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19話 新たな階層を召喚しました④

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「ごちそうさまでした!」

「わお!」

「モキュ!」

2階層に戻るとすぐにミドリが料理を作ってくれた。ミドリの料理の腕はとてもすぐれているのでどんなご飯も美味しく食べることが出来た。

「そう言えば、外からダンジョンに入ってくる侵入者たちはどうやって2階層にくるんだ?」

僕はダンジョンマスターとしての能力がありダンジョン内を自由にワープして移動することができるが、外から入ってくる侵入者達はどうすれば一階層から二階層に移動することができるのか疑問に思った。

『それはその階層にいるボスモンスターを倒せば次の階層に行くことができるのです、マスター』

ダンジョンコアが言うにはその階層にいるボスモンスターを倒すことが出来れば次の階層に進むことができるようになるのだ。あくまでこれは一例だと教えてくれた。

「それでそのボスモンスターは誰なんだ?」

『一階層のボスモンスターはダイヤで登録されています、マスター』

一階層にはダイヤしかいないので必然的にダイヤがボスモンスターになっている。ボスモンスターはダンジョンマスターかダンジョンコアが決めることができる。

「そうなのか、それじゃ一階層のボスモンスター、ダイヤを守るために他にもモンスターを召喚しに行くか」

一階層がダイヤだけだとダイヤが倒されてしまう可能性があるので他にもモンスターを召喚する事にした。

「それじゃ僕はモンスターを召喚するために一階層に行ってくるよ!」

「行ってらっしゃいませ」

「わお!」

「「モキュ!」」

モンスターを召喚し終わったらすぐに帰ってくる予定なので一階層には一人で行くことにした。

「よっ!」

「シュー」

一階層に来てみるとダイヤが迎えてくれた。たまたま僕がワープした場所にいただけなのかもしれないが。

「それじゃ、ストーンタートス召喚!」

僕はこの石の階層にはストーンタートスしか合わないと思ったので召喚するモンスターはストーンタートス、一種類のモンスターに決めておいた。

「「シュー」」

召喚したストーンタートスの数は2体だ。今日はもうたくさんの魔力を使っているので今日は二体だけにして明日にまたストーンタートスを召喚する事にした。

「それじゃ、僕は帰るね、また明日来るから!」

「「シュー!」」

僕は三体のストーンタートス達と別れて2階層に戻った。

「今日はもう寝ようか」

「そうですね、そうしましょうか」

2階層に戻ってくるとミドリが寝る準備をしてくれて今日はもう寝ることにした。

「もう寝たんですか?ふふふ」

僕は布団の中に入るとすぐに眠ってしまった。最後に意識を失う前にミドリの怪しげな声が聞こえた気がした。
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