64 / 186
Scene03 麦わら帽子はまだ早い
64 そして……
しおりを挟む
「川本真琴さん、初日は遅刻と」
十三が笑う。
「えー、初日くらい大目に見てよ」
「まぁ、初日だから多めにみるよ」
「やった!」
「1時間遅刻と」
「え?10分も遅刻してないじゃん」
「多めに見たよ」
「いや、私が見てほしいのは多目であって多めじゃないよ」
「まぁまぁ席に座って」
「……え?本当に遅刻?え?本当に?」
「……」
そしてチャイムが鳴る。
「えーえーえーえ?」
真琴の目が潤む。
「大丈夫、遅刻扱いにしないから……ね?」
十三の目が優しく微笑む。
「え?本当に?」
「だからね?わかるでしょ?」
「え?もしかして体?」
「いや、席に座ろう」
十三が苦笑いを浮かべて言う。
「あ、そうだよね」
真琴も苦笑いを浮かべる。
十三が笑う。
「えー、初日くらい大目に見てよ」
「まぁ、初日だから多めにみるよ」
「やった!」
「1時間遅刻と」
「え?10分も遅刻してないじゃん」
「多めに見たよ」
「いや、私が見てほしいのは多目であって多めじゃないよ」
「まぁまぁ席に座って」
「……え?本当に遅刻?え?本当に?」
「……」
そしてチャイムが鳴る。
「えーえーえーえ?」
真琴の目が潤む。
「大丈夫、遅刻扱いにしないから……ね?」
十三の目が優しく微笑む。
「え?本当に?」
「だからね?わかるでしょ?」
「え?もしかして体?」
「いや、席に座ろう」
十三が苦笑いを浮かべて言う。
「あ、そうだよね」
真琴も苦笑いを浮かべる。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる