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女神と同居は嬉しい?嬉しくない?
夢と現実。疲れがとれなければどちらも同じ
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目の前には女神がいる。
それは本人がそう言ったとか、自分に信仰心があるとかそんなんじゃあない。
何というか後光といえばいいのか?それとも神々しいといえばいいのか?そういった雰囲気があって…………ってこのやり取り前回やっただろ!!
「で……また白い世界だけど、どうなってるんだ?っていうかここはどこだ?」
大地が目の前にいる女神へ聞くと、女神はニコリと笑って言う。
「ここは貴方の夢の中です」
俺の夢の中……ねぇ。殺風景すぎない?俺そんなストイックに生きてきてないよ?
「あ、この空間事態は私が作ったのですよ?お告げのようなものですね」
よかった。俺じゃないんだな。この無味無臭の空間は。なにも無さすぎて自分の心の闇がヤバイのかと思ったよ。白いけど。
「呼び出されたに近いのか。それでなんのようだ?」
「話が速くて助かります。実は……」
妙に間を持たす女神だ。もしかしたら深刻なのかもしれない。ここは一つ真面目に聞こう。
「暇だったんです。呼んでくれないし。だから、遊んでください」
「は?遊ぶために……呼んだのか?」
「そうですよ~。自分ばっかりリリアちゃんと楽しそうにして……」
ふくれ面になる女神に呆れながら大地はため息をはく。
「まぁ夢の中だしいいか。疲れはしないだろうしな」
「あ、ここでこうしてるだけでも疲れますよ?私からのお告げなんですから、当たり前じゃないですか~」
つまりこいつはあれか?この女神のせいで疲労が取れるどころか増すばかりで、睡眠の意味を無くさせられてるってわけか?
「今すぐ寝させろ!!直ぐに寝させろ!!」
こんな無駄に疲れてたまるか。
「寝ぼけているんですか?現実では寝てますよ?」
イッラァとする感情に飲まれそうになるのを堪えた大地は抗議の目を女神に向ける。
「ふざけんな!人間はな寝なきゃ死ぬんだよ!」
「知ってますよー?でも、1日寝なくても死なないことも知ってますよー?」
これは、たぶん何を言ってもダメなやつだ。
全てを諦めるためのため息を肺の空気がなくなるまで吐き出すと、女神に視線を向けた。
「どうしたら戻らせてくれるんだ?」
「……そうですねぇ。あ、大地さんの世界にあったこういう展開はどうですか?」
そういうと女神はわざとらしくコホンと咳き込んだ。
「私に少しでも良いから傷をつけられたら現実に戻してあげましょう」
先程からの身勝手な降るまいといい、拉致ったあげく完全な上から目線での物言いといい。大地の堪忍袋は切れた。
「やってやろうじゃねえか!女神だろうが女だろうが泣かしてやるぜ!!!」
極悪人のようなことを言い出す大地を女神はさらに余裕を見せつけるように柔らかい笑みを浮かべながら煽る。
「やってみなさい人の子よ」
ここに人間VS女神のラグナログ(世界は崩壊しない)が始まった。
遠慮などする気がない大地はしょつぱなからロケットランチャーを召喚しぶっぱなした。ロケット弾は確実に女神と接触し、大爆発を巻き起こした。その煙が晴れて女神の姿を視認したところ、当たる前からポーズは変わらず無傷である。
「やれるとは思っちゃいなかったが、ノーダメかよ!」
愚痴をこぼしながら次の召喚を行う。
「こいつはどうだ?」
巻き込まれないように女神から距離をとる大地。何に巻き込まれないようにするかと言うと上から降り注ぐ爆弾の雨にだ。
女神の頭上を十字に横切る2機の爆撃機。二つの火力がばらまかれ激しい爆風と爆音が辺りへ広がった。
「ふふ。こんなんじゃ傷つきませんよ?」
だが、それでも大地のやることを楽しそうにして見ている女神。
余裕を見せつけくる女神にせめて一矢報いてやりたくなり大地は様々な武器を召喚した。
マグナムとよばれるリボルバー、アサルトライフルにショットガン。アンチマテリアルライフルやサブマシンガン。グレネードランチャーにガトリング。自立型にした戦闘機や戦車。レーザービームが出るライフルに火炎放射。
だが、どれを当てようが女神が傷を負うことはなかった。
「ダメだ……どうにもなんねぇ……」
さんざんやった事で疲れが溜まり、大地は肩で息をしながら仰向けで寝転んだ。
「あら、もう終わりですか?」
「くそっ!」
煽る女神相手に言い返してやりたいが、今の結果が惨敗な為に悪態つくしかできなかった。
「うふふ。楽しめたからよしとしましょうか」
そう言って女神は大地のとなりに立つと自分の左に両方の足をずらすようにして座る。
マジ黙っていると本当に美人だからムカつくやら許せるやらで複雑だ。
「気はすんだようでよかったよ。……聞いて良いか?」
「なんですか?今なら何でも答えてあげちゃいましょう」
「そ、そうか」
それならばと遠慮など考えずに口にすることにした
「リリアの――」
その言葉でピンと来た女神は直ぐに口を開いた。
「スリーサイズですか?もお~しょうがないですねえ。ダ・イ・チ・さんは。上から――」
思ってもいないことを言われて激しく咳き込んだ大地は直ぐに否定する。
「ちがう!!」
何故かがっかりしたような表情で「何でも答えてあげるって言ったのに」と残念そうに呟く。
人のプライバシーまで答えようとするな!!
「はっ!まさか私のが知りたいと言うんですか!?し、仕方がないですねそこまで言うなら~」
「ちがう!!」
いや、スタイル良いけれども!!気にはなるけれども!!
「リリアの事だ」
「リリアちゃんですか?」
「親しそうに名前呼ぶから女神と聖女ってそんなに仲いいものなのかと気になっただけなんだ」
「それでついでにリリアちゃんと私のスリーサイズが気になったと?」
「ちがう!!もうそこから離れないか?」
クスクスと笑い存分に大地をからかって満足した女神は「それじゃあお答えしましょうか」と微笑みながら言う。
「そうですねえ。一日一回は必ずお祈りしてくれたのでその都度お話ししてましたね。もっとも話し方はもっと砕けてほしかったですけど。ただ、いろんな話してましたよ?」
「してました?今はしてないのか?」
「だって今はここにいるので……話すこと出来ないんですよ」
「どういうことだ?」
「そうですねぇ。分かりやすく言うと……」
一拍間をおいた女神は感情を込めていった。
「私……私!貴方のせいで貴方の側から離れられないんです!!」
「えっ!?な、何言っているんだ……」
いきなりのことで追い付けていない大地は少し後ずさりぎみにやましいことがなかったか頭をフル回転させる。
「ひどい!初めてあったあの日に……私を捧げたと言うのに……そんな……それなのに一度も必要としてくれないなんて……あんまりです……」
そして、「う……う……」とすすり泣き始める女神。
初めてあった日?……捧げる?……まさか?
「まさか、女神の契約の話か?」
大地が恐る恐る訪ねると女神は憤慨したように口を尖らせた。
「もおー!せっかく雰囲気出してるんですからちゃんと乗ってきて下さいよ!!」
「雰囲気?あ!貴様もしや全て演技か!!」
「当たり前じゃないないですか。女神の契約は勝手に入れさせてもらいましたけど」
ふざけんな!勝手にいれたんじゃ自己責任だろ!?
その大地の抗議する頭の中を覗いたように女神は「ふふふ」と不適に笑いすり寄りながら言う。
「認知……していた――」
「ストーップ!!そこまでだ!!」
そう止められた女神は不服そうに「えー」と言うがおとなしく引き下がる。
「そんなわけでリリアちゃんとはお話しできてないんです。ということで今日の本題!」
その掛け声で女神の後ろに『本題』とかかれたホワイトボードが降りてきた。
「私との契約を完了してください」
「ん?そもそも今は完了してないのか?」
「はい。大地さんが起きて私の名前を呼びながら私を必要としてくれれば完了します。今は仮の状態ですね。因みに大地さんの身体能力が高いのも、この契約のおかげなんですよ?」
固めをつぶりウィンクしながら人差し指を立てて言う女神に大地一つ聞く。
「……そのポーズ練習したのか?」
「もちろんです!大地さんからの見る視点を考慮しての角度としっかりと可愛さをアピールするためのウィンク!完璧でした」
いや可愛いのはわかるけれども……。
そんな決めポーズをしっかりする女神に今までの反撃をする方法を思い付いてしまった大地はニヤリと笑う。
「因みに嫌だと……言ったら?」
まさか、ここで断るなんて!見たいな表情をする女神。
この女が困惑するのを始めてみるな。
してやったり。そう思った瞬間、大地は女神に押し倒された。
「うわ、何を!……するんだ?」
女神との距離がいように近く、その顔を赤くさせて目に涙をためながら言う。
「毎晩……」
大地はその先の言葉を連想する。いやらしい方面へ。
だがそんなことは起きず、次の言葉、大地を戦慄させる。
「寝かせません。この部屋に呼んで睡眠不足と疲労に追い込みます!!」
その彼女の可愛さから到底思えないほどのことを言われた。彼女の言ったことを要約すると、「毎晩拷問しますね~」だ。
観念した大地は「ごめんなさい」と謝る他無かった。
それは本人がそう言ったとか、自分に信仰心があるとかそんなんじゃあない。
何というか後光といえばいいのか?それとも神々しいといえばいいのか?そういった雰囲気があって…………ってこのやり取り前回やっただろ!!
「で……また白い世界だけど、どうなってるんだ?っていうかここはどこだ?」
大地が目の前にいる女神へ聞くと、女神はニコリと笑って言う。
「ここは貴方の夢の中です」
俺の夢の中……ねぇ。殺風景すぎない?俺そんなストイックに生きてきてないよ?
「あ、この空間事態は私が作ったのですよ?お告げのようなものですね」
よかった。俺じゃないんだな。この無味無臭の空間は。なにも無さすぎて自分の心の闇がヤバイのかと思ったよ。白いけど。
「呼び出されたに近いのか。それでなんのようだ?」
「話が速くて助かります。実は……」
妙に間を持たす女神だ。もしかしたら深刻なのかもしれない。ここは一つ真面目に聞こう。
「暇だったんです。呼んでくれないし。だから、遊んでください」
「は?遊ぶために……呼んだのか?」
「そうですよ~。自分ばっかりリリアちゃんと楽しそうにして……」
ふくれ面になる女神に呆れながら大地はため息をはく。
「まぁ夢の中だしいいか。疲れはしないだろうしな」
「あ、ここでこうしてるだけでも疲れますよ?私からのお告げなんですから、当たり前じゃないですか~」
つまりこいつはあれか?この女神のせいで疲労が取れるどころか増すばかりで、睡眠の意味を無くさせられてるってわけか?
「今すぐ寝させろ!!直ぐに寝させろ!!」
こんな無駄に疲れてたまるか。
「寝ぼけているんですか?現実では寝てますよ?」
イッラァとする感情に飲まれそうになるのを堪えた大地は抗議の目を女神に向ける。
「ふざけんな!人間はな寝なきゃ死ぬんだよ!」
「知ってますよー?でも、1日寝なくても死なないことも知ってますよー?」
これは、たぶん何を言ってもダメなやつだ。
全てを諦めるためのため息を肺の空気がなくなるまで吐き出すと、女神に視線を向けた。
「どうしたら戻らせてくれるんだ?」
「……そうですねぇ。あ、大地さんの世界にあったこういう展開はどうですか?」
そういうと女神はわざとらしくコホンと咳き込んだ。
「私に少しでも良いから傷をつけられたら現実に戻してあげましょう」
先程からの身勝手な降るまいといい、拉致ったあげく完全な上から目線での物言いといい。大地の堪忍袋は切れた。
「やってやろうじゃねえか!女神だろうが女だろうが泣かしてやるぜ!!!」
極悪人のようなことを言い出す大地を女神はさらに余裕を見せつけるように柔らかい笑みを浮かべながら煽る。
「やってみなさい人の子よ」
ここに人間VS女神のラグナログ(世界は崩壊しない)が始まった。
遠慮などする気がない大地はしょつぱなからロケットランチャーを召喚しぶっぱなした。ロケット弾は確実に女神と接触し、大爆発を巻き起こした。その煙が晴れて女神の姿を視認したところ、当たる前からポーズは変わらず無傷である。
「やれるとは思っちゃいなかったが、ノーダメかよ!」
愚痴をこぼしながら次の召喚を行う。
「こいつはどうだ?」
巻き込まれないように女神から距離をとる大地。何に巻き込まれないようにするかと言うと上から降り注ぐ爆弾の雨にだ。
女神の頭上を十字に横切る2機の爆撃機。二つの火力がばらまかれ激しい爆風と爆音が辺りへ広がった。
「ふふ。こんなんじゃ傷つきませんよ?」
だが、それでも大地のやることを楽しそうにして見ている女神。
余裕を見せつけくる女神にせめて一矢報いてやりたくなり大地は様々な武器を召喚した。
マグナムとよばれるリボルバー、アサルトライフルにショットガン。アンチマテリアルライフルやサブマシンガン。グレネードランチャーにガトリング。自立型にした戦闘機や戦車。レーザービームが出るライフルに火炎放射。
だが、どれを当てようが女神が傷を負うことはなかった。
「ダメだ……どうにもなんねぇ……」
さんざんやった事で疲れが溜まり、大地は肩で息をしながら仰向けで寝転んだ。
「あら、もう終わりですか?」
「くそっ!」
煽る女神相手に言い返してやりたいが、今の結果が惨敗な為に悪態つくしかできなかった。
「うふふ。楽しめたからよしとしましょうか」
そう言って女神は大地のとなりに立つと自分の左に両方の足をずらすようにして座る。
マジ黙っていると本当に美人だからムカつくやら許せるやらで複雑だ。
「気はすんだようでよかったよ。……聞いて良いか?」
「なんですか?今なら何でも答えてあげちゃいましょう」
「そ、そうか」
それならばと遠慮など考えずに口にすることにした
「リリアの――」
その言葉でピンと来た女神は直ぐに口を開いた。
「スリーサイズですか?もお~しょうがないですねえ。ダ・イ・チ・さんは。上から――」
思ってもいないことを言われて激しく咳き込んだ大地は直ぐに否定する。
「ちがう!!」
何故かがっかりしたような表情で「何でも答えてあげるって言ったのに」と残念そうに呟く。
人のプライバシーまで答えようとするな!!
「はっ!まさか私のが知りたいと言うんですか!?し、仕方がないですねそこまで言うなら~」
「ちがう!!」
いや、スタイル良いけれども!!気にはなるけれども!!
「リリアの事だ」
「リリアちゃんですか?」
「親しそうに名前呼ぶから女神と聖女ってそんなに仲いいものなのかと気になっただけなんだ」
「それでついでにリリアちゃんと私のスリーサイズが気になったと?」
「ちがう!!もうそこから離れないか?」
クスクスと笑い存分に大地をからかって満足した女神は「それじゃあお答えしましょうか」と微笑みながら言う。
「そうですねえ。一日一回は必ずお祈りしてくれたのでその都度お話ししてましたね。もっとも話し方はもっと砕けてほしかったですけど。ただ、いろんな話してましたよ?」
「してました?今はしてないのか?」
「だって今はここにいるので……話すこと出来ないんですよ」
「どういうことだ?」
「そうですねぇ。分かりやすく言うと……」
一拍間をおいた女神は感情を込めていった。
「私……私!貴方のせいで貴方の側から離れられないんです!!」
「えっ!?な、何言っているんだ……」
いきなりのことで追い付けていない大地は少し後ずさりぎみにやましいことがなかったか頭をフル回転させる。
「ひどい!初めてあったあの日に……私を捧げたと言うのに……そんな……それなのに一度も必要としてくれないなんて……あんまりです……」
そして、「う……う……」とすすり泣き始める女神。
初めてあった日?……捧げる?……まさか?
「まさか、女神の契約の話か?」
大地が恐る恐る訪ねると女神は憤慨したように口を尖らせた。
「もおー!せっかく雰囲気出してるんですからちゃんと乗ってきて下さいよ!!」
「雰囲気?あ!貴様もしや全て演技か!!」
「当たり前じゃないないですか。女神の契約は勝手に入れさせてもらいましたけど」
ふざけんな!勝手にいれたんじゃ自己責任だろ!?
その大地の抗議する頭の中を覗いたように女神は「ふふふ」と不適に笑いすり寄りながら言う。
「認知……していた――」
「ストーップ!!そこまでだ!!」
そう止められた女神は不服そうに「えー」と言うがおとなしく引き下がる。
「そんなわけでリリアちゃんとはお話しできてないんです。ということで今日の本題!」
その掛け声で女神の後ろに『本題』とかかれたホワイトボードが降りてきた。
「私との契約を完了してください」
「ん?そもそも今は完了してないのか?」
「はい。大地さんが起きて私の名前を呼びながら私を必要としてくれれば完了します。今は仮の状態ですね。因みに大地さんの身体能力が高いのも、この契約のおかげなんですよ?」
固めをつぶりウィンクしながら人差し指を立てて言う女神に大地一つ聞く。
「……そのポーズ練習したのか?」
「もちろんです!大地さんからの見る視点を考慮しての角度としっかりと可愛さをアピールするためのウィンク!完璧でした」
いや可愛いのはわかるけれども……。
そんな決めポーズをしっかりする女神に今までの反撃をする方法を思い付いてしまった大地はニヤリと笑う。
「因みに嫌だと……言ったら?」
まさか、ここで断るなんて!見たいな表情をする女神。
この女が困惑するのを始めてみるな。
してやったり。そう思った瞬間、大地は女神に押し倒された。
「うわ、何を!……するんだ?」
女神との距離がいように近く、その顔を赤くさせて目に涙をためながら言う。
「毎晩……」
大地はその先の言葉を連想する。いやらしい方面へ。
だがそんなことは起きず、次の言葉、大地を戦慄させる。
「寝かせません。この部屋に呼んで睡眠不足と疲労に追い込みます!!」
その彼女の可愛さから到底思えないほどのことを言われた。彼女の言ったことを要約すると、「毎晩拷問しますね~」だ。
観念した大地は「ごめんなさい」と謝る他無かった。
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