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Scene.03 うたうよころび
58 拝啓、これはいじめでしょうか?
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十三は思った。
遠目で見ていたクラスメイトのの上沼海夜が授業が終わり誰もいない教室でひとり一の机に細工をしていたことを……
これがもし一輪の花とかなら注意できた。
それはいじめに当たる可能性はあるからだ……
でもそれとは少し違っていた。
一生懸命、花で文字を書いていた。
【退院おめでとう】
十三には海夜の行動がわからない。
悪意はない。
海夜の顔が楽しそうだったから……
その後、警備の人に声をかけてから十三は自由の待つ保育園へと向かったのだ。
そのため、その後の完成品は確認していなかった。
クラスメイトたちがザワツイている。
スマホを取り出し写真を撮る。
自分が学生の時なら同じことをしているだろう。
ただそれを見て海夜の顔が青ざめている。
自分がやった行為が一にしてみれば嫌がらせに感じていたらどうしようかと……
海夜がゆっくりと一に近づく。
「斎藤くんすまん」
「え?」
「お前がやったのか?」
百道が海夜に尋ねる。
「ああ。斎藤くんに喜んでもらえると思ってん」
「海夜、お前さ。
斎藤とそんな仲が良かったっけか?」
「ちゃうねん。
斎藤くんがこの前、【いいことないかな】って歌ったやん?
そしてこんなことになったし、色々あったし。
元気でないかな?と思って……」
「どうしたの?」
峰子が心配そうに近づいてくる。
そして一の机を見る。
「トトロ?」
峰子の頭がフリーズする。
そして、みゆきが現れる。
「いじめ?」
「どっち?」
峰子とみゆきが首を傾げて一を見た。
遠目で見ていたクラスメイトのの上沼海夜が授業が終わり誰もいない教室でひとり一の机に細工をしていたことを……
これがもし一輪の花とかなら注意できた。
それはいじめに当たる可能性はあるからだ……
でもそれとは少し違っていた。
一生懸命、花で文字を書いていた。
【退院おめでとう】
十三には海夜の行動がわからない。
悪意はない。
海夜の顔が楽しそうだったから……
その後、警備の人に声をかけてから十三は自由の待つ保育園へと向かったのだ。
そのため、その後の完成品は確認していなかった。
クラスメイトたちがザワツイている。
スマホを取り出し写真を撮る。
自分が学生の時なら同じことをしているだろう。
ただそれを見て海夜の顔が青ざめている。
自分がやった行為が一にしてみれば嫌がらせに感じていたらどうしようかと……
海夜がゆっくりと一に近づく。
「斎藤くんすまん」
「え?」
「お前がやったのか?」
百道が海夜に尋ねる。
「ああ。斎藤くんに喜んでもらえると思ってん」
「海夜、お前さ。
斎藤とそんな仲が良かったっけか?」
「ちゃうねん。
斎藤くんがこの前、【いいことないかな】って歌ったやん?
そしてこんなことになったし、色々あったし。
元気でないかな?と思って……」
「どうしたの?」
峰子が心配そうに近づいてくる。
そして一の机を見る。
「トトロ?」
峰子の頭がフリーズする。
そして、みゆきが現れる。
「いじめ?」
「どっち?」
峰子とみゆきが首を傾げて一を見た。
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