25 / 34
Scene.02 こんな話
024 世界最強の尋問官候補
しおりを挟む
「転生者って具体的に何の能力者なんです?」
那留が宇野に尋ねる。
「簡単に言うとQ&A。
なんでも質問をすれば何でも答える」
「それって尋問とかに使うってことですか?」
那留の目が少しさみしそうだった。
「最強の尋問官ってこと?」
丹歌がそう言うと少しだけ場が和む。
「いや、答えるのは本人だから尋問ってわけじゃないよ」
広瀬が少し笑う。
「……それって」
「まぁ質問内容によっては魔力を大きく消費するので今の綾人君では玉藻ちゃんの下着の色とかくらいの質問しか答えれないけどね」
宇野のナイスジョークに那留が水を差す。
「下着の色を聞いてどうするんですか?」
「……どうするんだろうね?」
広瀬も冷静になる。
「えー。コウさんまでー」
宇野が目を潤ませる。
そして談笑がはじまる。
「あの……ここは病院なのでお静かに」
看護師の千春に注意される一同。
「さてギルド組合にも報告したことだし。
私達は帰りましょうか」
広瀬がそう言うと宇野も立ち上がる。
「え?面会とかしないんですか?
保護するんですよね?」
那留がそう言うと広瀬が答える。
「あの子はギルド組合によって保護されるよ。
能力があまりにも異能すぎる。
絶対にテオスに狙われるからね」
「そうだろうね。
場合によってはファルシオンの護衛がつくかも」
宇野がそういった。
その後、宇野の指摘通り綾人にはファルシオンの護衛がつくようになった。
そうして春が来た。
4月。
丹歌と那留は高校2年生になった。
那留が宇野に尋ねる。
「簡単に言うとQ&A。
なんでも質問をすれば何でも答える」
「それって尋問とかに使うってことですか?」
那留の目が少しさみしそうだった。
「最強の尋問官ってこと?」
丹歌がそう言うと少しだけ場が和む。
「いや、答えるのは本人だから尋問ってわけじゃないよ」
広瀬が少し笑う。
「……それって」
「まぁ質問内容によっては魔力を大きく消費するので今の綾人君では玉藻ちゃんの下着の色とかくらいの質問しか答えれないけどね」
宇野のナイスジョークに那留が水を差す。
「下着の色を聞いてどうするんですか?」
「……どうするんだろうね?」
広瀬も冷静になる。
「えー。コウさんまでー」
宇野が目を潤ませる。
そして談笑がはじまる。
「あの……ここは病院なのでお静かに」
看護師の千春に注意される一同。
「さてギルド組合にも報告したことだし。
私達は帰りましょうか」
広瀬がそう言うと宇野も立ち上がる。
「え?面会とかしないんですか?
保護するんですよね?」
那留がそう言うと広瀬が答える。
「あの子はギルド組合によって保護されるよ。
能力があまりにも異能すぎる。
絶対にテオスに狙われるからね」
「そうだろうね。
場合によってはファルシオンの護衛がつくかも」
宇野がそういった。
その後、宇野の指摘通り綾人にはファルシオンの護衛がつくようになった。
そうして春が来た。
4月。
丹歌と那留は高校2年生になった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる