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02 魔法使い遊園地に行く

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「先にお飲み物をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

 店員さんが、営業スマイルでそう言った。
 橘さんは、ハイ・レモネードを頼み俺は生ビールを頼んだ。

「ここには、よく来るのですか?」

「はい。
 ここ好きなんです」

「へぇー」

 俺は、最近居酒屋に来てなかったな。
 男友達とお酒を飲むことはあるけれど……
 お酒を買って家で飲むのが定番だ。

「持内さんは、お酒に強いんですか?」

「どうだろう。
 強くもなければ弱くもない。
 橘さんは?」

「私、強くはないけれどお酒大好きなんです」

 お酒飲んで暴れたりしないよね?
 ちょっと心配になってきた。
 そんな会話をしていると店員さんが、お酒を持ってきた。

「ご注文の方お決まりでしたらお伺いしますが……」

 橘さんは、慣れているせいかメニューを見ないで注文する。

「フライドポテトとからあげとキャベツと焼きおにぎり。
 あ、持内さんは何を注文してくださいね」

 俺は、メニューを見ながら注文する。

「焼き鳥と厚揚げと……」

 俺は、メニューにある適当なものを注文した。
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