178 / 281
フェアリーダウン
ホワイトファングとの戦い
しおりを挟む
――大地がザルドーラを追って行った後。
レイヴン達は目の前のホワイファングを倒すべく各々の武器を構えた。
レイヴンは大きなハンマーだ。魔力を込めることで爆発を起こすことができる。
レルムの武器はジャマダハルという名の武器だ。変わった形の柄を握ることで拳の先に刃が来るようになっている。
そしてミルの武器は自分の中指にしている小さな指輪の形をした魔道具だ。
今のままでは武器としての機能は全くない。だからこそミルは魔道具を起こす。ミルは共に戦う指輪の宝石に「お願い力を貸して」と言って軽く口づけをしながら魔力を込める。すると指輪の宝石から何か光の塊がいくつも飛び出してきた。その塊はミルの半分くらいのサイズで桜の花びらの形になるとミルの周りをくるくると回り始める。これが妖精が妖精の為に作った魔道具である。
「全力で行くぞ!」
レイヴンがホワイトファングの強さを正確に理解して号令をかけ、レイヴンがホワイトファングへ跳躍するとその重くて大きいハンマーを振り下ろした。だが、ホワイトファングはそのハンマーを後ろに下がってから避けたあと跳躍してレイヴンを爪で切りつけていた。
「ぐっ……」
ホワイトファングの着地地点を見極めていたレルムが真上からホワイトファングの背中を切り付ける。――が、思った以上に深く切ることができなかった。
切られたホワイトファングは風魔法で自身の下から竜巻を生み出してレルムを吹き飛ばす。宙に飛ばされたレルムは体勢を空中で立て直すと足から地面に着地した。
「ッチ……硬いな。重い一撃じゃないとダメージは伝わらないか」
「私が足止めするわ」
ミルが桜の花を動かす。それは空中に浮かび上がると一定の間隔で並ぶ。そしてそれが線で連結していった。その形を魔法陣と呼ぶ。ミルの武器はフェアリーズフラワー。時に妖精の魔力の底上げ、時に妖精の魔法範囲を広げたり、時に直接攻撃する武器や盾にもなる。そして今回は魔力を底上げするための魔法陣を組んだ。
「アイスバーン!!」
ミルが貯めた魔力を開放するとホワイトファングの足ごと地面を凍らせた。
「今よ!!」
レイヴンが再び跳躍した。今度の一撃は避けることができないことを見越してだ。なにせミルの魔法はそうそう砕くことは出来ないと経験上知っているし信頼しているから。
「だぁりゃあああ!!」
空中で縦に一回転して遠心力を加えながらレイヴンはホワイトファングへそのハンマーを叩き下ろす。だが、ホワイトファングは風魔法でレイヴンを追い返そうと豪風を放ち続ける。
「くっ……そっおーーーーーー!!!」
もう少しで仕留められたはずだった。ホワイトファングの魔法がかなり強力でレイヴンが押し切る前に吹き飛ばされてしまった。そしてミルが作った足止めの氷がすべて砕かれてしまった。ゆっくり歩きながら相貌をレイヴン達に向けるその姿はまるで『この程度で終わりか?』などと言いたそうに優雅であった。
「舐めてくれるじゃない……少し強くなっただけで偉そうにしないでほしいわね」
再びミルが魔力を高めて魔法を使う。
「ロックフォール!!」
ホワイトファングの頭上に巨大な岩の塊が出来上がった。それが落ちていく時に砕けて大小の岩の塊を降らせた。そしてその中にレルムが飛び込んでいくと大きい岩に飛び移りながらホワイトファングへ一気に近づき切り刻んでいく。
岩と斬撃の連続にホワイトファングは唸りながらその中から飛び出すとミルへ牙をむける。しかし、立ちはだかるようにレイヴンがハンマーを勢いよく振り上げた。今度こそしっかりと命中すると爆発を起こしホワイトファングは後方へ吹き飛ばされて地面へ落ちる。
強化されていようがレイヴンの一撃を受けたのなら無事ではすまない……はずだが、ホワイトファングはむくりと立ち上がると先ほどよりも目をギラつかせていた。そして一瞬の内にレルムの背後に回った。レルムが気づいたころには既に遅くその体躯と重量の乗った目にも止まらない一撃はレルムをいとも簡単に吹き飛ばす。
「がはっ……」
口から吐血しながらもレルムは何とか立ち上がり息を乱しながら武器を構える。動きを視認することしか出来なかった。来るとわかったときには体は動かせず受け入れることしか出来なかった。
「くそったれ!!」
レイヴンが殴り掛かるも即座に避けられ爪による斬撃がレイヴンの肉を削っていく。
「ウィンドサイクロン!」
狙いを定め、ホワイトファングへと風魔法を放つ。竜巻を横にして飛ばしたような魔法は間違いなくホワイトファングへと向かっていくが、一鳴きで同じ魔法をホワイトファングが発動させて風魔法同士がぶつかり合った。威力は相殺されあたりに瞬間的な暴風を巻き起こしてお互いの魔法は消滅する。
