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Scene09 カウントダウン
125 明日に憑いている現実
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「現実という名前のこの世界は♪
明日に憑いている現実♪」
ハイジが歌う。
公園で歌う。
「黄昏れてますね」
新一がハイジに言う。
「ああ。
モトフミがあんな動画を出したからな……」
新一が小さくうなずきスマホを付ける。
「これですね」
新一はそう言ってその動画を再生した。
再生回数:1200億回
「これは君たちの心に問いかけている。
なのでこの言葉は全ての国民への問いかけになるだろう」
若い男がそう言って笑う。
その言葉通り。
地球上の全ての存在に言葉が伝わる。
「単刀直入に言う。
一週間以内に斎藤デザイン株式会社の斎藤壱を生け捕りにしろ。
殺したり傷つけたりするな。
もしもこれらが守れない場合。
全ての人類は滅びるだろう。
我が名はモトフミ。
モトフミクライヌシノオオミカミ。
この世界の神だ、
我の言葉が信じれないだろう?
我の力を見せてやろう」
動画の配信は一旦終わった。
その直後にオーストラリアが消えた。
8000を超える島が一瞬で消えた。
雷が落ち。
落ちた雷が弾け飛び。
皿場の爆発の連鎖のように島が雷に寄って消えた。
その雷は島の全てを灰に変えた。
そしてモトフミが再び動画を配信する。
指揮棒を持って何かを奏でている様子が映し出された。
「今、オーストラリアを消した。
これは我の力の一つだ。
もしも我に斎藤壱を渡した存在あるいは組織にはどんな願いでも叶えよう。
いくつでもなんこでもな。
全てのメンバーに授けよう。
しかし叶わぬ場合。
全ての世界を滅ぼす」
動画の配信はそこで途切れた。
世界が一瞬だけ斎藤壱を捕獲しようと動き出そうとしたとき。
今度は、真・モトフミが動画を配信した。
「我が名はモトフミ。
以前配信しいてたモトフミは我のクローンであり。
残り一週間の寿命である。
やつはクローンでありながら魂を転々として器を入れ替え生きながらえている。
斎藤壱もその一人だ。
次の器が斎藤壱であり斎藤壱を一週間護り切ることが人類に残された選択だろう。
殺すことはおすすめできない。
なぜならそれをやってしまえばヤツは機嫌を損ね人類を簡単に滅ぼすだろう。
我は神である上なんでもできる。
仮に斎藤壱を一週間護り切ることができ、ヤツの死を見届けたあと。
オーストラリアとそこで生きていた存在全てを生き返そう。
ヤツのことはモトフミと呼ぶといい。
我のことは真・モトフミと呼んでいただけると嬉しい。
それでは、まただ」
動画の配信はそこで終わった。
「世界は大混乱だ。
壱を守る存在、壱を捕獲する存在」
「まぁ、そうなりますよね。
ハイジさんはどうしますか?」
「壱はダチだからな」
「そうですね。
守らなきゃですね」
「ああ……!!」
「ならデスマスイッチロックフェスティバル開始だな」
そう言って太郎と裕也が現れる。
「今回の舞台は地球ですね」
キサラギも現れる。
「お前ら!!」
ハイジが驚く。
「ロックに行こうぜ!」
太郎がニッコリと笑った。
明日に憑いている現実♪」
ハイジが歌う。
公園で歌う。
「黄昏れてますね」
新一がハイジに言う。
「ああ。
モトフミがあんな動画を出したからな……」
新一が小さくうなずきスマホを付ける。
「これですね」
新一はそう言ってその動画を再生した。
再生回数:1200億回
「これは君たちの心に問いかけている。
なのでこの言葉は全ての国民への問いかけになるだろう」
若い男がそう言って笑う。
その言葉通り。
地球上の全ての存在に言葉が伝わる。
「単刀直入に言う。
一週間以内に斎藤デザイン株式会社の斎藤壱を生け捕りにしろ。
殺したり傷つけたりするな。
もしもこれらが守れない場合。
全ての人類は滅びるだろう。
我が名はモトフミ。
モトフミクライヌシノオオミカミ。
この世界の神だ、
我の言葉が信じれないだろう?
我の力を見せてやろう」
動画の配信は一旦終わった。
その直後にオーストラリアが消えた。
8000を超える島が一瞬で消えた。
雷が落ち。
落ちた雷が弾け飛び。
皿場の爆発の連鎖のように島が雷に寄って消えた。
その雷は島の全てを灰に変えた。
そしてモトフミが再び動画を配信する。
指揮棒を持って何かを奏でている様子が映し出された。
「今、オーストラリアを消した。
これは我の力の一つだ。
もしも我に斎藤壱を渡した存在あるいは組織にはどんな願いでも叶えよう。
いくつでもなんこでもな。
全てのメンバーに授けよう。
しかし叶わぬ場合。
全ての世界を滅ぼす」
動画の配信はそこで途切れた。
世界が一瞬だけ斎藤壱を捕獲しようと動き出そうとしたとき。
今度は、真・モトフミが動画を配信した。
「我が名はモトフミ。
以前配信しいてたモトフミは我のクローンであり。
残り一週間の寿命である。
やつはクローンでありながら魂を転々として器を入れ替え生きながらえている。
斎藤壱もその一人だ。
次の器が斎藤壱であり斎藤壱を一週間護り切ることが人類に残された選択だろう。
殺すことはおすすめできない。
なぜならそれをやってしまえばヤツは機嫌を損ね人類を簡単に滅ぼすだろう。
我は神である上なんでもできる。
仮に斎藤壱を一週間護り切ることができ、ヤツの死を見届けたあと。
オーストラリアとそこで生きていた存在全てを生き返そう。
ヤツのことはモトフミと呼ぶといい。
我のことは真・モトフミと呼んでいただけると嬉しい。
それでは、まただ」
動画の配信はそこで終わった。
「世界は大混乱だ。
壱を守る存在、壱を捕獲する存在」
「まぁ、そうなりますよね。
ハイジさんはどうしますか?」
「壱はダチだからな」
「そうですね。
守らなきゃですね」
「ああ……!!」
「ならデスマスイッチロックフェスティバル開始だな」
そう言って太郎と裕也が現れる。
「今回の舞台は地球ですね」
キサラギも現れる。
「お前ら!!」
ハイジが驚く。
「ロックに行こうぜ!」
太郎がニッコリと笑った。
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