8 / 18
第8話 作戦開始
しおりを挟む
そう言い、男は笑う。
リリィは何が何だかと言った様子で苦笑いを浮かべている。
「ゲインさん。それで、契約なんですけど……」
「あぁ。今低ランクのクエストが軒並み消えてるのは知ってるか?」
俺たちは頷く。
自分たちのせいのくせに、笑わせてくれる。まあここは何も知らない利用者に徹するんだ。
「はい。それで、ゲインさんを頼ればいいと聞きまして……」
「だろうな。実はよ、特殊なルートで俺達ならクエストを紹介できるんだ」
「特殊な?」
「特殊は特殊さ、そこは企業秘密だ。……で、条件はこうだ。まず俺達に受注料を支払ってもらう」
「受注料……ですか?」
ゲインは頷く。
本来クエストの受注にはお金はかからない。その代わり、クエストで何か問題がおきても依頼者は責任を負わないという訳だ。
「クエスト達成報酬の三割だ。それを俺達の収めて貰う。その代わり、安定してクエストを工面することを約束するぜ。ようは、あんたらは報酬の七割を受け取るって訳だ。クエストを受けられないよりはましだろう?」
なるほどな。自分たちで低ランククエストを絞っておいて、善人面で仲介料を奪ってる訳か。
これなら低ランクのクエストを生業にしている冒険者たちが食いつくのも分かる。死活問題だからな。
リリィを見て納得したのも、リリィがパーティを追放されてここ最近低ランククエストしか受けていないのを知っていたからだろう。
「三割……」
「いい方だと思うぜ? 今ギルドじゃ低ランクのクエストが一つも出てないと聞く。稼ぐ当てがないなら、俺達から受けた方がいいと思うぜ? これは善意でいってんだ。それに、あんたらが受けなくてもこっちには客は腐るほどいる」
「善意ですか……」
と、リリィは俺の方を不安そうに見る。
少しは頼ってくれるようになった、ってことかな。
ここはNO……と行きたいところだが、計画通り進めるために肯定しておこう。
「おうよ。いずれギルドにもクエストが戻るだろう。それまで無色じゃあ辛いだろ?」
どうだ? と、ゲインは不敵な笑みを浮かべる。
「……わかりました、ありがとうございます。じゃあここでクエストを受けさせてください」
「おう、小僧は利口だな。いいぜ。おい、ウェンディ」
「はい」
そう言うと、奥からさっきの金髪の女性が大量のクエスト依頼書を持って現れる。
あれがアカネから横流しされたクエストか。よくもまあこれだけのクエストを……。
机の上に広げられたクエストは、リリィが以前から受けていた薬草集めのクエストから、ペット探しや買い物の代理、討伐クエストまでF、E級のクエストが並んでいる。
「わあ、沢山あるね!」
「ちょっと見てみよう」
さて、目当てのクエストは……。
俺は並べられたクエストをザーッと見回す。
そして一つのクエストを見つけると、拾い上げる。
「これがいいかな」
「えっ、アルトそれでいいの?」
それは、F級クエスト。
しかもただの薬草採取クエストだ。バルジの森南西部に生える薬草の採取。
そう、昨日俺が仕掛けをした場所だ。
すると、ゲインは少し険しい顔で顎髭を触る。
「……あんたらランクは?」
「E級ですよ。適任でしょ?」
「――あぁ。ならいい。せいぜい気を付けるんだな」
「はい、ありがとうございます」
そうして俺たちはゲインから薬草採取のクエスト依頼書を受け取ると、受注料金の三割を先渡しし、屋敷を出る。
「クエストが完了したらまたきて。完了報告からクエスト達成報酬の支払いまでラグがあるから、そこは我慢してね」
「はい」
「それじゃ」
そっけなく、バタンとドアが閉じられる。
クエストが成功しない限り赤字なのは、なかなか痛いな。
まあ、計画通りいけば問題ない。
「なんか……変な感じだったね」
リリィは少し不安そうに笑いながら言う。
こういう勘は鋭いな。悪意に敏感なのはいいことだ。お人好しだけど。
「そうか?」
「うん、なんか迷ってたような……」
「気のせいじゃないかな。まあ、パーティで初のクエストだししっかり準備して行こう」
「……うん、そうだね! 楽しみだなあ、サンドイッチとか作っていく?」
「ピクニックかよ。……まあ、でもそれも悪くないな」
そんなことを話しながら、俺達は一旦リリィの家へと帰る。
あの男の反応からして間違いない。奴らはアカネからの依頼を受けたみたいだな。アカネに依頼していた、バルジの森南西部の異常事態の調査。
俺がオークたちを追いやった、現在のオークの生息域となった場所だ。
これでゲインたちはオークの群れの真っただ中へと、何も知らずやってくる。
そして、俺達が選んだクエストも同じくバルジの森南西部でのクエスト。今朝作った香と合わせて、一気に死神の鎌の壊滅とリリィのランク上げを行ってやる。
さて、楽しくなってきた。
◇ ◇ ◇
リリィは片手にバスケットを持ち、もう片方に薬草を詰め込む袋を持っている。
本当にピクニック感覚だな。
まあ、本来バルジの森はモンスターの出現は比較的少ない安全な森らしい。出てくるモンスターも精々ゴブリン程度と聞く。
近くにダンジョンもないから安定した地域らしい。だからこそ、ランクの低い冒険者にも好まれている街なのだ、リオルグは。その辺りはカエラに色々と教えてもらった。
薬草を集めて帰るだけ、そう思っているリリィには悪いが、この後リリィには英雄になってもらう。
「本当いい天気だね! アルトとの最初のクエストにはもってこいかも!」
「そうだな」
「最強の冒険者を目指して毎日訓練してるけど……たまにはこういうのもいいよね」
そう言い、リリィはルンルンと気分で小走りに森を走る。
可愛いなリリィは。
だが、俺まで呑気にしている訳にはいかない。
俺は辺りに目を凝らす。
足跡……枝の折れ具合……先にここを進んだパーティがあるな。
四人の足跡。恐らく死神の鎌だろう。
よし、先行しているな。痕跡的に北へ向かっている。
計画通りだ。
このまま俺たちは北上して、死神の鎌の連中の後ろを追う。
奴らがオークと衝突しているところで合流し、俺お手製の香で周囲のオークを全部呼び寄せる。そしてリリィに活躍させてD級モンスターであるオークの大量討伐実績を積ませる。
これでランクを上げる。死神の鎌はオークの群れにやられ、リリィはランクがあがり、低ランククエストは復活する。完璧だ。
「でも依頼だからね、ちゃんと薬草取って帰らないと! 私は薬草取の先輩だからね、ちゃんと付いてきて!」
と、リリィはフフンと鼻をならし胸を張る。
「はいはい、期待してるよリリィ。そう言えば、カエラさんがもっと北上したところに薬草が良く生えてるスポットがあるって言ってた。行ってみないか?」
「本当? いいね! じゃあ、張り切って行こう!」
こうして俺たちはバルジの森を進む。
――さあ、作戦開始だ。
リリィは何が何だかと言った様子で苦笑いを浮かべている。
「ゲインさん。それで、契約なんですけど……」
「あぁ。今低ランクのクエストが軒並み消えてるのは知ってるか?」
俺たちは頷く。
自分たちのせいのくせに、笑わせてくれる。まあここは何も知らない利用者に徹するんだ。
「はい。それで、ゲインさんを頼ればいいと聞きまして……」
「だろうな。実はよ、特殊なルートで俺達ならクエストを紹介できるんだ」
「特殊な?」
「特殊は特殊さ、そこは企業秘密だ。……で、条件はこうだ。まず俺達に受注料を支払ってもらう」
「受注料……ですか?」
ゲインは頷く。
本来クエストの受注にはお金はかからない。その代わり、クエストで何か問題がおきても依頼者は責任を負わないという訳だ。
「クエスト達成報酬の三割だ。それを俺達の収めて貰う。その代わり、安定してクエストを工面することを約束するぜ。ようは、あんたらは報酬の七割を受け取るって訳だ。クエストを受けられないよりはましだろう?」
なるほどな。自分たちで低ランククエストを絞っておいて、善人面で仲介料を奪ってる訳か。
これなら低ランクのクエストを生業にしている冒険者たちが食いつくのも分かる。死活問題だからな。
リリィを見て納得したのも、リリィがパーティを追放されてここ最近低ランククエストしか受けていないのを知っていたからだろう。
「三割……」
「いい方だと思うぜ? 今ギルドじゃ低ランクのクエストが一つも出てないと聞く。稼ぐ当てがないなら、俺達から受けた方がいいと思うぜ? これは善意でいってんだ。それに、あんたらが受けなくてもこっちには客は腐るほどいる」
「善意ですか……」
と、リリィは俺の方を不安そうに見る。
少しは頼ってくれるようになった、ってことかな。
ここはNO……と行きたいところだが、計画通り進めるために肯定しておこう。
「おうよ。いずれギルドにもクエストが戻るだろう。それまで無色じゃあ辛いだろ?」
どうだ? と、ゲインは不敵な笑みを浮かべる。
「……わかりました、ありがとうございます。じゃあここでクエストを受けさせてください」
「おう、小僧は利口だな。いいぜ。おい、ウェンディ」
「はい」
そう言うと、奥からさっきの金髪の女性が大量のクエスト依頼書を持って現れる。
あれがアカネから横流しされたクエストか。よくもまあこれだけのクエストを……。
机の上に広げられたクエストは、リリィが以前から受けていた薬草集めのクエストから、ペット探しや買い物の代理、討伐クエストまでF、E級のクエストが並んでいる。
「わあ、沢山あるね!」
「ちょっと見てみよう」
さて、目当てのクエストは……。
俺は並べられたクエストをザーッと見回す。
そして一つのクエストを見つけると、拾い上げる。
「これがいいかな」
「えっ、アルトそれでいいの?」
それは、F級クエスト。
しかもただの薬草採取クエストだ。バルジの森南西部に生える薬草の採取。
そう、昨日俺が仕掛けをした場所だ。
すると、ゲインは少し険しい顔で顎髭を触る。
「……あんたらランクは?」
「E級ですよ。適任でしょ?」
「――あぁ。ならいい。せいぜい気を付けるんだな」
「はい、ありがとうございます」
そうして俺たちはゲインから薬草採取のクエスト依頼書を受け取ると、受注料金の三割を先渡しし、屋敷を出る。
「クエストが完了したらまたきて。完了報告からクエスト達成報酬の支払いまでラグがあるから、そこは我慢してね」
「はい」
「それじゃ」
そっけなく、バタンとドアが閉じられる。
クエストが成功しない限り赤字なのは、なかなか痛いな。
まあ、計画通りいけば問題ない。
「なんか……変な感じだったね」
リリィは少し不安そうに笑いながら言う。
こういう勘は鋭いな。悪意に敏感なのはいいことだ。お人好しだけど。
「そうか?」
「うん、なんか迷ってたような……」
「気のせいじゃないかな。まあ、パーティで初のクエストだししっかり準備して行こう」
「……うん、そうだね! 楽しみだなあ、サンドイッチとか作っていく?」
「ピクニックかよ。……まあ、でもそれも悪くないな」
そんなことを話しながら、俺達は一旦リリィの家へと帰る。
あの男の反応からして間違いない。奴らはアカネからの依頼を受けたみたいだな。アカネに依頼していた、バルジの森南西部の異常事態の調査。
俺がオークたちを追いやった、現在のオークの生息域となった場所だ。
これでゲインたちはオークの群れの真っただ中へと、何も知らずやってくる。
そして、俺達が選んだクエストも同じくバルジの森南西部でのクエスト。今朝作った香と合わせて、一気に死神の鎌の壊滅とリリィのランク上げを行ってやる。
さて、楽しくなってきた。
◇ ◇ ◇
リリィは片手にバスケットを持ち、もう片方に薬草を詰め込む袋を持っている。
本当にピクニック感覚だな。
まあ、本来バルジの森はモンスターの出現は比較的少ない安全な森らしい。出てくるモンスターも精々ゴブリン程度と聞く。
近くにダンジョンもないから安定した地域らしい。だからこそ、ランクの低い冒険者にも好まれている街なのだ、リオルグは。その辺りはカエラに色々と教えてもらった。
