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教皇ビストロ編

動乱

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700年続いた 皇国。

遂に 最後の時が来た。

宰相が 帝国と通じて 皇族の 皇位継承順位50位までの男子を 処刑してしまったのだ。

宰相は どこから来たのかも 分からない流れ者で

辺境の 翼人族境の街を 世界一の城塞都市に発展させて

その手腕を認められ、皇都の都市改造官として 採用されたのだ。

瞬く間に 皇都は辺境都市の 5倍の規模を誇る 世界一の城塞皇都になった。

規模が大きくなりすぎて 統治出来ない公家たちは

新たに宰相位を置き、国の管理を任せることにした。

ここ10年は、皇国最盛期の繁栄をしていた。

そこに 帝国が起こる。

魔法の効かない ブルーメタルの鎧兜に身を包み

周りの国を 侵略し出したのだ。

ついに、翼人族の集落も占領されて

国境を 接する事になった。

すると 宰相は 帝国兵の馬揃えを 皇都で行うと宣言した。

皇族には 魔力が有り、皇族同士で婚姻する事により

さらに 魔力の強い子が生まれる。

帝国兵など 馬鹿にしていたのだ。

退屈な皇族は、ほとんどコロシアムに集まり

イベントである、帝国兵 馬揃えを観に来た。

そこで起こったのは 虐殺だ!

コロシアムの出入口を ブルーメタルの盾で塞いで

魔法の効かない兵士が 皆殺しにする。

宰相が 謀ったのだ。

皇国は 帝国の属国となり

宰相が 王位に着いた。


教国は 皇国の山岳地域にある 都市国家で

6層からなる、世界最大のダンジョンの入口にある。

教皇も 馬揃えに招かれ 殺されてしまったので

新しく 選ばれる事になった。

皇国の宰相が 帝国司祭である ビストロを教皇にした。

ビストロは 帝国時代対立していた 錬金術師エールを 密偵に探らせていたが

ついに エールのしっぽを掴んだ。

禁忌である、ホムンクルス制作だ。

早速 エールを魔王認定して 帝国に処刑させる為の宣旨を送った。
  

魔力のない エールを逮捕して処刑しようとした時 

突然竜巻きが起こり 消えてしまった。

フェリーが変身していたのだが

教皇はエールが魔王を召喚して

魔力を得たのだと勘違いした。

フェリーは上手く逃げ出すのには成功したのだが

魔力を使い果たして倒れているところで

奴隷に売り飛ばされてブルーメタルの首輪を嵌められてしまった。

エルフは高値で売れるのだ。

教皇ビストロは魔王に対抗する為

勇者召喚をする。

30人の 司祭を犠牲にして

異世界から召喚するのだ。
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