100 / 132
05 魔法使いの恋人候補
100
しおりを挟む
そして、俺が、兵庫県への転勤の辞令を受けたのはその後すぐだった。
「持内、兵庫に行って向こうの仕事を手伝って来い」
部長は何のためらいもなく俺に言った。
俺は肩をガクリと落とし自分のディスクに戻った。
「お前何かヘマをしたのか??」
菊池が声を掛けてきた。
「知らねぇよ……」
田中さんも寂しそうに声を掛けてくれた。
「いつ転勤になるんですか?」
「来週だってさ…」
「折角仲良くなったのに寂しいです……」
「まぁ、会えない距離でもないしさ……
良かったら、また皆で飲みにでも行こうよ」
「はい」
「へぇ……
お前でもそんな事が言えるようになったんだな」
菊池が珍しそうに言った。
「あはは……」
俺は、笑って適当に誤魔化した。
笹山さんの方をちらっと見たけど、何食わぬ顔で仕事をしていた。
昼休み、笹山さんからメールが来る。
京都楽しみにしてるで。
俺は、すぐに返事を出した。
「持内、兵庫に行って向こうの仕事を手伝って来い」
部長は何のためらいもなく俺に言った。
俺は肩をガクリと落とし自分のディスクに戻った。
「お前何かヘマをしたのか??」
菊池が声を掛けてきた。
「知らねぇよ……」
田中さんも寂しそうに声を掛けてくれた。
「いつ転勤になるんですか?」
「来週だってさ…」
「折角仲良くなったのに寂しいです……」
「まぁ、会えない距離でもないしさ……
良かったら、また皆で飲みにでも行こうよ」
「はい」
「へぇ……
お前でもそんな事が言えるようになったんだな」
菊池が珍しそうに言った。
「あはは……」
俺は、笑って適当に誤魔化した。
笹山さんの方をちらっと見たけど、何食わぬ顔で仕事をしていた。
昼休み、笹山さんからメールが来る。
京都楽しみにしてるで。
俺は、すぐに返事を出した。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
オークションで競り落とされた巨乳エルフは少年の玩具となる。【完結】
ちゃむにい
恋愛
リリアナは奴隷商人に高く売られて、闇オークションで競りにかけられることになった。まるで踊り子のような露出の高い下着を身に着けたリリアナは手錠をされ、首輪をした。
※ムーンライトノベルにも掲載しています。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる