174 / 281
フェアリーダウン
必殺のモンスター爆弾
しおりを挟む
ザルドーラの手に風が渦巻いているのがわかる。先ほどは雷に気を取られていて気づけなかったが……。
「そう何度も同じ手を食らうと思うなよ」
ガトリング砲をザルドーラに向けて砲身を回転させる。円形に並べられたいくつもの長い銃身が回転により弾丸の装填や排莢を行って連続して弾丸を発射する事ができ、一発の威力と連射時間により高火力を叩き出せるとんでもない武器だ。
そのガトリングの砲身の回転速度がすぐに規定値に達し、銃口から大量のマズルフラッシュが発生する。数えるのもばからしい程の弾丸の雨がザルドーラへと放たれた。
しかし、その弾丸はどれもザルドーラのかざした掌の前で止まってしまい程なくして地面へと落ちていってしまう。だが、その行動をすると踏んでいた。そして得られる情報はこれで得る事ができて大地が予想通りの展開に笑みをこぼした。
「何を笑っているんですか?」
大地が余裕そうにしていることを不快に思ったザルドーラがイラつきながら言う。
「貴方の攻撃が全て無力化されたというのにそんな余裕があるんでしょうか。ねぇ!?」
ザルドーラが残った手を持ち上げる。この動作はほぼ確実に大地へ危害を加える前動作だろう。だからそのタイミングを狙って大地は足元にスモークグレネードを落とした。一瞬にしてガトリングを撃っている大地を煙が包んでいく。
「……煙ごときでこの私の魔法から逃げ切れると思わないでください!」
虚を突いたことで相手の攻撃タイミングを一瞬だけ遅らせた。でも、煙で完全に隠れることはできずにザルドーラからは薄っすらと煙に隠れた大地が見えてしまっていた。
ザルドーラは浅はかな考えだと切り捨てながら口橋を釣り上げ、そして持ち上げている手を軽く斜めに振った。煙で隠れた大地の影を見えない何かで切りつけるように。その瞬間、ザルドーラの手からいくつもの真空の刃が生まれて飛んでいく。
真空の刃が影へ命中すると風を巻き起こし煙も吹き飛ばしていった。刃によって煙を無理やり晴らせると切り刻まれた姿が露になっていく。
だけど、ザルドーラが考えていた無惨な姿はなかった。現れたのはごつごつとしていて、その姿は鉄のように硬く……というより鉄できていた。そしてザルドーラは嵌められたことに気づく。
「まさか!?」
「引っかかってくれると思ったぜ!」
煙の中でガトリングを撃っていたのは召喚したメカ大地(不細工なでき)だ。簡単な人型で大地に似せただけだが煙の中でならメカだとはわからない事を想定した。そして、見事にザルドーラは大地の思惑に引っかかったということだ。
もちろん大地は既に移動し終わっている。ザルドーラから距離をとりつつその横っ腹にロケットランチャーをぶち込むために。
「くらいな!」
大地がロケットランチャーの引き金を引いた。カチリと音が鳴りロケット弾がバシュッと発射される。誘導式ではないものの動かない相手ならしっかり狙えば当たるはずだ。
ロケット弾はその考え通りにまっすぐザルドーラへと向かった。それでもザルドーラはガトリングガンを受けながら残りの手をかざしてロケット弾を防ぐ。
「虚を突いたつもりでしょうが防ぎきれないと思っていましたか!!」
張り裂けそうな声で叫ぶザルドーラだが大地からしたらそれは焦りの表れにしか見えない。何せ弾丸の雨とロケット弾で両手がふさがっているのだから3発目を防ぐ余力などないだろう。だってもう手に余りがないのだから。
大地がにやりと笑みを浮かべた。その大地が見せる余裕の笑みに違和感を覚えたザルドーラが上を見上げた。
「気づいたか。だが……」
ザルドーラが気づいたこと。それは自分に影がかかっていることだ。はるか上空には確かに何かの塊が見える。それほど小さい……1秒前はそう思っていた。だがそれは誤りだ。その1秒後にははっきりと見えるほど近づいてきている。
「もう遅い!」
ザルドーラの上空から力を加えてものすごい速さで落とす武器。それは大きな岩の塊と言ってしまえるのだが燃え盛っていて表面には黒い模様が三つついている。まるで顔のように。そしてそれはモンスターの名前をとった兵器だった。
「つぶれろ。フレアスター!!」
