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05 5月6日
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「それが、高校を卒業するまで続いた。
でも、高校を卒業すると同時に家を出た」
「そっか……」
「なんのあてもなく家を出たからさ……
住む場所もないしそんなに頭も良くなかった。
そんな私が就ける仕事なんて限られていた」
「うん」
「風俗って最初は抵抗あったけど、すぐに慣れた。
父親にしていたことを知らない男にするだけでよかった。
全然つらくなかった」
つらくない訳がない。
それを語るようにはるかさんの身体が震えていた。
こんなとき、どうしたらいいのかな?
抱きしめて何か言葉を言ってあげればいいのかな?
「必死で頑張って人気ナンバーワンになったけど。
でも、友だちとか出来なくて。
孤独で寂しくて、出会い系サイトとか試したけど身体を求めてくる人ばかりだった」
つらかったね。
はるかさんは、綺麗だから余計に求めてくる人がいただろう。
「それでも、身体目的でもいいから寂しさを埋めたかった」
「そっか……」
うなずくことしか出来ない自分に僕は落胆した。
でも、高校を卒業すると同時に家を出た」
「そっか……」
「なんのあてもなく家を出たからさ……
住む場所もないしそんなに頭も良くなかった。
そんな私が就ける仕事なんて限られていた」
「うん」
「風俗って最初は抵抗あったけど、すぐに慣れた。
父親にしていたことを知らない男にするだけでよかった。
全然つらくなかった」
つらくない訳がない。
それを語るようにはるかさんの身体が震えていた。
こんなとき、どうしたらいいのかな?
抱きしめて何か言葉を言ってあげればいいのかな?
「必死で頑張って人気ナンバーワンになったけど。
でも、友だちとか出来なくて。
孤独で寂しくて、出会い系サイトとか試したけど身体を求めてくる人ばかりだった」
つらかったね。
はるかさんは、綺麗だから余計に求めてくる人がいただろう。
「それでも、身体目的でもいいから寂しさを埋めたかった」
「そっか……」
うなずくことしか出来ない自分に僕は落胆した。
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