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18話 新たな階層を召喚しました③

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「それで、石で出来た一階層をどうしたらいいと思う?」

「私はご主人様のしたいようにしたらいいと思いますよ」

『そうですね、マスターにお任せしたいと思います、マスター』

畑に種を植え終えた僕はミドリとダンジョンコアを呼び新たな階層をどういったものにするか話し合っていた。

「そうか、それじゃ、新たにモンスターを召喚しょうと思う!」

新しく召喚された階層は石で出来ていた。つまりミドリの植物魔法は植物がないと効果がないので植物が育たない石の階層では本来の力を出すことは出来ない。シルも石の上では本来の速さを活かすことができない、でこぼこしているより平面な場所の方がスピードが出るので石の階層では力を出し切れないのだ。モアラー軍団も石の中では潜ることが出来ないのでこの石の階層とは相性が悪いのだ。そのことから僕は新たにモンスターを召喚することに決めた。

「それで召喚するモンスターは決まっているの?」

「うん、もう決めているよ!」

畑に種を植えている時にもう召喚したいモンスターを考えていた。

「ストーンタートスだよ!」

『ストーンタートスですか、それはいい案だと思いますマスター』

ストーンタートスは石のような甲羅を持っている亀のモンスターだ。食料は石を食べ、敵が来たら強靭なアゴで敵を噛みちぎる。もしもの時は甲羅の中に身を隠す。

「それじゃ、ストーンタートスを召喚しに一階層に行ってくる!」

「それじゃ、私もついていきますよ!」

「わかった、それじゃ行くよ!」

僕は新たに召喚するモンスター、ストーンタートスを召喚するために一階層に向かった。

「本当に石で出来ているんですね~」

一階層に着き、ミドリは全て石で出来ていることに驚いていた。

「それじゃ、早速召喚するか、ストーンタートス召喚!」

僕はこの階層を守ってくれるモンスター、ストーンタートスを召喚した。

「シュー!」

「よろしくな!」

僕はしゃがみストーンタートスと握手するように手を合わせた。

「君の名は、ダイヤだ!」

「シュー!」

ストーンタートスにはダイヤという名前をつけた。名前の由来は光り輝く石の甲羅を背負っていたのでダイヤと名前がいいと思ったのだ。

「シュー!」

ダイヤは近くにあった石を食べ始めた。ストーンタートスの主食は石だ。そのためこの階層にストーンタートスはぴったりなのだ。尽きることのない食料に身を隠すことができる場所なのでストーンタートスにとってこの石の階層はとっても住みやすい場所なのだ。

「それじゃ、僕たちもご飯を食べに二階層に戻ろっか」

「そうですね、腕によりをかけて作りますよ!」

僕たちもお腹が減って来たのでご飯を食べに二階層に戻ることにした。

「それじゃまたな!」

「シュー!」

僕たちはダイヤと別れて二階層に戻った。
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