火山であったモンスターのフレアスターはサッカーボールくらいの大きさだ。しかし、大地が兵器として似せて召喚したフレアスターの大きさはとてつもない大きさである。その大きさはなんと!二階建て一軒家に匹敵するほどだ。
「――なんだとっ!?」
ザルドーラが大地の兵器を見た瞬間に驚きの声を上げた。今両手は弾丸の雨とロケット弾で手いっぱいだ。つまり上から降ってくる大きな塊を防ぐ余力なんてない。
「くっ……」
フレアスターがザルドーラに落ちる。飛行していたザルドーラはその衝撃を一身に受けるとフレアスターごと地面へと叩き落されると、地面が揺れて亀裂が走り破壊音が鳴り響く。
しかし、それでもザルドーラは倒れることはない。燃え盛るフレアスターに当たる瞬間、ザルドーラはロケット弾を無力化し、弾丸の雨を甘んじて受けながらフレアスターへ防御を回したのだ。
体にはっている防御魔法によってガトリング弾はなんとか耐えられる。そのおかげもあってフレアスターは直撃にはならなかった。でも大地の召喚したフレアスターを完全に止めることは出来ず、また、すぐに壊すことも出来ないせいでザルドーラは釘付けになるしかなかった。
「この……程度で……」
それでも抗い続ける。魔法を使って一撃で粉砕しすぐに真空の刃を大地に向けて打つ。即座に判断したザルドーラはフレアスターを壊すために魔力を集め始めた。3秒。その時間があればパンドラの魔力であれば十分破壊することが出来るだろう。
「ああ。この程度で終わらねぇよ!!」
ザルドーラが何かを行う前に大地が叫んだ。そしてその言葉に呼応する様にフレアスターの炎は一段と燃え盛っていく。そして大きな岩の塊に亀裂が入っていき炎の臨界点を突破した瞬間に大爆発を起こした。
上空まで燃え上がる爆炎と煙。周囲の乾いた砂を吹き飛ばす爆風。そして地面まで揺らすほどの轟音がザルドーラを包み込んだ。
「そう何度も同じ手を食らうと思うなよ」
ガトリング砲をザルドーラに向けて砲身を回転させる。円形に並べられたいくつもの長い銃身が回転により弾丸の装填や排莢を行って連続して弾丸を発射する事ができ、一発の威力と連射時間により高火力を叩き出せるとんでもない武器だ。
そのガトリングの砲身の回転速度がすぐに規定値に達し、銃口から大量のマズルフラッシュが発生する。数えるのもばからしい程の弾丸の雨がザルドーラへと放たれた。
しかし、その弾丸はどれもザルドーラのかざした掌の前で止まってしまい程なくして地面へと落ちていってしまう。だが、その行動をすると踏んでいた。そして得られる情報はこれで得る事ができて大地が予想通りの展開に笑みをこぼした。
「何を笑っているんですか?」
大地が余裕そうにしていることを不快に思ったザルドーラがイラつきながら言う。
「貴方の攻撃が全て無力化されたというのにそんな余裕があるんでしょうか。ねぇ!?」
ザルドーラが残った手を持ち上げる。この動作はほぼ確実に大地へ危害を加える前動作だろう。だからそのタイミングを狙って大地は足元にスモークグレネードを落とした。一瞬にしてガトリングを撃っている大地を煙が包んでいく。
「……煙ごときでこの私の魔法から逃げ切れると思わないでください!」
虚を突いたことで相手の攻撃タイミングを一瞬だけ遅らせた。でも、煙で完全に隠れることはできずにザルドーラからは薄っすらと煙に隠れた大地が見えてしまっていた。
ザルドーラは浅はかな考えだと切り捨てながら口橋を釣り上げ、そして持ち上げている手を軽く斜めに振った。煙で隠れた大地の影を見えない何かで切りつけるように。その瞬間、ザルドーラの手からいくつもの真空の刃が生まれて飛んでいく。
真空の刃が影へ命中すると風を巻き起こし煙も吹き飛ばしていった。刃によって煙を無理やり晴らせると切り刻まれた姿が露になっていく。
だけど、ザルドーラが考えていた無惨な姿はなかった。現れたのはごつごつとしていて、その姿は鉄のように硬く……というより鉄できていた。そしてザルドーラは嵌められたことに気づく。
「まさか!?」
「引っかかってくれると思ったぜ!」
煙の中でガトリングを撃っていたのは召喚したメカ大地(不細工なでき)だ。簡単な人型で大地に似せただけだが煙の中でならメカだとはわからない事を想定した。そして、見事にザルドーラは大地の思惑に引っかかったということだ。
もちろん大地は既に移動し終わっている。ザルドーラから距離をとりつつその横っ腹にロケットランチャーをぶち込むために。
「くらいな!」
大地がロケットランチャーの引き金を引いた。カチリと音が鳴りロケット弾がバシュッと発射される。誘導式ではないものの動かない相手ならしっかり狙えば当たるはずだ。
ロケット弾はその考え通りにまっすぐザルドーラへと向かった。それでもザルドーラはガトリングガンを受けながら残りの手をかざしてロケット弾を防ぐ。
「虚を突いたつもりでしょうが防ぎきれないと思っていましたか!!」
張り裂けそうな声で叫ぶザルドーラだが大地からしたらそれは焦りの表れにしか見えない。何せ弾丸の雨とロケット弾で両手がふさがっているのだから3発目を防ぐ余力などないだろう。だってもう手に余りがないのだから。
大地がにやりと笑みを浮かべた。その大地が見せる余裕の笑みに違和感を覚えたザルドーラが上を見上げた。
「気づいたか。だが……」
ザルドーラが気づいたこと。それは自分に影がかかっていることだ。はるか上空には確かに何かの塊が見える。それほど小さい……1秒前はそう思っていた。だがそれは誤りだ。その1秒後にははっきりと見えるほど近づいてきている。
「もう遅い!」
ザルドーラの上空から力を加えてものすごい速さで落とす武器。それは大きな岩の塊と言ってしまえるのだが燃え盛っていて表面には黒い模様が三つついている。まるで顔のように。そしてそれはモンスターの名前をとった兵器だった。
「つぶれろ。フレアスター!!」
火山であったモンスターのフレアスターはサッカーボールくらいの大きさだ。しかし、大地が兵器として似せて召喚したフレアスターの大きさはとてつもない大きさである。その大きさはなんと!二階建て一軒家に匹敵するほどだ。
「――なんだとっ!?」
ザルドーラが大地の兵器を見た瞬間に驚きの声を上げた。今両手は弾丸の雨とロケット弾で手いっぱいだ。つまり上から降ってくる大きな塊を防ぐ余力なんてない。
「くっ……」
フレアスターがザルドーラに落ちる。飛行していたザルドーラはその衝撃を一身に受けるとフレアスターごと地面へと叩き落されると、地面が揺れて亀裂が走り破壊音が鳴り響く。
しかし、それでもザルドーラは倒れることはない。燃え盛るフレアスターに当たる瞬間、ザルドーラはロケット弾を無力化し、弾丸の雨を甘んじて受けながらフレアスターへ防御を回したのだ。
体にはっている防御魔法によってガトリング弾はなんとか耐えられる。そのおかげもあってフレアスターは直撃にはならなかった。でも大地の召喚したフレアスターを完全に止めることは出来ず、また、すぐに壊すことも出来ないせいでザルドーラは釘付けになるしかなかった。
「この……程度で……」
それでも抗い続ける。魔法を使って一撃で粉砕しすぐに真空の刃を大地に向けて打つ。即座に判断したザルドーラはフレアスターを壊すために魔力を集め始めた。3秒。その時間があればパンドラの魔力であれば十分破壊することが出来るだろう。
「ああ。この程度で終わらねぇよ!!」
ザルドーラが何かを行う前に大地が叫んだ。そしてその言葉に呼応する様にフレアスターの炎は一段と燃え盛っていく。そして大きな岩の塊に亀裂が入っていき炎の臨界点を突破した瞬間に大爆発を起こした。
上空まで燃え上がる爆炎と煙。周囲の乾いた砂を吹き飛ばす爆風。そして地面まで揺らすほどの轟音がザルドーラを包み込んだ。
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
【完結】政略結婚をしたらいきなり子持ちになりました。義娘が私たち夫婦をニヤニヤしながら観察してきます。
水都 ミナト
恋愛
私たち夫婦は祖父同士が決めた政略結婚だ。
実際に会えたのは王都でのデビュタントだけで、それ以外は手紙で長らく交流を重ねてきた。
そんなほぼ初対面にも等しき私たちが結婚して0日目。私たちに娘ができた。
事故で両親を亡くした遠い親戚の子を引き取ることになったのだ。
夫婦としてだけでなく、家族としてもお互いのことを知っていかねば……と思っていたら、何やら義娘の様子がおかしくて――?
「推しカプ最高」って、なんのこと?
★情緒おかしめの転生幼女が推しカプ(両親)のバッドエンド回避のため奔走するハイテンション推し活コメディです
★短編版からパワーアップしてお届け。第一話から加筆しているので、短編版をすでにご覧の方も第一話よりお楽しみいただけます!
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
辺境伯はつれない妻を口説き落としたい
さくたろう
恋愛
素行不良で王家を追われた王子ヒースは、弟の元婚約者エレノアを押し付けられ仕方なく結婚するが、彼女が行った弟の毒殺未遂の罪を着せられ、あろうことか処刑されてしまう。
だが目覚めると、なんと結婚式当日に戻っていた!
こうなっては二度と死にたくない!
死んでたまるものか!
浮かんだ妙案は、エレノアの弟への未練を断ち切るべく、彼女を口説き落とすことだった。だが今までの女と違ってつれない態度のエレノアに、ヒース自身がのめり込んでしまう。やがて彼女の本当の目的を知ることになったヒースは彼女のためにあることをしようと決意する。
全7話、短編です。
転生鍛冶師は異世界で幸せを掴みます! 〜物作りチートで楽々異世界生活〜
かむら
ファンタジー
剣持匠真は生来の不幸体質により、地球で命を落としてしまった。
その後、その不幸体質が神様によるミスだったことを告げられ、それの詫びも含めて匠真は異世界へと転生することとなった。
思ったよりも有能な能力ももらい、様々な人と出会い、匠真は今度こそ幸せになるために異世界での暮らしを始めるのであった。
☆ゆるゆると話が進んでいきます。
主人公サイドの登場人物が死んだりなどの大きなシリアス展開はないのでご安心を。
※感想などの応援はいつでもウェルカムです!
いいねやエール機能での応援もめちゃくちゃ助かります!
逆に否定的な意見などはわざわざ送ったりするのは控えてください。
誤字報告もなるべくやさしーく教えてくださると助かります!
#80くらいまでは執筆済みなので、その辺りまでは毎日投稿。
王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。
これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。
しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。
それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。
事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。
妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。
故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
婚約も結婚も計画的に。
cyaru
恋愛
長年の婚約者だったルカシュとの関係が学園に入学してからおかしくなった。
忙しい、時間がないと学園に入って5年間はゆっくりと時間を取ることも出来なくなっていた。
原因はスピカという一人の女学生。
少し早めに貰った誕生日のプレゼントの髪留めのお礼を言おうと思ったのだが…。
「あ、もういい。無理だわ」
ベルルカ伯爵家のエステル17歳は空から落ちてきた鳩の糞に気持ちが切り替わった。
ついでに運命も切り替わった‥‥はずなのだが…。
ルカシュは婚約破棄になると知るや「アレは言葉のあやだ」「心を入れ替える」「愛しているのはエステルだけだ」と言い出し、「会ってくれるまで通い続ける」と屋敷にやって来る。
「こんなに足繁く来られるのにこの5年はなんだったの?!」エステルはルカシュの行動に更にキレる。
もうルカシュには気持ちもなく、どちらかと居言えば気持ち悪いとすら思うようになったエステルは父親に新しい婚約者を選んでくれと急かすがなかなか話が進まない。
そんな中「うちの息子、どうでしょう?」と声がかかった。
ルカシュと早く離れたいエステルはその話に飛びついた。
しかし…学園を退学してまで婚約した男性は隣国でも問題視されている自己肯定感が地を這う引き籠り侯爵子息だった。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★8月22日投稿開始、完結は8月25日です。初日2話、2日目以降2時間おき公開(10:10~)
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
ヒロト
恋愛
ここは・・・乙女ゲームの世界!?
しかも、ヒロインの中!?
そして、妹!
さっきからやかましい!!
盛り上がっている場合じゃな〜い!!
マトモなのは俺だけかよ・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる