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保護猫チャチャの冒険(2)
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翌日の朝、何か良い匂いで、目が覚めた。モニュメントの寝ていた所から出ると、こんもりと、山になった、茶色の物を見つけ、近づくと、それは、キャットフードだった。良く匂いを嗅いで、大丈夫だと分かると、食べはじめた。美味しくて止まらない。ハグハグ、ムシャムシャ、カリカリカリ。ハグハグ、ムシャムシャ、カリカリカリ。音をたてて食べ続けた。あっという間に、茶色の山は、なくなり、口の回りをペロペロと舐め回し、水道の下の水たまりで、今度は、水を飲んだ。お腹も喉の乾きも、癒やされ、顔を上げた時、少し、離れた所から、白い自転車に乗った女の人が、じっと、何も言わず見ていた。暫くすると、その人は、自転車のベルをチリンチリンと、鳴らすと、走り去った。あの人にまた会えるかなと、思いながら、公民館の角の土の所に、ゴロンと、横になると、いつの間にか、眠ってしまった。
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