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Scene02 繋ぐ手
14 お姫様になっちゃう?
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そして、壱たちはマクベスバーガーへと向かった。
マクベスバーガーに着くとピノがとびっきりの笑顔で店員に言った。
「お子様バーガーください!」
すると店員が笑顔で返す。
「店内でお召し上がられるでしょうか?
それともお持ち帰りでしょうか?」
すると梨麻が言った。
「お姉さんをテイクアウトで!」
「え?」
店員が戸惑っている。
「あ、冗談です。
美智子さん、梨麻くん。
今日は、色々お世話になったからマクベス奢るよ」
「あ、本当ですか?
嬉しいです」
壱の提案に美知子が、嬉しそうに笑う。
「あざっす!
じゃ、俺はマクベス期間限定牛ヒレバーガーセットで!」
「では、私はアボガドバーガーセットでお願いします」
「んー
僕は、なににしようかなー」
壱はそう言ってパネルを見る。
するとピノの方を見る。
ピノが2種類あるお姫さま変身セットのどちらにしようか悩んでいた。
それを見た壱は、小さく笑う。
「じゃ、僕もお子様バーガーで……」
「かしこまりました」
店員が小さく笑う。
それを見た梨麻も笑う。
「壱さん、やっさしー」
「社長って案外子どもに甘いですね」
美知子もそう言って苦笑いを浮かべる。
「もともと僕は、こういう小さい子を護りたくて警備の仕事をはじめたんだ。
だから、自然と甘くなるのかもしれないね」
「ふーん」
梨麻が、小さくうなずく。
「お会計ですが……
お子様バーガーおふたつで3000円、期間限定牛ヒレバーガーセットがおひとつで4000円、アボガドバーガーセット780円。
合計、7780円になります」
「あ、はい」
壱は、うなずくと会計を済ませた。
「お姫さま変身セットふたつ!
うれしいなー」
ピノが小さく笑う。
ピノがお姫さま変身セットの袋を持ってスキップする。
「ピノ、店の中でスキップしたらめーだよ!」
「はーい」
ピノが、スキップを止め静かに歩く。
そして、壱が広い席を見つけそこに座った。
マクベスバーガーに着くとピノがとびっきりの笑顔で店員に言った。
「お子様バーガーください!」
すると店員が笑顔で返す。
「店内でお召し上がられるでしょうか?
それともお持ち帰りでしょうか?」
すると梨麻が言った。
「お姉さんをテイクアウトで!」
「え?」
店員が戸惑っている。
「あ、冗談です。
美智子さん、梨麻くん。
今日は、色々お世話になったからマクベス奢るよ」
「あ、本当ですか?
嬉しいです」
壱の提案に美知子が、嬉しそうに笑う。
「あざっす!
じゃ、俺はマクベス期間限定牛ヒレバーガーセットで!」
「では、私はアボガドバーガーセットでお願いします」
「んー
僕は、なににしようかなー」
壱はそう言ってパネルを見る。
するとピノの方を見る。
ピノが2種類あるお姫さま変身セットのどちらにしようか悩んでいた。
それを見た壱は、小さく笑う。
「じゃ、僕もお子様バーガーで……」
「かしこまりました」
店員が小さく笑う。
それを見た梨麻も笑う。
「壱さん、やっさしー」
「社長って案外子どもに甘いですね」
美知子もそう言って苦笑いを浮かべる。
「もともと僕は、こういう小さい子を護りたくて警備の仕事をはじめたんだ。
だから、自然と甘くなるのかもしれないね」
「ふーん」
梨麻が、小さくうなずく。
「お会計ですが……
お子様バーガーおふたつで3000円、期間限定牛ヒレバーガーセットがおひとつで4000円、アボガドバーガーセット780円。
合計、7780円になります」
「あ、はい」
壱は、うなずくと会計を済ませた。
「お姫さま変身セットふたつ!
うれしいなー」
ピノが小さく笑う。
ピノがお姫さま変身セットの袋を持ってスキップする。
「ピノ、店の中でスキップしたらめーだよ!」
「はーい」
ピノが、スキップを止め静かに歩く。
そして、壱が広い席を見つけそこに座った。
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