィアちゃんもナルちゃんも文句を言ってきませんがそろそろ欲しいですよね」
その二人はのんきに魚にかぶりついている。
「ま、俺も早くちゃんとしたフルネールの手料理を食いたいしな」
「ま!大地さん。それは告白ですか?お嫁さんに来て欲しいと?照れちゃいますね!」
「いやっ!ちがっ!なぜそうなる!?」
軽く頬を染めるフルネールに対して大地は顔を赤くしながら叫ぶ。
「ふふ、でも……いくら私でもお嫁さんになって裸エプロンの夢は叶えてあげることは難しいですね」
「話を飛躍させるな。誰もそんなこと言ってねぇよ」
「そうですか?あれでしたら私からリリアちゃんへお願いしてあげますよ?」
「やめろ。マジやめろ」
そんな事されたら嫌われるか牢屋行きかの二択にしかならん。
「それに何故リリアなんだ?」
「え?リリアちゃんが一番良さそうだと思ったんですが、ご希望ならシャーリーさんやクラリスさんにお願いしましょうか?」
「頼むから本当にやめろ」
「頼まれては仕方ありませんね!じゃあ手当たり次第にお願いして見ましょうか!」
「そっちは頼んでねぇ!」
「またまた~」等と宣ってきたので無視して視線をレヴィア達へと移す。
「あ、ほら。ご飯を食べるときはもっとお行儀良くしないとダメよ」
「はい!」
ナルが少し落ち着かない様子で食べているせいで魚の身をぼろぼろこぼしているのを見かねたレヴィアが注意している様子だ。
「こうしてみると二人は本当に姉妹みたいだな」
その言葉にレヴィアとナルはお互い目を合わせた。そしてナルが笑顔に満ちた表情でいった。
「レヴィアおねえちゃん!」
「改めてそう呼ばれるの……悪くないわね」
ナルに対するレヴィアの反応も満更ではない様子で微笑んだ。
そうして朝食を済ませ森からホワイトキングダムに戻ると入り口でメイドが立っているのが見えた。それは昨日も会ったメイドのハンナだ。
「ハンナさん?」
「ダイチさん!リリア様が転移魔法で向かったと思われる情報を聞いてきたのでお伝えしに来ました!」
「それは本当か!?」
「はい!お城の門番さんが言うには夜中に南へ延びる転移痕を見たと……」
「南……か。」
「はい。それとこちらの方もお連れしました」
ハンナの後ろから鎧の刷れる音を立てながら一人の男が顔を出す。
「君がダイチだったんだね。言ってくれれば良いのに」
その男には見覚えがある。昨日、森の中で迷子になっていた騎士だ。
「面と向かって名乗るのも恥ずかしいからな……もう観光は終わったのか?」
「そうだね。でも一番の目的だったリリア様に会うことが出来なくてね。その事についてクルス王子やアーデルハイド王女と話している時にそちらのメイドに話を聞いたんだよ」
「リリアに会いにね……。残念だがどこにいるのかわからなくて手詰まりなんだ」
「それなんだけど、もしかしたらナイトガーデン何じゃないかって思ってるんだ」
「ナイトガーデン?」
その単語は聞き覚えがある。ここから南に行くとあるらしい。そして三騎士と言われる騎士もいると。
「お前もしかして三騎士って奴なのか?」
大地がそう聞くと「僕?」と一言沿えてから笑いだした。
「違うよ。僕は……ただの騎士だよ」
怪しい。「ただの」何てつける奴は大抵何かを隠していると相場が決まっているのだ。しかしそれを言及したところで意味はないだろう。
大地さん!私もナイトガーデンに行きたいです!きっと美味しいものがいっぱいありますよ!行けば大地さんも美味しい思いが出来ますよ!
前者はわかるけど後者の美味しい思いってのは何なんだよ!
きっと大地さんが考えてもいないことです!楽しみですね!
行くことは確定なんだな……。
フルネールの急な提案に大地は驚きはしたがフルネールが何の意味もなく提案するとは信じられない。
「ただの騎士ね……。ま、いいや。情報をありがとな。俺達はナイトガーデンに行ってみるよ」
「あ!それなんだけど僕も一緒についていっていいかい?」
「え?」
連れていって大丈夫か……?いや、フルネールの反応見ても問題なしだし良いか。
呼びました?
呼んでない。
「わかった。一緒に行くか」
「助かるよ。実はクルス王子達にはそう話をつけていたから馬車も用意してくれているんだ」
既に手配してくれているのはありがたい。だけどそれに乗るよりはジェット機を召喚して行った方が早いのだ。
「いや、それは――」
「大地さん。せっかくなので馬車で行きましょう!アーデ達が用意してくれているのなら悪くないはずですよ!」
それに乗るより早く行けるはずなのはフルネールもわかった上で言ってきているのだろう。つまりご信託と言うわけなのだ。
「わかったよ。じゃあ馬車で行くか」
そう話をしめるとハンナが少し思い詰めたように口を開く。
「あの!リリア様をよろしくお願いします!」
本当に切実そうな顔のハンナはその思いを大地へと託すようにペコリとお辞儀をするのだった。
明け方の早い時間。澄んだ空気の中で自分の耳元近くから声が聞こえてきた。それに反応したように目を開けた大地は両腕に重みを感じたままであることに気づく。
「起きろと言う割にはなんでフルネールさんは起きてないんですかね?」
寝起きでいきなり目にはいるのが美人の女性と言うのは一つのロマンがあるのは確かだ。これで寝ている場所が自宅の寝室。そのベッドの上とかであれば完璧だろう。
しかし残念。今も昔もギルドの前で寝るだけの路上生活である。
「たまには大地さんより早く起きているんだぞってところを見せたかっただけなので!今もこうして寝ているんです!」
傍迷惑な女神様だこと。
「そうか……二度寝するには微妙な時間に起こしやがって……」
「良いじゃないですか。ほらほら。可愛いフルネールちゃんが目の前にいるんですよ~。ずっと眺めてても良いんですよ~」
「わかったわかった。どうせこの状態じゃ何も出来ねぇしな」
フルネールの逆側にはレヴィアが寝ていて、お腹の辺りには人型のナルが器用に乗っかって寝ている。
「結局、リリアがどこにいるのかもわからないのにフルネールは平常運転だな」
「ふふーん。どうしてか知りたいですか?知りたいですか!?」
反応してきたフルネールのテンションが何時も以上に高い。そのせいで目を覚ましたレヴィアとナルが上半身を起こした。
「もう~なんの話しているのよ~」
「ごしゅじんさま……おはようごじゃいます……」
レヴィアの方は割りとしっかり目に覚醒しているのにたいしてナルの方は寝ぼけ半分の状態だ。
「あら。起こしちゃいました?どうしましょう?」
「いや、どうしましょうじゃなくてフルネールも起き上がれば良いんじゃないかな?」
「まっ!こんな状態で立ち上がったら大地さんにまた覗かれちゃうじゃないですか!」
「立たなきゃいいだろ!あとあれは不可抗力だ!それに見てないんだからいいだろ!……まったく」
そう言うとフルネールは「はーい」と素直に上半身を起こして起き上がる。それでようやく大地も上半身を起こす。
「きゃー」
「おっと」
その過程でナルが転がり落ちそうになるのを背中を支えて止めるとすぐにあぐらをかいてそこに乗せるように座らせた。
「悪い悪い」
と軽めに謝るのはナルが何だかんだで楽しそうにしていたからだ。
「だいじょうぶです!それよりおきるの?」
「ああ、何時もよりはちょっと早いけど滝に行くぞ」
「はい!」
ナルの元気な返事を号令サインとして全員が立ち上がると南の森へと移動を始めた。
そうして何時も通りに滝➡️焚き火➡️飯の流れに沿っているとご飯タイムの時にフルネールを見ながら大地は口を開いた。
「それにしても……まだ調味料も買えてないんだよなぁ」
「そうですね。幸いレヴィアちゃんもナルちゃんも文句を言ってきませんがそろそろ欲しいですよね」
その二人はのんきに魚にかぶりついている。
「ま、俺も早くちゃんとしたフルネールの手料理を食いたいしな」
「ま!大地さん。それは告白ですか?お嫁さんに来て欲しいと?照れちゃいますね!」
「いやっ!ちがっ!なぜそうなる!?」
軽く頬を染めるフルネールに対して大地は顔を赤くしながら叫ぶ。
「ふふ、でも……いくら私でもお嫁さんになって裸エプロンの夢は叶えてあげることは難しいですね」
「話を飛躍させるな。誰もそんなこと言ってねぇよ」
「そうですか?あれでしたら私からリリアちゃんへお願いしてあげますよ?」
「やめろ。マジやめろ」
