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03 女を狩るもの

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志郎は、マカの唇に自分の口を当てた。

これは、僕が見た夢に似ている。
このままだと、マカが死ぬ!

ボクは、そう思うと志郎の首に噛みついた。

「痛ッ!」

志郎は、唸るとボクの首根っこを掴んだ。
そして、ボクの体を地面に叩きつけた。

「ボク……!」

マカは、よろよろとボクの体に近づいた。

「さぁ!
 楽しいショーの始まりだ!
 なんなら、一発やるか?
 人生最後の快楽ショーを!」

志郎は、そう言って嬉しそうに笑った。
マカは、死を覚悟した。
星新一の話を聞いたときは、勝てると思っていた。
マカより強いヤツなんていないと思っていた。
マカは、ゆっくりと目を閉じた。
志郎は、マカの服に手をかけようとした。
その時!

「私に隙を見せたのが貴方のミスです」

星新一が、志郎の背後に立った。
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