207 / 281
月光の花嫁
情報の鮮度は印象に残っているかどうか
しおりを挟む
「何か大きな音でも出してくれたなら良いんだけど」
宿を出るなり回りを見る。当然そこにウサギ耳の女性は居るはずもない。一先ず大地がとれる手段として小蜘蛛をホワイトキングダム全域にばらまくことだ。
北にある貴族御用達の服屋や廃墟区域にやったのと同じ要領でホワイトキングダム内を全てマッピングする。
時間は掛かるが今打てる手はこれだ。だけどまだ足りない。どうしたら……。
「あれ?ダイチのおっさんじゃないか」
大地を見かけた剣士のカイ、斧を武器とするマリン、魔法使いのオーガスが集まってきた。
「カイか」
「おう!今度Bランクへ昇格依頼をやるんだぜ」
「そうか……なぁ、ここいらでウサギ耳を生やした女性は見なかったか?」
せっかくの自慢を軽くスルーされてしまいテンションを少し下げてから大地へと聞いた。
「……亜人ってことか?」
「あー、たぶん?」
本当に亜人であるのかわからない為、そう答えるしかないが、言われたカイとしては曖昧な表現で少し呆れる。
「はぁ。ウサギの亜人が働いている店を知っているが?」
「そう言うのではなく、ここいらじゃ見ない服装の人なんだけど……探しているんだ」
「見かけたことはないな。……もしかして急を要することなのか?」
カイがチラリとリリアへ視線を向ける。そのリリアも心配そうな顔でピンときたカイは大地へそう訪ねる。
「ああ、ちょっと不味いかもしれないんだ」
カイは少しだけ考えるそぶりをして顔をあげた。
「3分ほど待てるか?」
「3分?」
リリアへ顔を向けてどうするかを聞こうとするが、その前に頷いて待てる意思を示してくれる。
「ああ、大丈夫だ」
カイはその言葉を受けて直ぐにその場を離れて回りの店へ入ってはすぐ出てくるを繰り返し始めた。
その意図がわからず怪訝そうに見ている大地とリリアにオーガスが説明してくれる。
「カイは人を探すのが得意でな。特に聞き込み能力だけならSランクも顔負けなほどだ」
「つまり今カイがしてくれているのは」
「聞き込みだな。この宿回りには店が結構並んでいるし、カイの知らない店は殆どないからな。ダイチさんが言う女性について何か情報を渡したいんだろう」
なるほど。とは言え3分でそんなに情報が手に入るものなのか?
「……何でカイはそこまでしてくれるんだ?」
「それは本人から直接聞くといいな」
大地の呟くような言葉にオーガスはニヤリと笑みを作った。そして、ほどなくしてカイが戻ってくる。
「おっさん。そのウサギの亜人だけど北に向かった証言が幾つか取れた。そっちの方面を探した方が良いかもしれない」
「よくそんな情報を手に入れられるな」
「殆どの人が顔見知りだからな。それに今回は亜人だし……」
「ん?そうか。なんにせよ助かったよ!」
なにか含みのある言い方だったが今はそれよりもシーラと名乗った女性を探す方が先決である。
「カイ。またな!」
「ああ。また!」
大地とリリアが北に向かって走るのを見届けたカイはボソッと言う。
「……今度こそ確りクラリスの姉さんに鍛えてもらおうかな」
「貴方……死ぬ気なの?」
「もしかして自暴自棄になっているのか?」
マリン、オーガスは未来ある若者の言葉とは思えないといった様子で言うのに対してカイは「死ぬ気も自暴自棄にもなってない!!」と叫ぶのだった。
北に向かって走る大地にリリアはついていきながら、亜人について伝えておこうと思い口を開いた。
「あの、亜人についてなのですが……」
走りながらのせいか息を少し乱して言うこととなるが、その少しの苦しみをリリアは無視をする。何せそれよりもこれから話す内容の方が言いにくいのだから。
「亜人についてってのは嫌っている人が多い。と言う話か?」
前にリリエッタがそう言っていたのを覚えている。特に少し悲しそうにしていた顔は印象的だった。
「そうですね。……いえ、嫌っている程度なら良いんです。私達が見えないところでこの国の色々な人から虐げられている話しも聞いたことがあります」
迫害されていると言うことなのか?
「確かエルフも亜人だよな?ライズやシャーリーといても嫌そうな顔をしている人を見たことがないが」
「はい。エルフのような方は魔力は高くても身体能力はそれほどではなく、何より基本的に森で住んでいるので国での馴染みは薄いから敵視されないのだと思います」
希少だと認識が違うのか……?
「ですが、動物型の亜人の方は人間よりも非常に高い身体能力を子供の時から持っていて争いが絶えず、エルフと比べると多く住んでいます」
争いね……。
「つまり亜人を怖がっているのか?だから排除しようとしているってところか」
「はい。お父様もお母様も皆仲良くするように何とかしようとしているのですが……」
「仲良く……可愛い言い方だな」
「っ!?も、もー!私は真剣に……!!」
走りながら顔を赤くして怒った様子を見せるリリアを宥める様に大地は言った。
「ああ。わかっている。それにクラリスを見れば頑張っているのだって事もな」
リリエッタも亜人だが姿を隠しているのだ。大地には明かしてくれたがそれを平然としゃべってしまうのは信頼してくれた彼女を裏切ることだ。
「……はい。クラリスさんは本当にすごいと思います。Sランクになる前も、Sランクになってからも亜人だから大変だったと思います」
あー、前にギルド長がクラリスを気にしていたのはそう言うことだったのかな。それに確かハンターが安いお金で住める場所に住んでいるんだっけな。Sランクの彼女がそこに住む理由も関係してるのかな?……ま、まぁ俺よりも良い暮らしなわけだし俺が心配するのは余計なお節介か。
「ですから……。ダイチさん。もしクラリスさんが困っていたら助けて上げてください」
リリア自身が言っていたようにその表情からも真剣さは伝わってくる。だからこそ大地も確りとした口調で応える。
「もちろんだ。クラリスだけじゃない。リリアも困った事があったら言えよ?」
「……はい」
リリアは笑顔で返した。だけど心なしかその笑顔に影が差しているようにも見えた。
宿を出るなり回りを見る。当然そこにウサギ耳の女性は居るはずもない。一先ず大地がとれる手段として小蜘蛛をホワイトキングダム全域にばらまくことだ。
北にある貴族御用達の服屋や廃墟区域にやったのと同じ要領でホワイトキングダム内を全てマッピングする。
時間は掛かるが今打てる手はこれだ。だけどまだ足りない。どうしたら……。
「あれ?ダイチのおっさんじゃないか」
大地を見かけた剣士のカイ、斧を武器とするマリン、魔法使いのオーガスが集まってきた。
「カイか」
「おう!今度Bランクへ昇格依頼をやるんだぜ」
「そうか……なぁ、ここいらでウサギ耳を生やした女性は見なかったか?」
せっかくの自慢を軽くスルーされてしまいテンションを少し下げてから大地へと聞いた。
「……亜人ってことか?」
「あー、たぶん?」
本当に亜人であるのかわからない為、そう答えるしかないが、言われたカイとしては曖昧な表現で少し呆れる。
「はぁ。ウサギの亜人が働いている店を知っているが?」
「そう言うのではなく、ここいらじゃ見ない服装の人なんだけど……探しているんだ」
「見かけたことはないな。……もしかして急を要することなのか?」
カイがチラリとリリアへ視線を向ける。そのリリアも心配そうな顔でピンときたカイは大地へそう訪ねる。
「ああ、ちょっと不味いかもしれないんだ」
カイは少しだけ考えるそぶりをして顔をあげた。
「3分ほど待てるか?」
「3分?」
リリアへ顔を向けてどうするかを聞こうとするが、その前に頷いて待てる意思を示してくれる。
「ああ、大丈夫だ」
カイはその言葉を受けて直ぐにその場を離れて回りの店へ入ってはすぐ出てくるを繰り返し始めた。
その意図がわからず怪訝そうに見ている大地とリリアにオーガスが説明してくれる。
「カイは人を探すのが得意でな。特に聞き込み能力だけならSランクも顔負けなほどだ」
「つまり今カイがしてくれているのは」
「聞き込みだな。この宿回りには店が結構並んでいるし、カイの知らない店は殆どないからな。ダイチさんが言う女性について何か情報を渡したいんだろう」
なるほど。とは言え3分でそんなに情報が手に入るものなのか?