そんな事されたら嫌われるか牢屋行きかの二択にしかならん。
「それに何故リリアなんだ?」
「え?リリアちゃんが一番良さそうだと思ったんですが、ご希望ならシャーリーさんやクラリスさんにお願いしましょうか?」
「頼むから本当にやめろ」
「頼まれては仕方ありませんね!じゃあ手当たり次第にお願いして見ましょうか!」
「そっちは頼んでねぇ!」
「またまた~」等と宣ってきたので無視して視線をレヴィア達へと移す。
「あ、ほら。ご飯を食べるときはもっとお行儀良くしないとダメよ」
「はい!」
ナルが少し落ち着かない様子で食べているせいで魚の身をぼろぼろこぼしているのを見かねたレヴィアが注意している様子だ。
「こうしてみると二人は本当に姉妹みたいだな」
その言葉にレヴィアとナルはお互い目を合わせた。そしてナルが笑顔に満ちた表情でいった。
「レヴィアおねえちゃん!」
「改めてそう呼ばれるの……悪くないわね」
ナルに対するレヴィアの反応も満更ではない様子で微笑んだ。
そうして朝食を済ませ森からホワイトキングダムに戻ると入り口でメイドが立っているのが見えた。それは昨日も会ったメイドのハンナだ。
「ハンナさん?」
「ダイチさん!リリア様が転移魔法で向かったと思われる情報を聞いてきたのでお伝えしに来ました!」
「それは本当か!?」
「はい!お城の門番さんが言うには夜中に南へ延びる転移痕を見たと……」
「南……か。」
「はい。それとこちらの方もお連れしました」
ハンナの後ろから鎧の刷れる音を立てながら一人の男が顔を出す。
「君がダイチだったんだね。言ってくれれば良いのに」
その男には見覚えがある。昨日、森の中で迷子になっていた騎士だ。
「面と向かって名乗るのも恥ずかしいからな……もう観光は終わったのか?」
「そうだね。でも一番の目的だったリリア様に会うことが出来なくてね。その事についてクルス王子やアーデルハイド王女と話している時にそちらのメイドに話を聞いたんだよ」
「リリアに会いにね……。残念だがどこにいるのかわからなくて手詰まりなんだ」
「それなんだけど、もしかしたらナイトガーデン何じゃないかって思ってるんだ」
「ナイトガーデン?」
その単語は聞き覚えがある。ここから南に行くとあるらしい。そして三騎士と言われる騎士もいると。
「お前もしかして三騎士って奴なのか?」
大地がそう聞くと「僕?」と一言沿えてから笑いだした。
「違うよ。僕は……ただの騎士だよ」
怪しい。「ただの」何てつける奴は大抵何かを隠していると相場が決まっているのだ。しかしそれを言及したところで意味はないだろう。
大地さん!私もナイトガーデンに行きたいです!きっと美味しいものがいっぱいありますよ!行けば大地さんも美味しい思いが出来ますよ!
前者はわかるけど後者の美味しい思いってのは何なんだよ!
きっと大地さんが考えてもいないことです!楽しみですね!
行くことは確定なんだな……。
フルネールの急な提案に大地は驚きはしたがフルネールが何の意味もなく提案するとは信じられない。
「ただの騎士ね……。ま、いいや。情報をありがとな。俺達はナイトガーデンに行ってみるよ」
「あ!それなんだけど僕も一緒についていっていいかい?」
「え?」
連れていって大丈夫か……?いや、フルネールの反応見ても問題なしだし良いか。
呼びました?
呼んでない。
「わかった。一緒に行くか」
「助かるよ。実はクルス王子達にはそう話をつけていたから馬車も用意してくれているんだ」
既に手配してくれているのはありがたい。だけどそれに乗るよりはジェット機を召喚して行った方が早いのだ。
「いや、それは――」
「大地さん。せっかくなので馬車で行きましょう!アーデ達が用意してくれているのなら悪くないはずですよ!」
それに乗るより早く行けるはずなのはフルネールもわかった上で言ってきているのだろう。つまりご信託と言うわけなのだ。
「わかったよ。じゃあ馬車で行くか」
そう話をしめるとハンナが少し思い詰めたように口を開く。
「あの!リリア様をよろしくお願いします!」
本当に切実そうな顔のハンナはその思いを大地へと託すようにペコリとお辞儀をするのだった。
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