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「あ、んっ……」
ヴァレリー公爵の手が容赦なくエリーナを責め立てる。
気持ち悪いのに、身体は敏感に反応してしまっていて、それがまた許せなかった。
「本当に、感度がいいね。フォード公爵が君に夢中になるのも分かるな」
「やあっ……」
「嫌だと言いながら、ここはもう甘い密が滴れているよ?」
くすりとほくそ笑みながらヴァレリー公爵の手が太ももの内側をなぞっていく。
指摘された通りエリーナの秘所からは精液が溢れていた。
自分の卑猥さに羞恥が激しく込み上げてくる。ヴァレリー公爵の指が遠慮なく秘膣に触れ、エリーナはびくっと身を竦ませた。
「すごいな、どんどん溢れてくるよ。ほら、聞こえるだろ?」
わざと水音をたてながらエリーナの羞恥心を掻き立てる。
「いや、ち、ちがうっ……」
理性とは反対に身体は反応してしまう。カール以外の男に触れられて感じているなんて、最低だ。
ヴァレリー公爵の指が隘路を行き来する。
「あっ、や、あ、んっ……」
エリーナは耐えきれずに声をあげて身悶えた。
「ああ、いいね、その反応ー」
シーツの上で腰を揺らしながら淫らに踊るエリーナを、ヴァレリー公爵は興奮した面持ちで眺める。
ヴァレリー公爵の視線が突き刺さる。カールじゃない、ほとんど初対面の男の人にこんな姿を晒すなんてー。
「ああ、もっと君を乱れさせたい……」
高揚したヴァレリー公爵がさらに指の律動を速くする。
「あ、ん、や、も、もうっ、いやーっ……」
腰を大きく浮かせていやいやと首を振るエリーナを、ヴァレリー公爵はさらに追い込んでいく。
「最高の眺めだ。ほら、もっと腰を動かしてごらん?」
「あ、や、ああ、あっー」
エリーナはあられもない声をあげあっという間に果ててしまい、ぐったりとシーツに身を預けた。
「ーそろそろ、俺も限界だ」
ごくりと生唾を飲んだヴァレリー公爵が自身の前を寛げる。
猛り切った熱杭が晒されてエリーナは身を強張らせた。
「や、いやっ……」
「っつ、こら、暴れるなっ……」
無我夢中で抵抗した。もうカールに愛されてもらえないことは分かっている。
だけどー。
「や、カール様っ、助けてっー」
エリーナは、力一杯ヴァレリー公爵の顔面を拳で殴った。
「なっ……」
さすがにヴァレリー公爵も驚いて、身を引く。その隙にエリーナはヴァレリー公爵から逃れてベッドから飛び降りた。
「まさか、殴るとはね。とんだ夫人だ。でも、どうするつもり? その格好で助けを求めるのかい?」
殴られた左頬を手でさすりながら、ヴァレリー公爵は小馬鹿にしたように笑った。
「っつ……」
確かに今のエリーナの格好では外に出るのは躊躇われる。
でも、このままヴァレリー公爵にされるくらいならー。
エリーナが決心して扉の外に出ようとドアノブを回したが、ドアは開かなかった。
「う、うそっ、どうしてっ」
何度ドアノブを回しても扉は開かない。困惑して焦りを滲ませるエリーナとは反対にのんびりとした口調でヴァレリー公爵が口にする。
「誰にも邪魔されたくないから鍵をかけるのは当たり前だよ。せっかく俺が優しく君を抱いてあげようと思っていたのに気分を害したな」
ヴァレリー公爵は今までの柔らかな表情から一転して、眉根を吊り上げてエリーナを見据えている。
後ずさりをして逃げようとしたけれど、すぐ扉に当たり逃げ場を失った。
「諦めて俺のものになりなよ。少しでも俺に触れられた君の身体をもうフォード公爵は愛さない」
腕を掴まれて耳元で囁かれた言葉がエリーナの心を砕いていく。
ふっと力が抜けて崩れ落ちる寸前に、ヴァレリー公爵に抱き上げられた。
「さあ、お楽しみはこれからだよ、エリーナ夫人」
「ーナっ!!」
気力を失ったエリーナの耳に、聞こえるはずのない声が聞こえた気がした。
ヴァレリー公爵の手が容赦なくエリーナを責め立てる。
気持ち悪いのに、身体は敏感に反応してしまっていて、それがまた許せなかった。
「本当に、感度がいいね。フォード公爵が君に夢中になるのも分かるな」
「やあっ……」
「嫌だと言いながら、ここはもう甘い密が滴れているよ?」
くすりとほくそ笑みながらヴァレリー公爵の手が太ももの内側をなぞっていく。
指摘された通りエリーナの秘所からは精液が溢れていた。
自分の卑猥さに羞恥が激しく込み上げてくる。ヴァレリー公爵の指が遠慮なく秘膣に触れ、エリーナはびくっと身を竦ませた。
「すごいな、どんどん溢れてくるよ。ほら、聞こえるだろ?」
わざと水音をたてながらエリーナの羞恥心を掻き立てる。
「いや、ち、ちがうっ……」
理性とは反対に身体は反応してしまう。カール以外の男に触れられて感じているなんて、最低だ。
ヴァレリー公爵の指が隘路を行き来する。
「あっ、や、あ、んっ……」
エリーナは耐えきれずに声をあげて身悶えた。
「ああ、いいね、その反応ー」
シーツの上で腰を揺らしながら淫らに踊るエリーナを、ヴァレリー公爵は興奮した面持ちで眺める。
ヴァレリー公爵の視線が突き刺さる。カールじゃない、ほとんど初対面の男の人にこんな姿を晒すなんてー。
「ああ、もっと君を乱れさせたい……」
高揚したヴァレリー公爵がさらに指の律動を速くする。
「あ、ん、や、も、もうっ、いやーっ……」
腰を大きく浮かせていやいやと首を振るエリーナを、ヴァレリー公爵はさらに追い込んでいく。
「最高の眺めだ。ほら、もっと腰を動かしてごらん?」
「あ、や、ああ、あっー」
エリーナはあられもない声をあげあっという間に果ててしまい、ぐったりとシーツに身を預けた。
「ーそろそろ、俺も限界だ」
ごくりと生唾を飲んだヴァレリー公爵が自身の前を寛げる。
猛り切った熱杭が晒されてエリーナは身を強張らせた。
「や、いやっ……」
「っつ、こら、暴れるなっ……」
無我夢中で抵抗した。もうカールに愛されてもらえないことは分かっている。
だけどー。
「や、カール様っ、助けてっー」
エリーナは、力一杯ヴァレリー公爵の顔面を拳で殴った。
「なっ……」
さすがにヴァレリー公爵も驚いて、身を引く。その隙にエリーナはヴァレリー公爵から逃れてベッドから飛び降りた。
「まさか、殴るとはね。とんだ夫人だ。でも、どうするつもり? その格好で助けを求めるのかい?」
殴られた左頬を手でさすりながら、ヴァレリー公爵は小馬鹿にしたように笑った。
「っつ……」
確かに今のエリーナの格好では外に出るのは躊躇われる。
でも、このままヴァレリー公爵にされるくらいならー。
エリーナが決心して扉の外に出ようとドアノブを回したが、ドアは開かなかった。
「う、うそっ、どうしてっ」
何度ドアノブを回しても扉は開かない。困惑して焦りを滲ませるエリーナとは反対にのんびりとした口調でヴァレリー公爵が口にする。
「誰にも邪魔されたくないから鍵をかけるのは当たり前だよ。せっかく俺が優しく君を抱いてあげようと思っていたのに気分を害したな」
ヴァレリー公爵は今までの柔らかな表情から一転して、眉根を吊り上げてエリーナを見据えている。
後ずさりをして逃げようとしたけれど、すぐ扉に当たり逃げ場を失った。
「諦めて俺のものになりなよ。少しでも俺に触れられた君の身体をもうフォード公爵は愛さない」
腕を掴まれて耳元で囁かれた言葉がエリーナの心を砕いていく。
ふっと力が抜けて崩れ落ちる寸前に、ヴァレリー公爵に抱き上げられた。
「さあ、お楽しみはこれからだよ、エリーナ夫人」
「ーナっ!!」
気力を失ったエリーナの耳に、聞こえるはずのない声が聞こえた気がした。
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