30 / 281
不思議なアイテム。呪いの道具もその一つ
話が進まない会議は皆が興味ないからである
しおりを挟む
「ワシは実は何年も前に死んでいるんじゃ」
話を始めた空中に浮かぶ仮面を見る四人。そんなシュールな場面で仮面が意味のわからないことを言い始めた。
全く興味がなく話を聞く気がないフルネール、意味がわからず首を傾げて頭に入ってなさそうなリリア、目を閉じてるグラネス。
これは話が進まなくなりそうだと思った大地は仕方なく質問してみることにした。
「死んでる?と言うか仮面に生き死にがあるのか?」
「ワシは元は人間じゃ。そして、この仮面は還魂の仮面といってな、魔法を施しておけば死後に魂となった時に一度だけ入れるのじゃ」
へんな仮面だな。
「それでジーさん……でいいのかわかんねえけど、そこに入って人を呪いたかったのか?」
「端的に言えばそうじゃのう」
「大地さん」
仮面の言葉の後、フルネールが優しく微笑みながらその名を呼んだ。
「よかったら仮面割りしませんか?布で目隠しして道具はその辺の人達から重くて大きい鈍器でも借りて」
いや、スイカ割りみたいに言うなよ……。
「だって、結局呪いたいだけじゃないですか。リリアちゃんも仮面割ってみたくありませんか?」
リリアを巻き込むなよ……。
「えと、フルネールさん。もう少しだけお話聞いてみませんか?」
リリアはそう言ってから仮面に振り替える。
「仮面さんはどうしてそんなことを?」
「うむ、この仮面は顔に張り付くことで人を呪い意識を乗っとることができるんじゃ」
「や――」
大地はフルネールの口許へ手を伸ばして彼女が喋るのを止めた。
「人を乗っ取って何をするつもりだったんだ?」
「そ、それは……」
仮面は言い淀む。その姿は良からぬ事を考えてそうな……。
「まさか、女の子でも襲うつもりか!?」
「そそそ、そんなことをするつもりはないぞ」
ガタリとフルネールが勢い良く立ち上がる。
「やはりやりましょう!大地さん!」
同じくガタリと勢い良く立ち上がる大地。
「まかせろ!渾身の一撃を叩き込んでやる!」
「ま、待ってください!まだちゃんと仮面さんのお話聞けてません」
チラリとリリアに視線を向けそうになったフルネールを大地は両手で彼女の頬を抑えて向かせないようにした。
「まて、フルネール」
こうした理由は言ってしまえばただの勘だ。すごく嫌な予感がした。
「ど、どうしました大地さん……」
「いや、やな予感がしただけで他に他意はない」
「そ、そうですか」
それだけしか言わないフルネールを見て、気のせいか、もしくは、未然に防げたか?
「それでは、リリアちゃん?この仮面は良くないものですよ?もしかしたら大地さんが危険だったかもしれません」
悟らせるように言うフルネール。不真面目さがないその言葉をリリアも黙って聞いている。
まぁ、確かに俺も呪われるつもりだった、体が乗っ取られてたかもしれないんだよな。
はい。なので、その事をリリアちゃんに伝えますよ?
ああ、良いんじゃないか?
では、そう言う感じで。
……まて、今の嫌な予感するんだが。
「もしかしたらリリアちゃんは乗っ取られた大地さんに教われてたかもしれないんですよ?きっと危険な大地さんはリリアちゃんにだきついて――」
「ストーーーップ!!!お前は何言ってんの!!」
「え?」
何に抗議しているのか本気でわからないと言ったようにフルネールは首を傾げた。
「私は危険な大地さんについてリリアちゃんに教えてあげたくて……リリアちゃんが大地さんによってあんなことやこんなことが……」
「おい!その言い方だと俺が危険人物に見えるだろー!!そこのちんちくりんからも湯気でてんじゃねえか!戻ってこいリリア」
顔を真っ赤にしながら呆然としているリリアには大地の声が届き――暴走を開始した。
「はっ!大地さんが……私に……抱きつく?……えとえと、お風呂は入ってきてるので大丈夫と言えばそうなのですが、でもでも、恥ずかしいと言いますか、あ、嫌ではないんですよ?ダ、ダダ、大地さんが私を必要としてくれることは、その、嬉しくはあるんですが、でも、ややや、やっぱりここでそのようなことは――」
「ほらほらどうしますー?」
暴走を続けるリリアを見てニヤニヤしながらフルネールは大地に大雑把に問いかける。
「どうしますー?じゃねえよ。グラネスさんは何でこんな時でも何も言わないんですか?」
「ん?俺か?リリアさんが楽しそうだしいいんじゃないか?」
このおっさん。意外と適当なことしか言わねぇぞ。
「あんた、目を閉じて何を考えてたんだ?」
「それはな。今夜の酒についてだ。甘い果実酒もいいんだが火酒もよい。果実酒ならこの前、大地とリリアさんでのんだ宿で飲むんだが、火酒なら違う場所が良くてな。そこは屋台なんだが肉が上手くて良く酒が合うんだ。油が少ない部位なんだが焼いた後にチーズが乗っかって足りない油分を補うんだよ。それが――」
「あんたが酒好きなのはよくわかったから!」
やべえぞ、このテーブル。ましかと思ってたグラネスさんもとんでもない人だったな。
そうですねぇ。まともなのは私だけですか。
ほざけ、どの口が言うんだ。何度も陥れようとしやがって。
いえいえ、微妙な加減でセーフになっていますでしょう?……つまりそう言うことです。あと、私も今の屋台で食べたいです。
俺も……依頼して稼ぎたいな。
……はい。
まぁせめてお前だけは布団で寝れるようにしないとな。流石に今日も地面というの嫌だろうよ。
……優しいんですね。ありがとうございます。でも、寝る場所は言うほど困ってませんよ?
そうなのか?でも地面だぞ?固いだろ?
ふふふ、大地さんが石畳のベッドって言うくらいですからね。そんな私は大地さんの腕の中で眠らせてもらえるんです。あ、これリリアちゃんに言ってみようかな。
いや、お前、その言い方はやらしいぞ?あと、リリアには言うな。
はーい。あと言い換えるとしたら――では大地さんの胸の中で眠らせて……こちらの方がいやらしくありません?まったく……エッチでしょうがない人ですね。大地さんは。
……腕でお願いします。
「お主らいい加減にワシの話をきけー!」
気が狂ったように四人が黙りこくりながら夢想にふけっていたことで仮面のジーさんがしびれを切らしてキレた。
「さっきから話してれば誰も聞きゃせん。これだから今時の若者は!」
俺、若くないんだけど。
それでも私よりは短いですよ?
女の子は黙ってなさい。
……はーい。
「わりぃな30歳若者で。んで、全然話進んでねえんだけど?」
「もう一度言うぞ?ワシが人を操りたいのは砂漠の地下にある帝国グランドバルニアに戻るためじゃ」
話を始めた空中に浮かぶ仮面を見る四人。そんなシュールな場面で仮面が意味のわからないことを言い始めた。
全く興味がなく話を聞く気がないフルネール、意味がわからず首を傾げて頭に入ってなさそうなリリア、目を閉じてるグラネス。
これは話が進まなくなりそうだと思った大地は仕方なく質問してみることにした。
「死んでる?と言うか仮面に生き死にがあるのか?」
「ワシは元は人間じゃ。そして、この仮面は還魂の仮面といってな、魔法を施しておけば死後に魂となった時に一度だけ入れるのじゃ」
へんな仮面だな。
「それでジーさん……でいいのかわかんねえけど、そこに入って人を呪いたかったのか?」
「端的に言えばそうじゃのう」
「大地さん」
仮面の言葉の後、フルネールが優しく微笑みながらその名を呼んだ。
「よかったら仮面割りしませんか?布で目隠しして道具はその辺の人達から重くて大きい鈍器でも借りて」
いや、スイカ割りみたいに言うなよ……。
「だって、結局呪いたいだけじゃないですか。リリアちゃんも仮面割ってみたくありませんか?」
リリアを巻き込むなよ……。
「えと、フルネールさん。もう少しだけお話聞いてみませんか?」
リリアはそう言ってから仮面に振り替える。
「仮面さんはどうしてそんなことを?」
「うむ、この仮面は顔に張り付くことで人を呪い意識を乗っとることができるんじゃ」
「や――」
大地はフルネールの口許へ手を伸ばして彼女が喋るのを止めた。
「人を乗っ取って何をするつもりだったんだ?」
「そ、それは……」
仮面は言い淀む。その姿は良からぬ事を考えてそうな……。
「まさか、女の子でも襲うつもりか!?」
「そそそ、そんなことをするつもりはないぞ」
ガタリとフルネールが勢い良く立ち上がる。
「やはりやりましょう!大地さん!」
同じくガタリと勢い良く立ち上がる大地。
「まかせろ!渾身の一撃を叩き込んでやる!」
「ま、待ってください!まだちゃんと仮面さんのお話聞けてません」
チラリとリリアに視線を向けそうになったフルネールを大地は両手で彼女の頬を抑えて向かせないようにした。
「まて、フルネール」
こうした理由は言ってしまえばただの勘だ。すごく嫌な予感がした。
「ど、どうしました大地さん……」
「いや、やな予感がしただけで他に他意はない」
「そ、そうですか」
それだけしか言わないフルネールを見て、気のせいか、もしくは、未然に防げたか?
「それでは、リリアちゃん?この仮面は良くないものですよ?もしかしたら大地さんが危険だったかもしれません」
悟らせるように言うフルネール。不真面目さがないその言葉をリリアも黙って聞いている。
まぁ、確かに俺も呪われるつもりだった、体が乗っ取られてたかもしれないんだよな。
はい。なので、その事をリリアちゃんに伝えますよ?
ああ、良いんじゃないか?
では、そう言う感じで。
……まて、今の嫌な予感するんだが。
「もしかしたらリリアちゃんは乗っ取られた大地さんに教われてたかもしれないんですよ?きっと危険な大地さんはリリアちゃんにだきついて――」
「ストーーーップ!!!お前は何言ってんの!!」
「え?」
何に抗議しているのか本気でわからないと言ったようにフルネールは首を傾げた。
「私は危険な大地さんについてリリアちゃんに教えてあげたくて……リリアちゃんが大地さんによってあんなことやこんなことが……」
「おい!その言い方だと俺が危険人物に見えるだろー!!そこのちんちくりんからも湯気でてんじゃねえか!戻ってこいリリア」
顔を真っ赤にしながら呆然としているリリアには大地の声が届き――暴走を開始した。
「はっ!大地さんが……私に……抱きつく?……えとえと、お風呂は入ってきてるので大丈夫と言えばそうなのですが、でもでも、恥ずかしいと言いますか、あ、嫌ではないんですよ?ダ、ダダ、大地さんが私を必要としてくれることは、その、嬉しくはあるんですが、でも、ややや、やっぱりここでそのようなことは――」
「ほらほらどうしますー?」
暴走を続けるリリアを見てニヤニヤしながらフルネールは大地に大雑把に問いかける。
「どうしますー?じゃねえよ。グラネスさんは何でこんな時でも何も言わないんですか?」
「ん?俺か?リリアさんが楽しそうだしいいんじゃないか?」
このおっさん。意外と適当なことしか言わねぇぞ。
「あんた、目を閉じて何を考えてたんだ?」
「それはな。今夜の酒についてだ。甘い果実酒もいいんだが火酒もよい。果実酒ならこの前、大地とリリアさんでのんだ宿で飲むんだが、火酒なら違う場所が良くてな。そこは屋台なんだが肉が上手くて良く酒が合うんだ。油が少ない部位なんだが焼いた後にチーズが乗っかって足りない油分を補うんだよ。それが――」
「あんたが酒好きなのはよくわかったから!」
やべえぞ、このテーブル。ましかと思ってたグラネスさんもとんでもない人だったな。
そうですねぇ。まともなのは私だけですか。
ほざけ、どの口が言うんだ。何度も陥れようとしやがって。
いえいえ、微妙な加減でセーフになっていますでしょう?……つまりそう言うことです。あと、私も今の屋台で食べたいです。
俺も……依頼して稼ぎたいな。
……はい。
まぁせめてお前だけは布団で寝れるようにしないとな。流石に今日も地面というの嫌だろうよ。
……優しいんですね。ありがとうございます。でも、寝る場所は言うほど困ってませんよ?
そうなのか?でも地面だぞ?固いだろ?
ふふふ、大地さんが石畳のベッドって言うくらいですからね。そんな私は大地さんの腕の中で眠らせてもらえるんです。あ、これリリアちゃんに言ってみようかな。
いや、お前、その言い方はやらしいぞ?あと、リリアには言うな。
はーい。あと言い換えるとしたら――では大地さんの胸の中で眠らせて……こちらの方がいやらしくありません?まったく……エッチでしょうがない人ですね。大地さんは。
……腕でお願いします。
「お主らいい加減にワシの話をきけー!」
気が狂ったように四人が黙りこくりながら夢想にふけっていたことで仮面のジーさんがしびれを切らしてキレた。
「さっきから話してれば誰も聞きゃせん。これだから今時の若者は!」
俺、若くないんだけど。
それでも私よりは短いですよ?
女の子は黙ってなさい。
……はーい。
「わりぃな30歳若者で。んで、全然話進んでねえんだけど?」
「もう一度言うぞ?ワシが人を操りたいのは砂漠の地下にある帝国グランドバルニアに戻るためじゃ」
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
この称号、削除しますよ!?いいですね!!
布浦 りぃん
ファンタジー
元財閥の一人娘だった神無月 英(あずさ)。今は、親戚からも疎まれ孤独な企業研究員・27歳だ。
ある日、帰宅途中に聖女召喚に巻き込まれて異世界へ。人間不信と警戒心から、さっさとその場から逃走。実は、彼女も聖女だった!なんてことはなく、称号の部分に記されていたのは、この世界では異端の『森羅万象の魔女(チート)』―――なんて、よくある異世界巻き込まれ奇譚。
注意:悪役令嬢もダンジョンも冒険者ギルド登録も出てきません!その上、60話くらいまで戦闘シーンはほとんどありません!
*不定期更新。話数が進むたびに、文字数激増中。
*R15指定は、戦闘・暴力シーン有ゆえの保険に。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる