16 / 87
02 破壊の音色
16 IGさん
しおりを挟む
するとすぐにセロのスマートフォンにボマーの座標データー届く。
「あ、玲音さん。
仕事早いなぁ―」
セロは、そう言って座標データーを開く。
「どこですますの?」
オトネがセロのスマートフォンを覗く。
「んー。
そろそろこの辺に来るっぽい」
「へ?」
萌が驚きのあまり声を出す。
するとカランコロンと店のドアの鈴の音だけが響く。
「ん?どうかしたっすか?」
太郎と清空がゆっくりと現れる。
すると萌がいう。
「え?太郎くんがボマーなの?」
太郎が不思議そうな表情で萌を見る。
「ボマー?
爆弾のことっすか?」
「違うか……だよねー」
萌が嬉しそうに笑う。
「うん?」
太郎は現状が理解できていないようだった。
「あー
来ますね」
オトネがそういうと爆音とともに何かがパン屋の前を通り過ぎる。
「……暴走族でちゅね!めーなのよ!」
桃が頬を膨らませて怒る。
「じゃ、行ってきます!」
セロがそう言って店のドアを開けて走る。
オトネもそれに続く。
「あれ?なにがあったんっすか?」
太郎が、萌に尋ねる。
「さっきねー
愛人さんから電話があったんだー」
桃がそういうと太郎が悩む。
「愛人?」
「そうでちゅよー」
桃が嬉しそうに笑う。
「あー、IGからっすか」
そして、すぐにわかった。
「で、そのIGがどうしたんだ?」
清空が尋ねる。
「あ、はい。
覚醒者が出たのです。
高校生の……しかも強い子みたいで……
ヒーローも何人か負傷がいるみたいです」
萌がそういうと清空がうなずく。
「うむ。
私も行ったほうがよさそうだな。
して、そやつの能力とかはわかるかのぅ?」
「触れたものを爆発させる能力だそうです」
「ほほう。
触れられなければいいのではないのか?
ヒーローも弱くはないからそれぐらい気づくだろうに」
「そのへんはわかりませんが……
きっと強いんだと思います。
闇が深ければ深いほど覚醒者は、強くなれますから」
「そうだな。
でも、ま……
爆発が相手ならセロだけで十分だな。
技を使わなくてもやつなら勝てるだろう」
清空が白い歯を見せて笑った。
「あ、玲音さん。
仕事早いなぁ―」
セロは、そう言って座標データーを開く。
「どこですますの?」
オトネがセロのスマートフォンを覗く。
「んー。
そろそろこの辺に来るっぽい」
「へ?」
萌が驚きのあまり声を出す。
するとカランコロンと店のドアの鈴の音だけが響く。
「ん?どうかしたっすか?」
太郎と清空がゆっくりと現れる。
すると萌がいう。
「え?太郎くんがボマーなの?」
太郎が不思議そうな表情で萌を見る。
「ボマー?
爆弾のことっすか?」
「違うか……だよねー」
萌が嬉しそうに笑う。
「うん?」
太郎は現状が理解できていないようだった。
「あー
来ますね」
オトネがそういうと爆音とともに何かがパン屋の前を通り過ぎる。
「……暴走族でちゅね!めーなのよ!」
桃が頬を膨らませて怒る。
「じゃ、行ってきます!」
セロがそう言って店のドアを開けて走る。
オトネもそれに続く。
「あれ?なにがあったんっすか?」
太郎が、萌に尋ねる。
「さっきねー
愛人さんから電話があったんだー」
桃がそういうと太郎が悩む。
「愛人?」
「そうでちゅよー」
桃が嬉しそうに笑う。
「あー、IGからっすか」
そして、すぐにわかった。
「で、そのIGがどうしたんだ?」
清空が尋ねる。
「あ、はい。
覚醒者が出たのです。
高校生の……しかも強い子みたいで……
ヒーローも何人か負傷がいるみたいです」
萌がそういうと清空がうなずく。
「うむ。
私も行ったほうがよさそうだな。
して、そやつの能力とかはわかるかのぅ?」
「触れたものを爆発させる能力だそうです」
「ほほう。
触れられなければいいのではないのか?
ヒーローも弱くはないからそれぐらい気づくだろうに」
「そのへんはわかりませんが……
きっと強いんだと思います。
闇が深ければ深いほど覚醒者は、強くなれますから」
「そうだな。
でも、ま……
爆発が相手ならセロだけで十分だな。
技を使わなくてもやつなら勝てるだろう」
清空が白い歯を見せて笑った。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
NPCが俺の嫁~リアルに連れ帰る為に攻略す~
ゆる弥
SF
親友に誘われたVRMMOゲーム現天獄《げんてんごく》というゲームの中で俺は運命の人を見つける。
それは現地人(NPC)だった。
その子にいい所を見せるべく活躍し、そして最終目標はゲームクリアの報酬による願い事をなんでも一つ叶えてくれるというもの。
「人が作ったVR空間のNPCと結婚なんて出来るわけねーだろ!?」
「誰が不可能だと決めたんだ!? 俺はネムさんと結婚すると決めた!」
こんなヤバいやつの話。
まじかるブリキュア
はらぺこおねこ。
SF
「なんだかんだと聞かれたら?
答えてあげるが世の情け、世界の破滅をふせぐため世界の平和を守るため愛と真実の悪を貫く
魔界の果てからこんばんは。
私、魔界ブリタニ王国営業部平社員のブリ男と申します」
そう言って早良(さわら)の前に現れたのは魔界のサラリーマンのブリ男だった。
ブリ男は、多くは語らない。
早良は、ほかの子よりほんの少し正義感の強い女の子。
世界を滅亡させようと現れたハタハタに友人が襲われたとき……
ブリ男の力により早良は、ブリキュア・サーラの力に目覚めるのであった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
もうダメだ。俺の人生詰んでいる。
静馬⭐︎GTR
SF
『私小説』と、『機動兵士』的小説がゴッチャになっている小説です。百話完結だけは、約束できます。
(アメブロ「なつかしゲームブック館」にて投稿されております)
深淵の星々
Semper Supra
SF
物語「深淵の星々」は、ケイロン-7という惑星を舞台にしたSFホラーの大作です。物語は2998年、銀河系全体に広がる人類文明が、ケイロン-7で謎の異常現象に遭遇するところから始まります。科学者リサ・グレイソンと異星生物学者ジョナサン・クインが、この異常現象の謎を解明しようとする中で、影のような未知の脅威に直面します。
物語は、リサとジョナサンが影の源を探し出し、それを消し去るために命を懸けた戦いを描きます。彼らの犠牲によって影の脅威は消滅しますが、物語はそれで終わりません。ケイロン-7に潜む真の謎が明らかになり、この惑星自体が知的存在であることが示唆されます。
ケイロン-7の守護者たちが姿を現し、彼らが人類との共存を求めて接触を試みる中で、エミリー・カーペンター博士がその対話に挑みます。エミリーは、守護者たちが脅威ではなく、共に生きるための調和を求めていることを知り、人類がこの惑星で新たな未来を築くための道を模索することを決意します。
物語は、恐怖と希望、未知の存在との共存というテーマを描きながら、登場人物たちが絶望を乗り越え、未知の未来に向かって歩む姿を追います。エミリーたちは、ケイロン-7の守護者たちとの共存のために調和を探り、新たな挑戦と希望に満ちた未来を築こうとするところで物語は展開していきます。
鉄錆の女王機兵
荻原数馬
SF
戦車と一体化した四肢無き女王と、荒野に生きる鉄騎士の物語。
荒廃した世界。
暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。
恐るべき異形の化け物の前に、命は無残に散る。
ミュータントに攫われた少女は
闇の中で、赤く光る無数の目に囲まれ
絶望の中で食われ死ぬ定めにあった。
奇跡か、あるいはさらなる絶望の罠か。
死に場所を求めた男によって助け出されたが
美しき四肢は無残に食いちぎられた後である。
慈悲無き世界で二人に迫る、甘美なる死の誘惑。
その先に求めた生、災厄の箱に残ったものは
戦車と一体化し、戦い続ける宿命。
愛だけが、か細い未来を照らし出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる