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番外編

星の降る夜に 8

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優しくする、と言ったレジナスさんはその言葉に忠実であろうとするかのように思っていたよりもゆっくりと私を突き上げた。

腰が跳ねすぎないようにと私の腰の両側をぐっと掴んで固定したまま、まっすぐではなく僅かにおへそ側に角度を付けて突き上げられ、擦られるとそれが私の中の弱い部分を的確に押し上げている。

「ふっ・・・あぁ、ひっ・・・!」

動き自体は激しくないのに、一回ごとの突き上げが強くてその度に痺れるような快感に頭の中が染まる。

腰を固定されているので快感の逃げ場もなく、ふるふるとレジナスさんにしがみついていると突然下腹部を後ろからぐにぐにと揉み込むように押された。リオン様だ。

「ふぁっ・・・⁉︎な、なに・・・?」

ぞくぞくしてレジナスさんと繋がっているあそこの入り口がまた痙攣したみたいにひくついた。

「んー・・・、いや、さっきも言ったけど今この辺りまでレジナスのもので埋まってるはずなんだよね?だから、触れば分かるのかなって思って。でも良く分からないね。」

そう言いながらまだぎゅむぎゅむと私のおへその下辺りを揉んだりさすり上げたりしている。

「それ、やめてぇ・・・!」

外側から子宮を押されて刺激されているみたいな不思議な感覚に悲鳴のような声でお願いした。

「あたま、へんになりそう・・・っ」

気持ちが良すぎる。レジナスさんで中をいっぱいにされながら押し込まれているだけでも大変なのに、外側からも押されるとか。

レジナスさんにも私の体の反応が伝わったのか、

「リオン様、それは・・・っ」

と今にもイキそうな様子を堪えるように、一旦動きを止めた。

「あ、ごめん。レジナスにも刺激が強かったかな?まだユーリの中を堪能したいよね」

レジナスさんのふーっ、ふーっ、と歯を食いしばるような荒い息遣いにリオン様は私のお腹に添えた手を離した。

ほっとして私も体に入っていた力が抜ける。

「ユーリだけでなく俺までイカせるつもりですか」

と言いながらレジナスさんは私を改めて抱え直してまたゆるゆると腰を動かし始めた。

リオン様は私の背後であははと笑いながら

「いや、ちょっと手持ち無沙汰になっちゃってついイタズラをしたくなったんだ。もうしないよ、その代わりユーリに触ってもらおうかな」

と、私がレジナスさんにしがみついていた手の片方を取られた。

「ふ、あ・・・?」

下腹を外側から押される刺激はなくなったけど、また始まったレジナスさんの突き上げにお腹の奥を一定のリズムでぎゅうっと潰されながら張り出したカリで中のヒダを削られるような気持ち良さに頭がぼうっとする。

そのぼうっとした状態のまま意味が分からないでいれば、リオン様に取られた手に何かを握らされた。

私の手に重なったリオン様の手に導かれて、そのままそれを少し捻るようにしながら上下に動かされる。

ぬちぬち言う粘度のある水音と、熱くて硬い、筋張った感触。

「ん・・・、もう少し強くしてもいいよ」

後ろから熱い吐息をこぼしながらリオン様が囁く。これはあれだ、リオン様のアレだ。

「な、なにして・・・あぁっ⁉︎」

手を離そうとしたら、そうさせまいとするようにその時レジナスさんがごちゅん!とひときわ強く突き上げた。

そのせいで思わず離そうとしていた手に力がこもって握りしめ、のけぞって嬌声が出てしまった。

そしてのけぞったせいで真っ赤に腫れ上がるくらい立ち上がっていた私のあの敏感な粒をレジナスさんのモノの根元に今までよりもずっと強く押し付ける格好になった。

「はっ・・・~~~ッ・・・‼︎」

その刺激の強さにもう声も出ない。かわりにトロトロとこぼれ落ちる蜜が止まらない。

「またイったか?すまない、だがそのまま・・・」

そう話しながらレジナスさんはのけぞったままはくはくと息をつく私に口付けた。

じゅるっ、と舌を強く吸いながら突き上げた腰をそのまま動かされる。

そのままって何?レジナスさんに突かれながらリオン様のモノもいじって欲しいってこと?

ぼんやりしながら後ろに回したままの片手で、リオン様に導かれ握らされたものをそのまま擦り上げた。

四本揃えた指と裏筋側に添えた親指で上下に動かし、たまにその先端を手のひらでくるりと撫でて先走りを擦り付けて更に上下にしごく。

ふっ、と堪えるような息を吐くリオン様が「たまらないな、だけどちょっと上手過ぎない?」と言ったような気もするけれど、それと同時になぜかこの場にはいないシェラさんの

「お上手ですよユーリ様」

とひっそり笑う声が聞こえたような気がした。幻聴だ。あまりに訳の分からない気持ち良さにそんなものまで聞こえてくるなんて。

レジナスさんに体の奥まで揺すぶられて、リオン様にはリオン様自身のモノを握らされ、快楽の波に翻弄されている私を挟んで二人は会話をしている。

「・・・っ、これ、絶対休暇の間にシェラが教えてるよね・・・?ユーリだけでこんなこと出来るようにならないよね・・・っ?」

「絶対あいつです。シグウェルがこんな事を教えるとは思えませんし・・・、くっ、ユーリ、締め付け過ぎだ・・・っ!」

「もしかして、後ろも・・・なんてことはないよね・・・?」

「さ、あ・・・?それはユーリに聞いてみては・・・っ?」

何度も絶頂に達した私の中の痙攣が収まらず、レジナスさんは自分のモノを動かすのがキツそうだ。そんな事を目の奥にチカチカと火花が散りながら思う。

二人が会話をしてるのは分かっているけど、そんな状態ではその会話の中身まではよく分かっていなかった。

すると突然レジナスさんは仰向けになるとその上に私の体も寝そべるように重ねた。

「きゃっ⁉︎」

そのまま腰を僅かに浮かし、私のお尻が持ち上がるような格好にするとその大きな両手でお尻を鷲掴みにしてむにぃ、とお尻の割れ目を割り開くようにした。

そう、まるで私の後ろにいるリオン様にその割れ目とその奥にある孔を見せつけるかのように。

「ひ、いゃぁ、何してるんですかぁ・・・っ⁉︎」

あまりの恥ずかしさにもがくけど体がしっかり固定されていて動かない。しかもそのままレジナスさんは荒い息の下で

「どうぞ、リオン様」

なんて言ってるけど、どうぞじゃないし!

「や、リオン様、見ないで・・・っ」

リオン様のモノからも手を離し、じたばたしていたらお尻の孔に触れる手を感じた。

「ひうんっ⁉︎」

ぞくっとして思わず声が出た。くちっ、くちっ、と指が浅く出入りしている。

「でもヒクヒクしてて触って欲しそうだよ。声も甘いし。・・・まあ、指自体は入れるのは初めてじゃないしね。」

少しずつ指を深くしながらリオン様は言っているけど、そうなのだ。指をそこに入れられたり触られたりするのは初めてじゃない。

流れでなんとなく、虐めるみたいにそうされたことがあるのは実はリオン様に限らず他の三人、全員にもだ。

そのせいか多少の異物感は感じるものの、イリューディアさんの加護の力のせいでそれ以上にそこでもしっかりと快楽を拾うようになってしまっている。

とはいえ、今までは指以上のモノをそこに挿れたことはないんだけどなんだろう。今日はそれだけじゃ済まないような気がする。

私の胸の下ではレジナスさんがうめくように

「・・・っ、締まる、」

って言ってるけどしょうがないじゃない、私にはどうにも出来ないんだもん!

するとリオン様が

「ね、ユーリ。こっちもシェラに教えられた?もしかして彼のモノを咥え込んで経験済み?」

と私の上にのしかかるように体を寄せて聞いてきた。

く、咥え込むとか何その卑猥な言い方‼︎

「なっ、ないない、そんなのしたことないです・・・っ!」

かああっ、と頬が熱を持ってぶんぶん首を振れば

「あれ?想像した?僕の指を締め付けてるよ。・・・ふぅん、でもそうか。ないんだ。さすがのシェラも自重してくれたのかな・・・」

なんて意味不明な事を呟いている。

「リ、リオン様・・・?なにを、」

「うん、もっとユーリを気持ち良くしてあげたいなって思ってね。ここに僕のものが入ったら、前に収まっているレジナスのものと同時に擦り上げられてすごいよ、きっと。」

耳元でそう囁きながら指をさらに深く埋める。ぐちゅっ、とさっきよりも湿った音がしてそれに追い討ちをかけるようにリオン様は続ける。

「さっきはお腹を外側から押されて気持ち良かったでしょう?今度は後ろから刺激してあげるね。子宮の裏側から捏ねられるみたいでもっと気持ちいいよ。そうだ、そのままお腹もまた外から押してあげようか?」

いい事を思い付いたとでも言うような話ぶりだけど全然そんなことはない。

「や、やめ、だめ・・・」

はあはあと浅い呼吸の中でお願いしたけど、リオン様は私のお尻をいじっていた指を前に回してレジナスさんと繋がっている部分に伸ばした。

ぐちゅっ!とそこに流れ続けていた蜜を指先に取るとまたその指をお尻の孔へと擦り付ける。

「ひぅっ!」

「お尻をいじられてこんなに蜜を溢れさせて、後ろの孔もヒクヒクってしてすんなりと指を飲み込んでいるよ?大丈夫、ユーリにはイリューディア神様のご加護があるからきっとすぐに慣れるよ。」

くちゅくちゅと後ろをいじる水音の合間にリオン様のそんな声が聞こえる。見なくてもあの綺麗な青い瞳を笑ませて微笑んでいるのがよく分かる声色だった。



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