「……何でカイはそこまでしてくれるんだ?」
「それは本人から直接聞くといいな」
大地の呟くような言葉にオーガスはニヤリと笑みを作った。そして、ほどなくしてカイが戻ってくる。
「おっさん。そのウサギの亜人だけど北に向かった証言が幾つか取れた。そっちの方面を探した方が良いかもしれない」
「よくそんな情報を手に入れられるな」
「殆どの人が顔見知りだからな。それに今回は亜人だし……」
「ん?そうか。なんにせよ助かったよ!」
なにか含みのある言い方だったが今はそれよりもシーラと名乗った女性を探す方が先決である。
「カイ。またな!」
「ああ。また!」
大地とリリアが北に向かって走るのを見届けたカイはボソッと言う。
「……今度こそ確りクラリスの姉さんに鍛えてもらおうかな」
「貴方……死ぬ気なの?」
「もしかして自暴自棄になっているのか?」
マリン、オーガスは未来ある若者の言葉とは思えないといった様子で言うのに対してカイは「死ぬ気も自暴自棄にもなってない!!」と叫ぶのだった。
北に向かって走る大地にリリアはついていきながら、亜人について伝えておこうと思い口を開いた。
「あの、亜人についてなのですが……」
走りながらのせいか息を少し乱して言うこととなるが、その少しの苦しみをリリアは無視をする。何せそれよりもこれから話す内容の方が言いにくいのだから。
「亜人についてってのは嫌っている人が多い。と言う話か?」
前にリリエッタがそう言っていたのを覚えている。特に少し悲しそうにしていた顔は印象的だった。
「そうですね。……いえ、嫌っている程度なら良いんです。私達が見えないところでこの国の色々な人から虐げられている話しも聞いたことがあります」
迫害されていると言うことなのか?
「確かエルフも亜人だよな?ライズやシャーリーといても嫌そうな顔をしている人を見たことがないが」
「はい。エルフのような方は魔力は高くても身体能力はそれほどではなく、何より基本的に森で住んでいるので国での馴染みは薄いから敵視されないのだと思います」
希少だと認識が違うのか……?
「ですが、動物型の亜人の方は人間よりも非常に高い身体能力を子供の時から持っていて争いが絶えず、エルフと比べると多く住んでいます」
争いね……。
「つまり亜人を怖がっているのか?だから排除しようとしているってところか」
「はい。お父様もお母様も皆仲良くするように何とかしようとしているのですが……」
「仲良く……可愛い言い方だな」
「っ!?も、もー!私は真剣に……!!」
走りながら顔を赤くして怒った様子を見せるリリアを宥める様に大地は言った。
「ああ。わかっている。それにクラリスを見れば頑張っているのだって事もな」
リリエッタも亜人だが姿を隠しているのだ。大地には明かしてくれたがそれを平然としゃべってしまうのは信頼してくれた彼女を裏切ることだ。
「……はい。クラリスさんは本当にすごいと思います。Sランクになる前も、Sランクになってからも亜人だから大変だったと思います」
あー、前にギルド長がクラリスを気にしていたのはそう言うことだったのかな。それに確かハンターが安いお金で住める場所に住んでいるんだっけな。Sランクの彼女がそこに住む理由も関係してるのかな?……ま、まぁ俺よりも良い暮らしなわけだし俺が心配するのは余計なお節介か。
「ですから……。ダイチさん。もしクラリスさんが困っていたら助けて上げてください」
リリア自身が言っていたようにその表情からも真剣さは伝わってくる。だからこそ大地も確りとした口調で応える。
「もちろんだ。クラリスだけじゃない。リリアも困った事があったら言えよ?」
「……はい」
リリアは笑顔で返した。だけど心なしかその笑顔に影が差しているようにも見えた。
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
【完結】政略結婚をしたらいきなり子持ちになりました。義娘が私たち夫婦をニヤニヤしながら観察してきます。
水都 ミナト
恋愛
私たち夫婦は祖父同士が決めた政略結婚だ。
実際に会えたのは王都でのデビュタントだけで、それ以外は手紙で長らく交流を重ねてきた。
そんなほぼ初対面にも等しき私たちが結婚して0日目。私たちに娘ができた。
事故で両親を亡くした遠い親戚の子を引き取ることになったのだ。
夫婦としてだけでなく、家族としてもお互いのことを知っていかねば……と思っていたら、何やら義娘の様子がおかしくて――?