「任せろ!」
レルムが真上からジャマダハルの先を向けて突き刺しに掛かった。そのレルムにホワイトファングが風の槍を即座に叩き込む。……が、真上から落ちてきていたはずのレルムは陽炎のように消えてしまった。
「何度も上からくると思っているのか?――暗殺伎サウンドレスブレード」
いつの間にかにホワイトファングの横にいたレルムがホワイトファングを通り抜けるように無音で移動すると、その白と黒の体をエックス字に切り裂いた。
「このまま畳みかける!」
レルムが与えた一撃により怯んだ隙をねらってレイヴンが高く飛び上がると回転をし始めた。それも今度は一度ではなく何回転もしていく。
そしてその間にミルは魔力を更に溜める為に詠唱を開始した。
「赤に青、黄と緑。異色交わりし属性よ。彼の者に災厄をもたらせ」
――ホワイトファングが動こうとした時、ミルが魔法を唱えた。
「エレメントディザスター!」
ホワイトファングの体に炎が蛇の様にまとわりつき、幾つもの氷のツララが突き刺さり、砂粒で足は取られて身動きが封じられ、激しい風の刃が切り刻んでいく。そして真上からレイヴンがホワイトファングの頭めがけて落ちてきた。
「ローリングメテオクラッシュ!!」
ホワイトファングの頭に命中すると同時に最大火力で爆発を巻き起こし、爆炎は天へと昇った。
「ふぅ……おつかれさん」
ピクリとも動かなくなったホワイトファングを見て倒したと感じたレイヴンが疲労の息を吐きだしながらレルムとミルを労わる。
「そっちもな。……にしても、いつにもまして大爆発起こしたな」
すでに魔法は消え、砂粒も氷のツララもレイヴンの破壊力ですべて消し飛んでいる。その様子を見てレイヴンの破壊力に若干引く。
「いや……クラリス先輩の足元くらいにしか及ばないからな」
クラリスはそうそう本気で攻撃することがない。だが一度見たクラリスの破壊力はそうそう忘れることができずレイヴンは首を横に振って残念そうに言った。
「レイヴン!避けなさい!」
「――え?」
ミルが叫び、レイヴンが振り返った直後にホワイトファングの雷光を纏った重い一撃がレイヴンへと叩き込まれた。
レイヴン達は目の前のホワイファングを倒すべく各々の武器を構えた。
レイヴンは大きなハンマーだ。魔力を込めることで爆発を起こすことができる。
レルムの武器はジャマダハルという名の武器だ。変わった形の柄を握ることで拳の先に刃が来るようになっている。
そしてミルの武器は自分の中指にしている小さな指輪の形をした魔道具だ。
今のままでは武器としての機能は全くない。だからこそミルは魔道具を起こす。ミルは共に戦う指輪の宝石に「お願い力を貸して」と言って軽く口づけをしながら魔力を込める。すると指輪の宝石から何か光の塊がいくつも飛び出してきた。その塊はミルの半分くらいのサイズで桜の花びらの形になるとミルの周りをくるくると回り始める。これが妖精が妖精の為に作った魔道具である。
「全力で行くぞ!」
レイヴンがホワイトファングの強さを正確に理解して号令をかけ、レイヴンがホワイトファングへ跳躍するとその重くて大きいハンマーを振り下ろした。だが、ホワイトファングはそのハンマーを後ろに下がってから避けたあと跳躍してレイヴンを爪で切りつけていた。
「ぐっ……」
ホワイトファングの着地地点を見極めていたレルムが真上からホワイトファングの背中を切り付ける。――が、思った以上に深く切ることができなかった。
切られたホワイトファングは風魔法で自身の下から竜巻を生み出してレルムを吹き飛ばす。宙に飛ばされたレルムは体勢を空中で立て直すと足から地面に着地した。
「ッチ……硬いな。重い一撃じゃないとダメージは伝わらないか」
「私が足止めするわ」
ミルが桜の花を動かす。それは空中に浮かび上がると一定の間隔で並ぶ。そしてそれが線で連結していった。その形を魔法陣と呼ぶ。ミルの武器はフェアリーズフラワー。時に妖精の魔力の底上げ、時に妖精の魔法範囲を広げたり、時に直接攻撃する武器や盾にもなる。そして今回は魔力を底上げするための魔法陣を組んだ。
「アイスバーン!!」
ミルが貯めた魔力を開放するとホワイトファングの足ごと地面を凍らせた。
「今よ!!」
レイヴンが再び跳躍した。今度の一撃は避けることができないことを見越してだ。なにせミルの魔法はそうそう砕くことは出来ないと経験上知っているし信頼しているから。
「だぁりゃあああ!!」
空中で縦に一回転して遠心力を加えながらレイヴンはホワイトファングへそのハンマーを叩き下ろす。だが、ホワイトファングは風魔法でレイヴンを追い返そうと豪風を放ち続ける。
「くっ……そっおーーーーーー!!!」
もう少しで仕留められたはずだった。ホワイトファングの魔法がかなり強力でレイヴンが押し切る前に吹き飛ばされてしまった。そしてミルが作った足止めの氷がすべて砕かれてしまった。ゆっくり歩きながら相貌をレイヴン達に向けるその姿はまるで『この程度で終わりか?』などと言いたそうに優雅であった。
「舐めてくれるじゃない……少し強くなっただけで偉そうにしないでほしいわね」
再びミルが魔力を高めて魔法を使う。
「ロックフォール!!」
ホワイトファングの頭上に巨大な岩の塊が出来上がった。それが落ちていく時に砕けて大小の岩の塊を降らせた。そしてその中にレルムが飛び込んでいくと大きい岩に飛び移りながらホワイトファングへ一気に近づき切り刻んでいく。
岩と斬撃の連続にホワイトファングは唸りながらその中から飛び出すとミルへ牙をむける。しかし、立ちはだかるようにレイヴンがハンマーを勢いよく振り上げた。今度こそしっかりと命中すると爆発を起こしホワイトファングは後方へ吹き飛ばされて地面へ落ちる。
強化されていようがレイヴンの一撃を受けたのなら無事ではすまない……はずだが、ホワイトファングはむくりと立ち上がると先ほどよりも目をギラつかせていた。そして一瞬の内にレルムの背後に回った。レルムが気づいたころには既に遅くその体躯と重量の乗った目にも止まらない一撃はレルムをいとも簡単に吹き飛ばす。
「がはっ……」
口から吐血しながらもレルムは何とか立ち上がり息を乱しながら武器を構える。動きを視認することしか出来なかった。来るとわかったときには体は動かせず受け入れることしか出来なかった。
「くそったれ!!」
レイヴンが殴り掛かるも即座に避けられ爪による斬撃がレイヴンの肉を削っていく。
「ウィンドサイクロン!」
狙いを定め、ホワイトファングへと風魔法を放つ。竜巻を横にして飛ばしたような魔法は間違いなくホワイトファングへと向かっていくが、一鳴きで同じ魔法をホワイトファングが発動させて風魔法同士がぶつかり合った。威力は相殺されあたりに瞬間的な暴風を巻き起こしてお互いの魔法は消滅する。
「任せろ!」
レルムが真上からジャマダハルの先を向けて突き刺しに掛かった。そのレルムにホワイトファングが風の槍を即座に叩き込む。……が、真上から落ちてきていたはずのレルムは陽炎のように消えてしまった。
「何度も上からくると思っているのか?――暗殺伎サウンドレスブレード」
いつの間にかにホワイトファングの横にいたレルムがホワイトファングを通り抜けるように無音で移動すると、その白と黒の体をエックス字に切り裂いた。
「このまま畳みかける!」
レルムが与えた一撃により怯んだ隙をねらってレイヴンが高く飛び上がると回転をし始めた。それも今度は一度ではなく何回転もしていく。
そしてその間にミルは魔力を更に溜める為に詠唱を開始した。
「赤に青、黄と緑。異色交わりし属性よ。彼の者に災厄をもたらせ」
――ホワイトファングが動こうとした時、ミルが魔法を唱えた。
「エレメントディザスター!」
ホワイトファングの体に炎が蛇の様にまとわりつき、幾つもの氷のツララが突き刺さり、砂粒で足は取られて身動きが封じられ、激しい風の刃が切り刻んでいく。そして真上からレイヴンがホワイトファングの頭めがけて落ちてきた。
「ローリングメテオクラッシュ!!」
ホワイトファングの頭に命中すると同時に最大火力で爆発を巻き起こし、爆炎は天へと昇った。
「ふぅ……おつかれさん」
ピクリとも動かなくなったホワイトファングを見て倒したと感じたレイヴンが疲労の息を吐きだしながらレルムとミルを労わる。
「そっちもな。……にしても、いつにもまして大爆発起こしたな」
すでに魔法は消え、砂粒も氷のツララもレイヴンの破壊力ですべて消し飛んでいる。その様子を見てレイヴンの破壊力に若干引く。
「いや……クラリス先輩の足元くらいにしか及ばないからな」
クラリスはそうそう本気で攻撃することがない。だが一度見たクラリスの破壊力はそうそう忘れることができずレイヴンは首を横に振って残念そうに言った。
「レイヴン!避けなさい!」
「――え?」
ミルが叫び、レイヴンが振り返った直後にホワイトファングの雷光を纏った重い一撃がレイヴンへと叩き込まれた。
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む
紫楼
ファンタジー
酔っ払って寝て起きたらなんか手が小さい。びっくりしてベットから落ちて今の自分の情報と前の自分の記憶が一気に脳内を巡ってそのまま気絶した。
私は放置された16歳の少女リーシャに転生?してた。自分の状況を理解してすぐになぜか王様の命令で辺境にお嫁に行くことになったよ!
辺境はイケメンマッチョパラダイス!!だったので天国でした!
食べ物が美味しくない国だったので好き放題食べたい物作らせて貰える環境を与えられて幸せです。
もふもふ?に出会ったけどなんか違う!?
もふじゃない爺と契約!?とかなんだかなーな仲間もできるよ。
両親のこととかリーシャの真実が明るみに出たり、思わぬ方向に物事が進んだり?
いつかは立派な辺境伯夫人になりたいリーシャの日常のお話。
主人公が結婚するんでR指定は保険です。外見とかストーリー的に身長とか容姿について表現があるので不快になりそうでしたらそっと閉じてください。完全な性表現は書くの苦手なのでほぼ無いとは思いますが。
倫理観論理感の強い人には向かないと思われますので、そっ閉じしてください。
小さい見た目のお転婆さんとか書きたかっただけのお話。ふんわり設定なので軽ーく受け流してください。
描写とか適当シーンも多いので軽く読み流す物としてお楽しみください。
タイトルのついた分は少し台詞回しいじったり誤字脱字の訂正が済みました。
多少表現が変わった程度でストーリーに触る改稿はしてません。
カクヨム様にも載せてます。
私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。
アーエル
ファンタジー
旧題:私は『聖女ではない』ですか。そうですか。帰ることも出来ませんか。じゃあ『勝手にする』ので放っといて下さい。
【 聖女?そんなもん知るか。報復?復讐?しますよ。当たり前でしょう?当然の権利です! 】
地震を知らせるアラームがなると同時に知らない世界の床に座り込んでいた。
同じ状況の少女と共に。
そして現れた『オレ様』な青年が、この国の第二王子!?
怯える少女と睨みつける私。
オレ様王子は少女を『聖女』として選び、私の存在を拒否して城から追い出した。
だったら『勝手にする』から放っておいて!
同時公開
☆カクヨム さん
✻アルファポリスさんにて書籍化されました🎉
タイトルは【 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください 】です。
そして番外編もはじめました。
相変わらず不定期です。
皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます🙇💕
これからもよろしくお願いします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません
野村にれ
恋愛
人としての限界に達していたヨルレアンは、
婚約者であるエルドール第二王子殿下に理不尽とも思える注意を受け、
話の流れから婚約を解消という話にまでなった。
ヨルレアンは自分の立場のために頑張っていたが、
絶対に婚約を解消しようと拳を上げる。
転生したら死にそうな孤児だった
佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。
保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。
やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。
悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。
世界は、意外と優しいのです。
門番として20年勤めていましたが、不当解雇により国を出ます ~唯一無二の魔獣キラーを追放した祖国は魔獣に蹂躙されているようです~
渡琉兎
ファンタジー
15歳から20年もの間、王都の門番として勤めていたレインズは、国民性もあって自らのスキル魔獣キラーが忌避され続けた結果――不当解雇されてしまう。
最初は途方にくれたものの、すぐに自分を必要としてくれる人を探すべく国を出る決意をする。
そんな折、移住者を探す一人の女性との出会いがレインズの運命を大きく変える事になったのだった。
相棒の獣魔、SSSランクのデンと共に、レインズは海を渡り第二の故郷を探す旅に出る!
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、で掲載しています。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる