赤唐辛子の童話作品集

紅灯空呼

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(1作品目)ヒゲを無くしたミケ子ちゃん

(07)二番目に大切なヒゲ

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 ミケちゃんは、もうヒゲをりにもどせないとって、かなしくなりました。

「どうしようにゃあ。二番目にばんめ大切たいせつなヒゲをくしたにゃあ。」

 ミケちゃんは、しました。
 にして、大粒おおつぶなみだながします。



「ああいちゃった。どうしよう。」

 タイきちくんは、ミケちゃんのことを可哀想かわいそうだとおもいました。
 だから、なぐさめてあげようとして、ミケちゃんにはなしかけます。

かないで、えっと。」

 タイきちくんは、こまりました。
 ミケちゃんの名前なまえらないので、なんべばいいのかからないのです。
 それでもタイきちくんは、ミケちゃんをなぐさめてあげようとします。
 どんな言葉ことばをかけてあげるべきか、一生懸命いっしょうけんめいになってかんがえました。
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