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ひと息ついたアルフォンスは
「さて真凛。
オッタァと手を組みエリィを陥れて、挙句冤罪まで着せようとした、お前の罪は赦しがたい。
だがお前は突然異世界からこちらの世界に来て、不安だったのは同情する。
お前を拘束し、監視下に置かせて貰う。
連れて行け」
真凛は震えながら「私は悪くない。悪いのはエリーナよ……」と言いながら連れ出されて行った。
残った者達は声を発する事が出来ず
アルフォンスを見ていた。
「そして、私はお前達にもいいたい事がある」
エリーナの腰を抱き、全体を見渡した。
「エリィの事だ。オッタァ主体でずっと悪評が流されていた。
面白半分で噂を流していた者もいる。
真凛の力で魔力酔いした事は同情はするが、一時的な物であり、理性は戻っていたはずだ。
だが生徒はじめ貴族の者達は、皆が言っているからと思い込み、真実を見て考える事もせずにいた。
これが仕事や投資や買い物等噂を信じた事により、騙されたとしても、自分は悪くないと言う。果たしてそうか?考え、調べ、真実を知る努力もせずにいた事は悪ではないのか?
今日は卒業パーティで今日から、大人として貴族の仲間入りする者もいる。
もう一度自分自身で考え、真実を見る努力をする者達と、私はこの国を一緒に歩んでいきたい」
次期国王の言葉を聞き、決意を新たに、気持ちを奮いたたせた。
何処かしらから拍手が聞こえ会場中に響き渡った。
そんな中一言も話さなかったエリーナは
えっ!
私のアルめっちゃカッコいい!!
また俺って言ってた!今度言ってもらおう!
うぐぅ~
惚れ直してしまうやろ。
アルフォンスに身惚れていた何とも残念なエリーナだった。
「さて真凛。
オッタァと手を組みエリィを陥れて、挙句冤罪まで着せようとした、お前の罪は赦しがたい。
だがお前は突然異世界からこちらの世界に来て、不安だったのは同情する。
お前を拘束し、監視下に置かせて貰う。
連れて行け」
真凛は震えながら「私は悪くない。悪いのはエリーナよ……」と言いながら連れ出されて行った。
残った者達は声を発する事が出来ず
アルフォンスを見ていた。
「そして、私はお前達にもいいたい事がある」
エリーナの腰を抱き、全体を見渡した。
「エリィの事だ。オッタァ主体でずっと悪評が流されていた。
面白半分で噂を流していた者もいる。
真凛の力で魔力酔いした事は同情はするが、一時的な物であり、理性は戻っていたはずだ。
だが生徒はじめ貴族の者達は、皆が言っているからと思い込み、真実を見て考える事もせずにいた。
これが仕事や投資や買い物等噂を信じた事により、騙されたとしても、自分は悪くないと言う。果たしてそうか?考え、調べ、真実を知る努力もせずにいた事は悪ではないのか?
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もう一度自分自身で考え、真実を見る努力をする者達と、私はこの国を一緒に歩んでいきたい」
次期国王の言葉を聞き、決意を新たに、気持ちを奮いたたせた。
何処かしらから拍手が聞こえ会場中に響き渡った。
そんな中一言も話さなかったエリーナは
えっ!
私のアルめっちゃカッコいい!!
また俺って言ってた!今度言ってもらおう!
うぐぅ~
惚れ直してしまうやろ。
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