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「「「「「ニコル、おはよう」」」」」
「ソルシス、シャナン、アレン、シドニア、ランドルもおはよう!」

 今朝もスッキリと目覚めた。快眠できたので体調はばっちり。
 敬愛するイケメンマッチョ騎士達の為の朝食の準備が整った頃、ちょうど5人が食堂へとやってきた。

──うん、今日も皆ステキだ。
 ソルシスの少し気だるそうな男の色気。
 アレンのちらりと見える日焼けした大胸筋、視線を上げていくとある喉仏。
 それにシャナンの股間……。

「……ふぁっ」

「「……?!」」

 アレコレ妄想していたら、トロリと蜜口から愛液が滲み出てしまい、変な声が出てしまった。誤魔化さないとっ……。

「ふ、ああー!参ったなー。朝食のメニュー、一つ作り忘れたー。ふ、ふわっとスクランブルエッグ忘れた………は、はは……は。僕は忘れっぽいなぁ、ははは」

「そう、なのか…?」「……」「でも、品数はたくさんあるぞ?いらなくね?」「…」

「ふはは、作り忘れて、皆、悪いな?明日はちゃんと作るからなー、は、は、は」

 ふぅ、苦しいけど、なんとか誤魔化せた。ああ、危ない。
 朝っぱらから尊い神聖なエリート騎士様達でけしからんエロい妄想なんかしてしまい誠に申し訳ない……。
 私のバカ馬鹿、不埒者ー。
 すみませんでした……。
 
 気を取り直して。
 働き者の「寮父」ニコルのお料理の腕前を堪能して欲しい。

「コホン、さあ皆、沢山食べてくれ。」

「「「「「……いただきます」」」」」
「皆、よく噛んで食べるんだぞ?」

(朝からニコルは可愛いな、今日も何か甘いモノでも買って帰ろう)
(相変わらずアホ可愛いな)
(ごまかしたつもりかよ。でも、ニコルはなんであんなにエロいんだ?)
(さっきの、ニコルの喘ぎ声……だよな。ニコルが起きてる時にヤって、俺の杭で突いて喘がせたいな)
(俺の手で喘がせたい…喘ぎ声が聞きたい…)

 誰からともなく、5人は目配せした。
 後で今夜の打ち合わせする事にして、とりあえず、ニコルが用意してくれた朝食をとり始めた。

──良かった。皆、いい食べっぷり。朝から頑張って栄養満点の朝食を作った甲斐があるなぁ。良質なたんぱく質を沢山とって、立派な筋肉になぁれ♪
 よぉーし、今日も1日、洗濯に掃除に買い物に……、頑張って働くぞーー。


────────



ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん……
「ニコル、う、くっ、は…」

 今までと同じじゃね?

 そう思った皆様へ。
 5人の打ち合わせ内容をまとめてみたので解説させていただきます。

【ニコルの喘ぎ声を聞く為の特別ルール手順】

①今夜だけ特別5人参加。
一人目(ランドル)が避妊魔法をかけてヤる。(←今ここ)
※行為の途中でニコルがすぐに目を覚ますように、催眠魔法はかけない。よって、ニコルの喘ぎ声が聞ける!

②二人目が浄化魔法をかけてヤる→三人目から五人目まで以下同文。回復魔法もかけない。
※5人全員起きてるニコルとヤれるので、5人全員喘ぎ声が堪能できる。
(ただし、5人なので全員短めに。)

※ニコルに考える時間を与えない為、挿入れる人以外は全員、ニコルの身体中を愛撫する事に集中し、5人とも全力でニコルを喘がせる。
五人目が終わったら最後に催眠魔法をかけて眠らせる。
ニコルに浄化と回復魔法をかけて仕上げ、何もなかった事にする。

③朝、ニコルが目を覚ますと昨夜の事は夢だったと思う。(全員幸せ)

 以上。
 
 で、一人目がヤり始めたところに話は戻る。

ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん…
「ニコル……!」
 後ろからニコルの両乳を揉んでいるソルシスと、ニコルの柔膣に雄杭を抜き挿ししているランドル。
 アレンはニコルの手を取り指先を口に含み、シドニアとシャナンは足指をちゅぱちゅぱと舐めている。

「……ん、……あぁ、ふ、」
 吐息とともに、ニコルの喘ぎ声が響き始めた。
「………ぁぁん、ん、ん……んふ、んふぅ、ぁぁ…………あぁぁぁっ」

 ……ナニ?このとてつもない快楽は……?

 下半身から、ぐっちゅん、ぐっちゅん、という酷い音とともに、あり得ない気持ち良さが襲ってくる。

 ……夢?

 夢だよね。恐る恐る目を開けてみると、イケメン5人が私の身体に群がっている。

 うん、夢だ。
 寮父にイケメン達が群がる筈ないし、夢だ。

 だって、ランドルのちん○が何度もナカに挿入ってきて、腟壁が擦られて死にそうな程に気持ちが良い。
 元夫とは何度もセックスしたが、おっぱいや身体中はしつこく触られたけど、いざちん○を挿入れたら精液を出して即終わりだった。
 
 何度も出し挿入れなんてしてなかった…
 
 「ちん○を出し挿入れする」とこんなに気持ちいいものなの?
 ちん○が何度も奥を突いてくるなんて信じられない!しかもイケメンちん○!
 絶対夢だ。夢にちがいない~dream~
 自分の想像力万才。

「ニコル、う、く、出る」
「ぁ、ぁぁ、ふ、んぅ」
「くっ……!」
「ぁぁぁ!」

 ランドルと同時に派手にイって、絶頂の最中だというのに、なんと、次のイケメンちん○が挿入ってきた。

「ニコル…」
「あぁぁん、ん、ん、ん」

 シドニアだ。シドニアまでも何度も何度も出し挿入れしている……!え?夢って凄い……。想像を超える気持ち良さ。
 ナイス妄想。~dream再び~
 それに、さっきは後ろから胸を揉み揉みしていたソルシスが、今度はサイドから右乳にちゅうちゅうと吸いついている。可愛い。そして気持ちいい。
 左の胸に頬擦りしているのはランドル。
 耳穴に舌をぐちゅぐちゅと出し入れしているのはシャナン。
 
 身体中、快楽で蕩ける。

「ニコル、いいっ、う、はぁ、」
「んふぅ、ぁ、ぁ、ぁぁぁ!……イくぅ」
「イけよ、ニコル、う、俺もイくっ」
「ぁ、あ、ぁぁぁぁあ!」

 夢ヤバい。またイった。
 というか、イきっぱなし。かえってこられない。
 たった今、シドニアと同時にイって、びしょびしょに濡れたはずのあそこが一瞬でサッパリした。
 次の瞬間。
 
「はぁぁぁ、ぁぁぁぁん、んーー」
「くぅぅぅぅ…」

 またもやイケメンちん○が挿入され……
 え?3本目も出し挿入れ。しかも高速なんですけど?めちゃくちゃ気持ちいいんですけど?経験した事のない気持ち良さを想像して夢に見れる私、相当スゴくない?

「ニコル、好きだよ、可愛い、エロい、気持ちいい、くっ」
「ん、んふぅ、ぁん、ぁぁぁぁ!」
 
 高速ちん○はアレンだった。
 右乳から離れたソルシスは私の口の中を舌で蹂躙している。イケメンの味がする。
 横から胸に顔を埋めているのはランドル。手や太ももを熱心にペロペロ舐めているのは、左側がシャナンで右側がシドニア。3匹のわんこなの?可愛い過ぎる。
 
「ニコルっ、出る、ぅ」
「ああぁぁぁぁぁぁぁー」

 そして、アレンと同時にイった後、またシャワーでも浴びたようにスッキリした私の股の間には、なんとシャナンの頭が。

「んひぁぁ!」
 ぴちゃぴちゃという音と舌の感触。
(シャナンにあそこを舐められてる…)

「ニコル、俺のデカイから少し慣らす」
「ん、ん、ん、ん、んふぅ(そこでしゃべらないで………)」

 もう考えられなくなってきたので、(名前省略)5人の男に、おっぱいを吸いまくられ…顔を舐めまくられ…首筋や脇の下までエロく撫で回され…爪先をしゃぶられながら、あそこを舐められる気持ち良さ…。
 ナニコレ、私、想像力豊か過ぎる……。あり得ない。
 ~最強dream~

「!!んーーー!」

 シャナンは本当に巨根だった(当社比1.5倍)。
 奥を突かれるとナカがぎちぎちになり、少し痛いほどに………。

「ニコル、射精すよ」
「んぁぁぁ!」
 びゅるびゅるとシャナンの精液を受け取る。
 そして、シャナンの巨根がずるりと出ていった。

 また綺麗な身体に戻った私に、ソルシスが覆い被さる。

「まだ休まないで、ニコル」
 愛しそうにキスをするソルシスをぽぉっと見つめる。
「ん…」
 せっかく綺麗になったはずなのに、ソルシスのキスだけであそこはもうあっという間にべちょべちょに濡れている。

「もう濡れてるね。本当にニコルはエロくてかわいいね。」
「あぁ、んふぅ、ひぃん、ぁぁっ」
 
 顔も身体も声もすべて好み。イチ推しのソルシスが優しくキスして身体に触れて、「かわいい」などと囁いたら、そりゃ濡れる。いくら夢でも。何度でもビチョビチョに濡れる。
気持ちいい。
好き。
 
「ニコル?考え事か?それならもう挿入れてやる。」

「んああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 
 ソルシスの固い杭が一気に奥まで挿入ってきて、あっけなく達した。びくびくと身体を反らすと、ソルシスの杭は律動を開始した。
 ソルシスもやっぱり何度も出し挿入れするのね……♪
 ~ビバdream~

 ぐっちゅん、ぐっちゅん、ぐっちゅん、

「ニコルっ」
「ぁぁん、ぁぁん、ん、ん、ん」
「う、くぅ、ニ、ニコルっ」
「ソル、ソルシスぅ…はぁん…気持ちぃぃ…」
「俺も……ぁぁ、」
「ソルシスぅ…イく、イくぅぅ」
「ニコル、イけっ、出る……」
「ぁぁぁぁぁぁぁーーー!」

 長い射精が終わり、ソルシスがニコルに目をやると、催眠魔法をかけるまでもなく、イったままの状態で眠りこけていた。


────────

 翌朝

「「「「「ニコル、おはよう」」」」」
「ソルシス、シャナン、アレン、シドニア、ランドルもおはよう!」

「今日の朝食も旨そうだ」
「ありがとう!皆、沢山おかわりしてくれ」
「「「「「いただきます」」」」」

 ふん、ふふ、ふーん、と鼻歌を歌いながら、ソルシスに貰った食洗機魔道具に調理器具を入れてゆくニコル。

「ニコル、昨日言っていたふわっとスクランブルエッグ作ったんだな?、旨そうだ。それに、今朝はずいぶん機嫌良さそうだが、昨夜いい夢でも見たのか?」

「おう、ランドル。よくわかったな?凄ーくいい夢を見たぞ。毎日でも見たい位いい夢だ。」

「……ほぅ…?」

「あんな都合のいい夢あるんだなー。初めての経験だった。天にものぼる気持ちってああいう事をいうんだな。」

「そうなのか?よっぽどいい夢だったんだな。今日も同じ夢見られるといいな。」

「ああ、ありがとう!皆も僕みたいにいい夢が見られるといいな?」

 満面の笑みを浮かべるニコル。

(完全に夢だと思ってる…ニコルに催眠魔法なんて全然必要無くね?)
(ニコルエロ可愛い…今日も6P確定な?)
(ニコル可愛いすぎ、今日もお土産買って帰ろ)
(やべ、もう勃ってきた)
(ニコル…安心しろ。今日もいい夢見れるぞ?夢じゃなくてホントにヤッてるけどな。)
(夢だと思っているなんて可愛いな、ニコル。よし、可愛いから自動掃除魔道具ルンバも買ってあげよう。)

 イケメン5人と寮父1人。独身寮の平和は続く。


【 happy END 】










 
 
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