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第1章. 絵露井家の騒動

008. 吾郎の精通体験談

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 義理の父・実の母・義理の姉を前にして吾郎が話を始めた。
 それは今から9年近く前、彼が小学4年生だった夏のことである。
 当時の吾郎はクラスでイジメを受けていたから、休み時間になると教室から抜け出し、人気がない場所まで行って身を潜めていたものだ。

 その日は7月の上旬で、早朝は晴れていたのだが午前10時くらいになると、空はどんよりと曇ってきて、今にも降り出しそうになっていた。ムシムシとしているから、肌と云う肌からはジワリジワリと汗が滲み出てくる。
 体育館の横手には2階のギャラリーへ通じる階段がある。吾郎は、そこの下側に入って隠れることにした。
 だがしかし、誰もいないと思っていたのは間違いだった。人の気配を感じたのだ。
 上方を見ると、階段を5つほど上がったところに女の子が立っている。とてもカワイイ顔をしている。
 しかもその子は、濡れて黒光りするスクール水着を脱ぐ最中で、ちょうど膝の辺りまで降ろされていた。
 前かがみになっていた女の子の方も吾郎の存在に気づいたため、咄嗟に上半身を起こすのだった。そうなると彼女の下腹部から下が丸見えになる。
 吾郎は見上げて、女の子のアソコを凝視した。1人っ子の男児が始めて目にする、つるつるで白に近い肌色の大陰唇だ。
 水泳の後だから、少女の陰部はブリリアントな金剛石のように瑞々しいまでの輝きを放っている。
 弾力感があって、完熟する少し前の白桃と同じ色と形をしているものだから、すぐにでもしゃぶりつきたいと云う欲望が沸騰した。10歳になったばかりの吾郎が、生まれて初めて感じる性的興奮である。

 乳児が母親の乳首を吸っているときに性的な快楽を覚えているのだと云う学説があるのかどうかはともかくとして、そんな意味ではなく、吾郎が同年代の異性に感じる初めてのセックス的感情なのだった。10歳にして彼は思春期を迎えたのである。
 具体的には自分のペニスが痛いほどに奮い立つのを知った。やや硬いジーンズ生地の半ズボンが邪魔で、その下に穿いている綿95%・ポリウレタン5%の前開きブリーフが開きようもない。だから吾郎はズボンを脱いでブリーフも脱いだ。
 そして階段を2段上がり、女の子の秘部を至近距離で見つめる。えぐるようにして熱い視線を向けたのだ。鼻で大陰唇の匂いのすべてを嗅ぎ、鼻で大陰唇の発する気体分子の全モルを吸い込んだ。

 対する女の子は硬直状態になっていた。自分のあられもない姿を、突然やってきた変な男子に直視されているばかりか、これまで1度だって見たことのない小麦色をした気色悪いソーセージと云ったようなものが、男子の股間の中央でいきり立っているのだから、そうなってしかるべきレスポンスである。
 しかも、その男子がなにを思っているのか、垂直状態になっているソーセージを両手で握って、ゴシゴシと擦り始めたのだ。
 それでようやく女の子は叫び声を上げた。

「きゃああぁ~~」
「うおぉぉぉ~~」

 吾郎も大きな雄叫びを放った。それと同時に120%勃起状態となっているペニスの先端から、白く濁ったスペルマが放たれた。初めて出す汁と初めて知る快感だった。
 高く飛び上がった大量の白汁が落下して、ムチムチしている女の子の太腿にかかる。
 熱を持ってネバネバする青臭い粘液のせいで、ついに恐怖感が頂点にまで達してしまった女の子は、その場で尿漏れを起こしてしまう。
 直立不動状態のままでいる美少女の大陰唇を閉じる中央縦線の隙間から、ほとんど透明に近い小水が太腿を伝い流れる。その温かな聖水が、吾郎のぶっかけたスペルマと彼女の汗とに混じり合い、一種異様なまでのエロチックな芳香を放った。
 吾郎は思わずしゃがみこんで、ヌルヌルになっている彼女の太腿をベロンベロンと舐めることにした。これには犬をも凌駕する舐め力が発揮された。
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