「推しカプ最高」って、なんのこと?
★情緒おかしめの転生幼女が推しカプ(両親)のバッドエンド回避のため奔走するハイテンション推し活コメディです
★短編版からパワーアップしてお届け。第一話から加筆しているので、短編版をすでにご覧の方も第一話よりお楽しみいただけます!
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
辺境伯はつれない妻を口説き落としたい
さくたろう
恋愛
素行不良で王家を追われた王子ヒースは、弟の元婚約者エレノアを押し付けられ仕方なく結婚するが、彼女が行った弟の毒殺未遂の罪を着せられ、あろうことか処刑されてしまう。
だが目覚めると、なんと結婚式当日に戻っていた!
こうなっては二度と死にたくない!
死んでたまるものか!
浮かんだ妙案は、エレノアの弟への未練を断ち切るべく、彼女を口説き落とすことだった。だが今までの女と違ってつれない態度のエレノアに、ヒース自身がのめり込んでしまう。やがて彼女の本当の目的を知ることになったヒースは彼女のためにあることをしようと決意する。
全7話、短編です。
転生鍛冶師は異世界で幸せを掴みます! 〜物作りチートで楽々異世界生活〜
かむら
ファンタジー
剣持匠真は生来の不幸体質により、地球で命を落としてしまった。
その後、その不幸体質が神様によるミスだったことを告げられ、それの詫びも含めて匠真は異世界へと転生することとなった。
思ったよりも有能な能力ももらい、様々な人と出会い、匠真は今度こそ幸せになるために異世界での暮らしを始めるのであった。
☆ゆるゆると話が進んでいきます。
主人公サイドの登場人物が死んだりなどの大きなシリアス展開はないのでご安心を。
※感想などの応援はいつでもウェルカムです!
いいねやエール機能での応援もめちゃくちゃ助かります!
逆に否定的な意見などはわざわざ送ったりするのは控えてください。
誤字報告もなるべくやさしーく教えてくださると助かります!
#80くらいまでは執筆済みなので、その辺りまでは毎日投稿。
王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。
これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。
しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。
それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。
事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。
妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。
故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
婚約も結婚も計画的に。
cyaru
恋愛
長年の婚約者だったルカシュとの関係が学園に入学してからおかしくなった。
忙しい、時間がないと学園に入って5年間はゆっくりと時間を取ることも出来なくなっていた。
原因はスピカという一人の女学生。
少し早めに貰った誕生日のプレゼントの髪留めのお礼を言おうと思ったのだが…。
「あ、もういい。無理だわ」
ベルルカ伯爵家のエステル17歳は空から落ちてきた鳩の糞に気持ちが切り替わった。
ついでに運命も切り替わった‥‥はずなのだが…。
ルカシュは婚約破棄になると知るや「アレは言葉のあやだ」「心を入れ替える」「愛しているのはエステルだけだ」と言い出し、「会ってくれるまで通い続ける」と屋敷にやって来る。
「こんなに足繁く来られるのにこの5年はなんだったの?!」エステルはルカシュの行動に更にキレる。
もうルカシュには気持ちもなく、どちらかと居言えば気持ち悪いとすら思うようになったエステルは父親に新しい婚約者を選んでくれと急かすがなかなか話が進まない。
そんな中「うちの息子、どうでしょう?」と声がかかった。
ルカシュと早く離れたいエステルはその話に飛びついた。
しかし…学園を退学してまで婚約した男性は隣国でも問題視されている自己肯定感が地を這う引き籠り侯爵子息だった。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★8月22日投稿開始、完結は8月25日です。初日2話、2日目以降2時間おき公開(10:10~)
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
ヒロト
恋愛
ここは・・・乙女ゲームの世界!?
しかも、ヒロインの中!?
そして、妹!
さっきからやかましい!!
盛り上がっている場合じゃな〜い!!
マトモなのは俺だけかよ・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる