182 / 186
Scene08 ワインレッドの心
183 逮捕
しおりを挟む
男は笑う。
「弁護士?笑わせるな!
俺がその気になればお前なんかの首吹っ飛ぶぞ」
すると美幸がため息を吐く。
「君にそんな力があるのかい?」
「少なくてもこの銃でお前の頭を吹き飛ばすくらいできる!」
男はそう言って銃の引き金を引く。
「しかし当たらなかった」
美幸はゆっくりと男に近づく。
「脅しじゃないってわからないのか!」
男は何度も何度も銃を撃つ。
「弾が当たるわけ無いだろ?」
美幸は笑う。
「な、なんでだ?」
「君、その銃は何処で買った?」
「言えるかよ!」
「ちなみに聞くけれど。
弾は一緒に買ったのかい?
装填はできるのかい?」
「そんなの初めから入って――」
「んなわけあるか」
小太郎がそう言ってため息を吐く。
「だったらこのナイフで!」
男はナイフを取り出す。
すると素早く小太郎は男を投げ飛ばす。
「あ……?」
男の頭の中は真っ白になる。
「とりあえず逮捕な」
男はそのまま警察官たちに連行された。
「菜花さん、大丈夫?」
太郎が心配そうに菜花に尋ねる。
「うん……」
菜花は今にも泣きそうな声で頷いた。
「……さて君たちからも話を聞きたいんだけど大丈夫かい?」
「はい」
刑事の質問に菜花は頷いた。
太郎は知らなかった。
この日はじめて動画同時視聴者数が1000人を超えたことを。
「弁護士?笑わせるな!
俺がその気になればお前なんかの首吹っ飛ぶぞ」
すると美幸がため息を吐く。
「君にそんな力があるのかい?」
「少なくてもこの銃でお前の頭を吹き飛ばすくらいできる!」
男はそう言って銃の引き金を引く。
「しかし当たらなかった」
美幸はゆっくりと男に近づく。
「脅しじゃないってわからないのか!」
男は何度も何度も銃を撃つ。
「弾が当たるわけ無いだろ?」
美幸は笑う。
「な、なんでだ?」
「君、その銃は何処で買った?」
「言えるかよ!」
「ちなみに聞くけれど。
弾は一緒に買ったのかい?
装填はできるのかい?」
「そんなの初めから入って――」
「んなわけあるか」
小太郎がそう言ってため息を吐く。
「だったらこのナイフで!」
男はナイフを取り出す。
すると素早く小太郎は男を投げ飛ばす。
「あ……?」
男の頭の中は真っ白になる。
「とりあえず逮捕な」
男はそのまま警察官たちに連行された。
「菜花さん、大丈夫?」
太郎が心配そうに菜花に尋ねる。
「うん……」
菜花は今にも泣きそうな声で頷いた。
「……さて君たちからも話を聞きたいんだけど大丈夫かい?」
「はい」
刑事の質問に菜花は頷いた。
太郎は知らなかった。
この日はじめて動画同時視聴者数が1000人を超えたことを。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる