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フェアリーダウン
ダレンの魔法
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白髪のイケメンが大地に声をかけてきた。もちろんこいつを大地は見たことがある。ゲルゴスが戦場まで率いたメンバーの一人だ。
「あー。えーっと……」
だが名前が出てこない。喉まで出かかっているのだ。しかし……出てこない。
「覚えていませんか?」
その隣からはいつぞやの銃弾を切り裂いた刀を武器とする女性のロアが立っている。
「あー。お前は覚えてるぞ。確かロアって言ったっけな」
「ええ。貴方の名前は聞いてはいるんですけど直接は伺っていませんでしたね」
穏やかな笑みを浮かべながらそう言って訪ねてくるロアや隣の白髪イケメンに確かに名乗った事は無かった。
「そういえばそうだな。俺は大地。Cランクのハンターだ」
「え?お前Cランク?っていうかロアの事は覚えているのに俺の事は忘れてるのかよ!!」
もう抗議してくる白髪だ。だけどコイツの印象はゾンビくらいしか覚えてないんだから仕方なくない?印象の強さって大事だよ。
等と思いながら大地は苦笑いを浮かべてやり過ごそうとするが、それがまた白髪の怒りを買ったらしく声を荒げてきた。
「だー!!俺の名前はダレンだ!死人形《デスドール》のダレン!」
最後の自分の名前を特に強調して教えてくれる。確かにそんな名前だったなと思い出してきた。
「あー。悪い悪い。お前らもここで捕虜しているのか?」
「まぁな。こんな場所簡単に逃げられるがそれじゃあ芸がないしな」
何か企てていると言ったように不敵な笑みを浮かべているダレンをしり目にロアが口を開いた。
「そうは言っていますが実際にはここの人達と仲良くなって居心地がいいみたいですよ?」
「あー!!ロア!お前そういう事をばらすなよ!!」
焦りながらロアに苦言をしているダレンを見ながらこいつもここに馴染んでいるんだなぁっとしみじみ思う。
「全く……。こんな場所じゃなければ死者の軍団でも作ってやってるのに」
そうやって呟いたダレンは複雑そうな顔をしていた。
「そういえば。お前のその死者を操るのも魔法なんだよな?お前が作ったのか?」
魔法がどうやって作られるのか分からないが、存在しているのなら作られていないってことはないだろう。
「いや?そもそも死者を操る魔法と言うのは回復魔法の派生で生まれたんだ」
「回復魔法の派生?嘘ついていないか?イメージ的には真逆なんだけど……」
「嘘じゃない!ただ……正確には少しだけ違うんだ」
ダレンが回復魔法の歴史を口にする。はるか昔の話だ。
「回復魔法と言うのは勘違いされがちなんだけど人の生命力の増幅……ではないんだよ。回復魔法と言うのは人の失った細胞を作って当てはめているんだ。だから治癒じゃなくて回復魔法って言うんだ」
「……なるほど」
神妙そうにうなずく大地を見てダレンは満足そうに続けようとしたが……。
「わからん!」
その大地の言葉でこけそうになった。
「分からないのかよ!怪我が治るんじゃなくて、部品を当てはめて怪我していない状態に戻すってことだよ!!」
「ほー。難しそうな魔法だな」
「そりゃそうだよ。生物の細胞なんてそれぞれだし。だから回復魔法が使える人間は少ない」
「ん?失った細胞っていうけど例えば殴られた時に腫れたりするよな?それも回復魔法で治療できるよな」
「ああ。大体そう言うのも損傷した部分をうまく入れ換えてるからな」
この話は難しいなぁ。
「それで回復魔法の派生っていうのは?」
「今言ったように回復魔法と言うのは細胞を作る魔法だ。そこに着目した一人の魔法使いがそれならば命も作れるのではないか?と思ったようだ」
命を作るってホムンクルス見たいな考え方だなぁ。
「とはいえ魂をいちから作る何てまず無理だ。そこで考えられたのが死亡の前後の魂の動きだ。死ぬ前、死の瞬間、死んだ後。どの状態でも魂の残滓が残っていれば……観測が出来れば作り元の体に当てはめる事が出来るんじゃないか……と。人間で幾つも実験が重ねられた」
「蘇生魔法……の実験か……。中々えぐそうな絵面になってそうだな」
ダレンは頷く。まるでその実験を知っていて、そしてその現場を思い出した様に顔を少しだけ暗くさせながら。
「まぁな。とても……公に出来るような実験じゃないのは確かさ。でも蘇生魔法は完成する事はなかった。何度やっても失敗続きで……そして少しずつ時を重ねる事でいつしか死者を動かす魔法へと変わっていったんだ。それが俺が使う死者を操る魔法だな」
「よくもまぁそんな曰くついてますよ~見たいな魔法を使う気になるな」
「そこまはまぁ便利な物は使わないともったいないだろ?それに戒めの為にこういう魔法もあると忘れない様にな。因みに俺は回復魔法も使えるぜ?」
最後にニヤリと笑いながらダレンは得意気に言った。
白髪で、イケメンで、難しい魔法も難なく使える。なるほど……それがパートナーに選んだ理由なのだろうか?
そう言いたそうに大地はロアへと振り向くとその思ったことが伝わったのかロアが口を開いた。
「勘違いしないでください。私がこいつをパートナーにしたのは何時でも切り捨てられるからです」
ばっさりと言葉でも切り捨てるロアにより涙目になるダレンの肩を大地は慰めるように優しく叩く。
「それよりダイチがこの町に来たっていうことは……捕虜になったのか?」
「ならねぇよ!!調査に来たんだよ光の玉が出るっていうな」
「光の玉?それは南の草原に出るというやつですか?」
ダレンへ突っ込んでいたらロアが気にしたように聞いてきた。
「ん?そうだな。もしかしたらSランクのモンスターかもしれないという事を聞いてな」
「そうですか。手伝いたいところですが私たちも仕事が有りますので……」
確かにもしSランクのモンスターだった場合、戦闘は避けられないだろう。そしてその時にこの二人の力を借りることが出来れば楽になるのは間違いない。でも今回の仕事を受けたのはレイヴンと大地なのだ。緊急性が無いのなら巻き込むわけにはいかない。
「ああ。気にするなよ。これは俺達が受けている仕事だからな」
ロアの気づかいに笑みをもって大地が返すとロアもつられて笑みをこぼした。
「そうですか……いや、そうですね。これは無粋なことを言いました」
「そうだぞ?俺達には俺達の仕事があるんだ。まったくロアは何かとあると直ぐ突っ込むんだから。突っ込むなら夜の俺の部屋にし――でっ!?」
ロアが無言でダレンの足の甲をかかとで思いっきり踏んだ。その衝撃と威力は骨をも砕く……まではいかなかったが、ぴょんぴょんと跳ねるダレンの姿から痛みが想像できた。
「ダレン?そんなに突っ込んで欲しいなら今すぐ突っ込んであげましょうか?この剣を……」
剣が収められている鞘の先をダレンの喉元へと突きつける。傍から見ても目が本気なのがわかり、ダレンは顔を青くしながら「ストップ、ストップ!」と叫んでる。
「待ってくれ。話し合おう?」
「貴方の戯言にこれまでどれくらい付き合ってきたとお思いですか?」
「悪かったよ。でも今回も戯言だからさ許してくれない?……ベッドの・う・え・で」
その最後の一言でロアの堪忍袋の緒が切れた。ロアが鞘を腰に戻した瞬間にチャキと音が聞こえた。それは大地も聞いたことがる濃い口を切った音だ。
一瞬にして刃がダレンの首へ近づいていくがダレンはすんでのところで屈んでそれを避けた。後にはハラリと散った――否、斬られた白髪が少しだけ舞った。
「あぶ!あぶぅ!本当に斬ろうとしただろう!?」
「当たり前だ!下品な事ばかり言いおって!そこに直れ!」
そう言いながら刃を煌めかせてダレンを切り落とそうとするが、ダレンはすんでのところで二撃三撃と降りかかる死を避ける。だが同じ場所をジッとしているとその内やられると思ったようでダレンは大地に「またなー!」といつの間にかに気安い仲になったかのように軽い挨拶をしながら去っていく。それを追うロアは大地に何かを言う前に目の前の男を切り伏せる事しか考えていないのか一心不乱に刀を振りながら追いかけていった。
残った大地とレイヴンパーティはその姿を見ながら『仲いいなぁ』等と思いつつ見送るのだった。
「あー。えーっと……」
だが名前が出てこない。喉まで出かかっているのだ。しかし……出てこない。
「覚えていませんか?」
その隣からはいつぞやの銃弾を切り裂いた刀を武器とする女性のロアが立っている。
「あー。お前は覚えてるぞ。確かロアって言ったっけな」
「ええ。貴方の名前は聞いてはいるんですけど直接は伺っていませんでしたね」
穏やかな笑みを浮かべながらそう言って訪ねてくるロアや隣の白髪イケメンに確かに名乗った事は無かった。
「そういえばそうだな。俺は大地。Cランクのハンターだ」
「え?お前Cランク?っていうかロアの事は覚えているのに俺の事は忘れてるのかよ!!」
もう抗議してくる白髪だ。だけどコイツの印象はゾンビくらいしか覚えてないんだから仕方なくない?印象の強さって大事だよ。
等と思いながら大地は苦笑いを浮かべてやり過ごそうとするが、それがまた白髪の怒りを買ったらしく声を荒げてきた。
「だー!!俺の名前はダレンだ!死人形《デスドール》のダレン!」
最後の自分の名前を特に強調して教えてくれる。確かにそんな名前だったなと思い出してきた。
「あー。悪い悪い。お前らもここで捕虜しているのか?」
「まぁな。こんな場所簡単に逃げられるがそれじゃあ芸がないしな」
何か企てていると言ったように不敵な笑みを浮かべているダレンをしり目にロアが口を開いた。
「そうは言っていますが実際にはここの人達と仲良くなって居心地がいいみたいですよ?」
「あー!!ロア!お前そういう事をばらすなよ!!」
焦りながらロアに苦言をしているダレンを見ながらこいつもここに馴染んでいるんだなぁっとしみじみ思う。
「全く……。こんな場所じゃなければ死者の軍団でも作ってやってるのに」
そうやって呟いたダレンは複雑そうな顔をしていた。
「そういえば。お前のその死者を操るのも魔法なんだよな?お前が作ったのか?」
魔法がどうやって作られるのか分からないが、存在しているのなら作られていないってことはないだろう。
「いや?そもそも死者を操る魔法と言うのは回復魔法の派生で生まれたんだ」
「回復魔法の派生?嘘ついていないか?イメージ的には真逆なんだけど……」
「嘘じゃない!ただ……正確には少しだけ違うんだ」
ダレンが回復魔法の歴史を口にする。はるか昔の話だ。
「回復魔法と言うのは勘違いされがちなんだけど人の生命力の増幅……ではないんだよ。回復魔法と言うのは人の失った細胞を作って当てはめているんだ。だから治癒じゃなくて回復魔法って言うんだ」
「……なるほど」
神妙そうにうなずく大地を見てダレンは満足そうに続けようとしたが……。
「わからん!」
その大地の言葉でこけそうになった。
「分からないのかよ!怪我が治るんじゃなくて、部品を当てはめて怪我していない状態に戻すってことだよ!!」
「ほー。難しそうな魔法だな」
「そりゃそうだよ。生物の細胞なんてそれぞれだし。だから回復魔法が使える人間は少ない」
「ん?失った細胞っていうけど例えば殴られた時に腫れたりするよな?それも回復魔法で治療できるよな」
「ああ。大体そう言うのも損傷した部分をうまく入れ換えてるからな」
この話は難しいなぁ。
「それで回復魔法の派生っていうのは?」
「今言ったように回復魔法と言うのは細胞を作る魔法だ。そこに着目した一人の魔法使いがそれならば命も作れるのではないか?と思ったようだ」
命を作るってホムンクルス見たいな考え方だなぁ。
「とはいえ魂をいちから作る何てまず無理だ。そこで考えられたのが死亡の前後の魂の動きだ。死ぬ前、死の瞬間、死んだ後。どの状態でも魂の残滓が残っていれば……観測が出来れば作り元の体に当てはめる事が出来るんじゃないか……と。人間で幾つも実験が重ねられた」
「蘇生魔法……の実験か……。中々えぐそうな絵面になってそうだな」
ダレンは頷く。まるでその実験を知っていて、そしてその現場を思い出した様に顔を少しだけ暗くさせながら。
「まぁな。とても……公に出来るような実験じゃないのは確かさ。でも蘇生魔法は完成する事はなかった。何度やっても失敗続きで……そして少しずつ時を重ねる事でいつしか死者を動かす魔法へと変わっていったんだ。それが俺が使う死者を操る魔法だな」
「よくもまぁそんな曰くついてますよ~見たいな魔法を使う気になるな」
「そこまはまぁ便利な物は使わないともったいないだろ?それに戒めの為にこういう魔法もあると忘れない様にな。因みに俺は回復魔法も使えるぜ?」
最後にニヤリと笑いながらダレンは得意気に言った。
白髪で、イケメンで、難しい魔法も難なく使える。なるほど……それがパートナーに選んだ理由なのだろうか?
そう言いたそうに大地はロアへと振り向くとその思ったことが伝わったのかロアが口を開いた。
「勘違いしないでください。私がこいつをパートナーにしたのは何時でも切り捨てられるからです」
ばっさりと言葉でも切り捨てるロアにより涙目になるダレンの肩を大地は慰めるように優しく叩く。
「それよりダイチがこの町に来たっていうことは……捕虜になったのか?」
「ならねぇよ!!調査に来たんだよ光の玉が出るっていうな」
「光の玉?それは南の草原に出るというやつですか?」
ダレンへ突っ込んでいたらロアが気にしたように聞いてきた。
「ん?そうだな。もしかしたらSランクのモンスターかもしれないという事を聞いてな」
「そうですか。手伝いたいところですが私たちも仕事が有りますので……」
確かにもしSランクのモンスターだった場合、戦闘は避けられないだろう。そしてその時にこの二人の力を借りることが出来れば楽になるのは間違いない。でも今回の仕事を受けたのはレイヴンと大地なのだ。緊急性が無いのなら巻き込むわけにはいかない。
「ああ。気にするなよ。これは俺達が受けている仕事だからな」
ロアの気づかいに笑みをもって大地が返すとロアもつられて笑みをこぼした。
「そうですか……いや、そうですね。これは無粋なことを言いました」
「そうだぞ?俺達には俺達の仕事があるんだ。まったくロアは何かとあると直ぐ突っ込むんだから。突っ込むなら夜の俺の部屋にし――でっ!?」
ロアが無言でダレンの足の甲をかかとで思いっきり踏んだ。その衝撃と威力は骨をも砕く……まではいかなかったが、ぴょんぴょんと跳ねるダレンの姿から痛みが想像できた。
「ダレン?そんなに突っ込んで欲しいなら今すぐ突っ込んであげましょうか?この剣を……」
剣が収められている鞘の先をダレンの喉元へと突きつける。傍から見ても目が本気なのがわかり、ダレンは顔を青くしながら「ストップ、ストップ!」と叫んでる。
「待ってくれ。話し合おう?」
「貴方の戯言にこれまでどれくらい付き合ってきたとお思いですか?」
「悪かったよ。でも今回も戯言だからさ許してくれない?……ベッドの・う・え・で」
その最後の一言でロアの堪忍袋の緒が切れた。ロアが鞘を腰に戻した瞬間にチャキと音が聞こえた。それは大地も聞いたことがる濃い口を切った音だ。
一瞬にして刃がダレンの首へ近づいていくがダレンはすんでのところで屈んでそれを避けた。後にはハラリと散った――否、斬られた白髪が少しだけ舞った。
「あぶ!あぶぅ!本当に斬ろうとしただろう!?」
「当たり前だ!下品な事ばかり言いおって!そこに直れ!」
そう言いながら刃を煌めかせてダレンを切り落とそうとするが、ダレンはすんでのところで二撃三撃と降りかかる死を避ける。だが同じ場所をジッとしているとその内やられると思ったようでダレンは大地に「またなー!」といつの間にかに気安い仲になったかのように軽い挨拶をしながら去っていく。それを追うロアは大地に何かを言う前に目の前の男を切り伏せる事しか考えていないのか一心不乱に刀を振りながら追いかけていった。
残った大地とレイヴンパーティはその姿を見ながら『仲いいなぁ』等と思いつつ見送るのだった。
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