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Scene07 赤月よりも青きもの
71 オトノノチっていいですね
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「ハイジさんも呪われた能力なんですか?」
壱の質問にハイジは笑う。
「俺は能力はロックだ。
歌って心を響かせて感動したヤツのハートを爆発させるのさ」
「へぇー」
壱が小さく頷く。
「信じてないだろう?」
「え?」
壱が驚く。
「まぁいいさ」
ハイジは笑う。
「で、なにか用があるんですか?」
「お前らにはないよ」
「え?」
「俺が用事があるのはさっきの犬さ」
「アースベルガー?」
「おう!」
「僕らはあの犬の敵ですよ?」
十三がそう尋ねるとハイジの目に殺気が宿る。
「ああ、俺からしてみればアースベルガーは俺の敵さ」
「そうなんですか?」
壱が首を傾げた。
「ならどうして自分たちに声を掛けたんですか?」
十三も不思議そうに尋ねた。
「敵の敵は――」
ハイジがそう言いかけるとピノが言う。
「友達!」
「え?ピノ?」
壱が驚く。
「ででーん!ピノとノノだよ!」
すると可愛らしい女の子が頭を下げる。
「ノノです!」
「ピノとノノは!」
「オトノノチ!」
ピノのノリにノノがついてくる。
ピノはどこまでも楽しそうだった。
壱の質問にハイジは笑う。
「俺は能力はロックだ。
歌って心を響かせて感動したヤツのハートを爆発させるのさ」
「へぇー」
壱が小さく頷く。
「信じてないだろう?」
「え?」
壱が驚く。
「まぁいいさ」
ハイジは笑う。
「で、なにか用があるんですか?」
「お前らにはないよ」
「え?」
「俺が用事があるのはさっきの犬さ」
「アースベルガー?」
「おう!」
「僕らはあの犬の敵ですよ?」
十三がそう尋ねるとハイジの目に殺気が宿る。
「ああ、俺からしてみればアースベルガーは俺の敵さ」
「そうなんですか?」
壱が首を傾げた。
「ならどうして自分たちに声を掛けたんですか?」
十三も不思議そうに尋ねた。
「敵の敵は――」
ハイジがそう言いかけるとピノが言う。
「友達!」
「え?ピノ?」
壱が驚く。
「ででーん!ピノとノノだよ!」
すると可愛らしい女の子が頭を下げる。
「ノノです!」
「ピノとノノは!」
「オトノノチ!」
ピノのノリにノノがついてくる。
ピノはどこまでも楽しそうだった。
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