薬草を集めて帰るだけ、そう思っているリリィには悪いが、この後リリィには英雄になってもらう。
「本当いい天気だね! アルトとの最初のクエストにはもってこいかも!」
「そうだな」
「最強の冒険者を目指して毎日訓練してるけど……たまにはこういうのもいいよね」
そう言い、リリィはルンルンと気分で小走りに森を走る。
可愛いなリリィは。
だが、俺まで呑気にしている訳にはいかない。
俺は辺りに目を凝らす。
足跡……枝の折れ具合……先にここを進んだパーティがあるな。
四人の足跡。恐らく死神の鎌だろう。
よし、先行しているな。痕跡的に北へ向かっている。
計画通りだ。
このまま俺たちは北上して、死神の鎌の連中の後ろを追う。
奴らがオークと衝突しているところで合流し、俺お手製の香で周囲のオークを全部呼び寄せる。そしてリリィに活躍させてD級モンスターであるオークの大量討伐実績を積ませる。
これでランクを上げる。死神の鎌はオークの群れにやられ、リリィはランクがあがり、低ランククエストは復活する。完璧だ。
「でも依頼だからね、ちゃんと薬草取って帰らないと! 私は薬草取の先輩だからね、ちゃんと付いてきて!」
と、リリィはフフンと鼻をならし胸を張る。
「はいはい、期待してるよリリィ。そう言えば、カエラさんがもっと北上したところに薬草が良く生えてるスポットがあるって言ってた。行ってみないか?」
「本当? いいね! じゃあ、張り切って行こう!」
こうして俺たちはバルジの森を進む。
――さあ、作戦開始だ。
0
お気に入りに追加
182
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【書籍化決定】神様お願い!〜神様のトバッチリを受けた定年おっさんは異世界に転生して心穏やかにスローライフを送りたい〜
きのこのこ
ファンタジー
突然白い発光体の強い光を浴びせられ異世界転移?した俺事、石原那由多(55)は安住の地を求めて異世界を冒険する…?
え?謎の子供の体?謎の都市?魔法?剣?魔獣??何それ美味しいの??
俺は心穏やかに過ごしたいだけなんだ!
____________________________________________
突然謎の白い発光体の強い光を浴びせられ強制的に魂だけで異世界転移した石原那由多(55)は、よちよち捨て子幼児の身体に入っちゃった!
那由多は左眼に居座っている神様のカケラのツクヨミを頼りに異世界で生きていく。
しかし左眼の相棒、ツクヨミの暴走を阻止できず、チート?な棲家を得て、チート?能力を次々開花させ異世界をイージーモードで過ごす那由多。「こいつ《ツクヨミ》は勝手に俺の記憶を見るプライバシークラッシャーな奴なんだ!」
そんな異世界は優しさで満ち溢れていた(え?本当に?)
呪われてもっふもふになっちゃったママン(産みの親)と御親戚一行様(やっとこ呪いがどうにか出来そう?!)に、異世界のめくるめくグルメ(やっと片鱗が見えて作者も安心)でも突然真夜中に食べたくなっちゃう日本食も完全完備(どこに?!)!異世界日本発福利厚生は完璧(ばっちり)です!(うまい話ほど裏がある!)
謎のアイテム御朱印帳を胸に(え?)今日も平穏?無事に那由多は異世界で日々を暮らします。
※一つの目的にどんどん事を突っ込むのでスローな展開が大丈夫な方向けです。
※他サイト先行にて配信してますが、他サイトと気が付かない程度に微妙に変えてます。
※昭和〜平成の頭ら辺のアレコレ入ってます。わかる方だけアハ体験⭐︎
⭐︎第16回ファンタジー小説大賞にて奨励賞受賞を頂きました!読んで投票して下さった読者様、並びに選考してくださったスタッフ様に御礼申し上げますm(_ _)m今後とも宜しくお願い致します。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる