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Scene.03 清らかな空
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「そんなん言うてかてブリキュアにも経験値が必要やし即戦力になる女の子なんてそんないいひんやろ?」
そう言ってメガネの少女が現れる。
「貴方は何者ですか?
人の気配は感じなかったのですが……」
ブリ男が少し警戒をする。
「そりゃそうや。
ウチは人ちゃうもん。
魔獣ハデス13世やで」
「魔獣ですか?」
ブリ男が少し引いている。
「お前、頭大丈夫か?」
無が、そう尋ねるとハデスと名乗る少女がニッコリと笑う。
「なんなら耳と尻尾でもだそか?」
「ほう……
お願いしてもよろしいですか?」
ブリ男は、そんなことは出来ないと思い不敵に笑う。
「ほな……行くでー」
少女がそう言ってメガネを上にくいっと上げると少女の頭に耳が尻には尻尾が出た。
「あ、可愛いかも」
早良が、小さな笑みを浮かべる。
「にゃーやでー」
少女が、そう言ってネコの真似をする。
「にゃーにゃーやー」
少女が、そう言ってボクに飛びかかる。
「しまった……!
油断しました」
ブリ男が、少女の方に向けて魔界の武器のひとつブリーズガンを手のひらに召喚しそれを構える。
「魔界の武器のひとつ、ブリーズガンかぁー
ええもん持ってるなぁー」
「この魔力……
貴方、人ではありませんね?」
「だから、言うてるやろう?
ウチは魔獣やって、キュートな耳とプリティーな尻尾が見えへんか?
アンタも魔族やったら、それくらい魔力を調べればわかるやろう?」
「……確かに貴方の魔力。
魔界のモノに近いものを感じます。
ですが……」
「ウチは、異世界を転々とする闇の商人や」
「ほう……」
緊迫した空気を放つブリ男と違い少女はのんきな口調でそう言いボクの頬に頬ずりをする。
「何が起きているんだ?」
清空が、戸惑いを隠せない。
「おい、貴様!
ボクから離れろ!」
無が、怒りを露わにしている。
「けもモフ……
触りたい……」
早良だけが、違う反応を示していた。
「触ってもええで?」
少女が、ニッコリと笑う。
「ちょっと早良さん?
得体のしれないものに触ってはダメですよ?」
ブリ男が、そう言うと早良が笑う。
「えー。
けもモフ可愛いよ?」
「いえ、そういう問題ではなく……」
「それにこの人、敵意がないよー」
早良は、そう言いながら少女の尻尾に手を触れた。
そう言ってメガネの少女が現れる。
「貴方は何者ですか?
人の気配は感じなかったのですが……」
ブリ男が少し警戒をする。
「そりゃそうや。
ウチは人ちゃうもん。
魔獣ハデス13世やで」
「魔獣ですか?」
ブリ男が少し引いている。
「お前、頭大丈夫か?」
無が、そう尋ねるとハデスと名乗る少女がニッコリと笑う。
「なんなら耳と尻尾でもだそか?」
「ほう……
お願いしてもよろしいですか?」
ブリ男は、そんなことは出来ないと思い不敵に笑う。
「ほな……行くでー」
少女がそう言ってメガネを上にくいっと上げると少女の頭に耳が尻には尻尾が出た。
「あ、可愛いかも」
早良が、小さな笑みを浮かべる。
「にゃーやでー」
少女が、そう言ってネコの真似をする。
「にゃーにゃーやー」
少女が、そう言ってボクに飛びかかる。
「しまった……!
油断しました」
ブリ男が、少女の方に向けて魔界の武器のひとつブリーズガンを手のひらに召喚しそれを構える。
「魔界の武器のひとつ、ブリーズガンかぁー
ええもん持ってるなぁー」
「この魔力……
貴方、人ではありませんね?」
「だから、言うてるやろう?
ウチは魔獣やって、キュートな耳とプリティーな尻尾が見えへんか?
アンタも魔族やったら、それくらい魔力を調べればわかるやろう?」
「……確かに貴方の魔力。
魔界のモノに近いものを感じます。
ですが……」
「ウチは、異世界を転々とする闇の商人や」
「ほう……」
緊迫した空気を放つブリ男と違い少女はのんきな口調でそう言いボクの頬に頬ずりをする。
「何が起きているんだ?」
清空が、戸惑いを隠せない。
「おい、貴様!
ボクから離れろ!」
無が、怒りを露わにしている。
「けもモフ……
触りたい……」
早良だけが、違う反応を示していた。
「触ってもええで?」
少女が、ニッコリと笑う。
「ちょっと早良さん?
得体のしれないものに触ってはダメですよ?」
ブリ男が、そう言うと早良が笑う。
「えー。
けもモフ可愛いよ?」
「いえ、そういう問題ではなく……」
「それにこの人、敵意がないよー」
早良は、そう言いながら少女の尻尾に手を触れた。
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