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03 5月4日
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「ホント……ごめん」
僕の心のなかには罪悪感でいっぱいになった。
キスをしたこと。
そして、クシャミをしてしまったことに……
「どうしてそんなに謝るの?」
「くしゃみしちゃったし……」
それを聞いたはるかさんは、優しく微笑む。
そして、再び僕の唇にキスをする。
でも、それはほんの数秒の事だった。
「ソフトキスなら大丈夫ね」
「え?」
「くしゃみなんて気にしない!」
はるかさんは、そう言って僕の腕に身体を寄せる。
なんだろう?
このドキドキは。
「真治のここ物凄くドキドキしてるね。
真治の胸の音、私に届いているよ」
はるかさんは、何を考えているの?
気になるけどそんなことどうでもよくなった。
なんだろう。
この感触。
楽しい?
胸がときめいている。
ときめく?そうかこれがときめきなんだ。
生まれて初めての経験だった。
僕の心のなかには罪悪感でいっぱいになった。
キスをしたこと。
そして、クシャミをしてしまったことに……
「どうしてそんなに謝るの?」
「くしゃみしちゃったし……」
それを聞いたはるかさんは、優しく微笑む。
そして、再び僕の唇にキスをする。
でも、それはほんの数秒の事だった。
「ソフトキスなら大丈夫ね」
「え?」
「くしゃみなんて気にしない!」
はるかさんは、そう言って僕の腕に身体を寄せる。
なんだろう?
このドキドキは。
「真治のここ物凄くドキドキしてるね。
真治の胸の音、私に届いているよ」
はるかさんは、何を考えているの?
気になるけどそんなことどうでもよくなった。
なんだろう。
この感触。
楽しい?
胸がときめいている。
ときめく?そうかこれがときめきなんだ。
生まれて初めての経験だった。
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