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Scene01 出会い
09 おやすみ
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――23時。
お風呂に入りパソコンで書類の管理をしていた壱。
そして、ぼーっとドラマを見ていたピノ。
「ピノ、そろそろ寝ようか?」
「えっちなこ――」
ピノがそこまでいうと壱が先に言った。
「しないよ」
「じゃ、一緒に寝てもいい?」
「え?」
壱はピノの言葉に驚く。
「一緒の布団でお手て繋いで眠るの」
「うん、いいよ」
「ありがとう」
「じゃ、ベッドに行こうか?」
「うん」
ピノは小さくうなずき。
震えるピノの手を壱はギュッと握りしめた。
「大丈夫だよ」
壱の言葉にピノは安心感を覚えた。
初めて感じる感覚。
今までの主人とは違う感覚。
ピノの頭の中が真っ白になる。
「明日さ……」
静まり返る暗い部屋。
そこに壱の声だけが響く。
そして、そこにピノの音色が響く。
「うん」
「ピノの服を買いに行こうか?」
「え?お洋服?」
「うん。
あんまりお店知らないけどさ。
美知子さんに聞けばわかると思うから……」
壱がそういうとピノが食いつく。
「美知子さん?」
「うん。
僕の秘書だよ。
とっても綺麗で……
なんでも知っているんだ」
「そうなんだ……」
「うん。
だから、きっとピノに可愛い服を選んでくれると思うんだ」
「明日、お仕事はいいの?」
「うん、明日は土曜日だからね……
お仕事はおやすみ」
「そっか」
「うん」
「楽しみ」
ピノの表情が柔らかくなる。
「うん!」
そして、ふたりは静かに寝息を立てた。
お風呂に入りパソコンで書類の管理をしていた壱。
そして、ぼーっとドラマを見ていたピノ。
「ピノ、そろそろ寝ようか?」
「えっちなこ――」
ピノがそこまでいうと壱が先に言った。
「しないよ」
「じゃ、一緒に寝てもいい?」
「え?」
壱はピノの言葉に驚く。
「一緒の布団でお手て繋いで眠るの」
「うん、いいよ」
「ありがとう」
「じゃ、ベッドに行こうか?」
「うん」
ピノは小さくうなずき。
震えるピノの手を壱はギュッと握りしめた。
「大丈夫だよ」
壱の言葉にピノは安心感を覚えた。
初めて感じる感覚。
今までの主人とは違う感覚。
ピノの頭の中が真っ白になる。
「明日さ……」
静まり返る暗い部屋。
そこに壱の声だけが響く。
そして、そこにピノの音色が響く。
「うん」
「ピノの服を買いに行こうか?」
「え?お洋服?」
「うん。
あんまりお店知らないけどさ。
美知子さんに聞けばわかると思うから……」
壱がそういうとピノが食いつく。
「美知子さん?」
「うん。
僕の秘書だよ。
とっても綺麗で……
なんでも知っているんだ」
「そうなんだ……」
「うん。
だから、きっとピノに可愛い服を選んでくれると思うんだ」
「明日、お仕事はいいの?」
「うん、明日は土曜日だからね……
お仕事はおやすみ」
「そっか」
「うん」
「楽しみ」
ピノの表情が柔らかくなる。
「うん!」
そして、ふたりは静かに寝息を立てた。
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