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第十八章 ふしぎの海のユーリ
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シグウェルさんは私をあぐらの上に座らせたまま、
こちらの気恥ずかしさもお構いなしで練習した
魔法陣を描いてみせろと言う。
渋々その言葉に従って前に身を乗り出し、回復系の
魔法陣を描く。
お尻と背中にその体温を、手元にはシグウェルさんの
視線を感じてなんだか緊張する。
魔法陣を描くそんな私を頰杖をつきながらじっと
見ていたシグウェルさんは、
「あれだけの数の魔法陣を練習で描いていた君なら
もう少し早く描けるんじゃないか?それにここが
歪んでいる。これだと回復魔法の力が効率良く
伝わらない」
こうだ、とペンを持つ私の手に自分の手を重ねて
そのまますいすいと魔法陣を描く。
「それから、ここにこの模様を入れる方が君の魔力
とは相性が良さそうだ」
「え、ちょっと待って下さい覚え切れない・・・!」
基本の魔法陣にアレンジを加えて、重なった手が別の
魔法陣を描き出す。
「団長、ユーリ様はまだ基本の魔法陣をやっと覚えた
とこっすよ。いきなりそんな団長オリジナルのやつを
描いてもらおうとしても難しいですってば。」
ユリウスさんが呆れている。そして、
「そうだ、さっきユーリ様が話してた回復系魔法の
加護を付けた魔法陣をいつでも使えるように神殿に
送るって話をついでに今団長に聞いてみるのもいい
っすね!」
と言ってシグウェルさんの興味をひいた。
何だそれはとシグウェルさんが聞き返してそこからは
ユリウスさんと二人、それなら魔法陣を描く紙は
どの程度の大きさだ、組み込む魔法は、使える回数
はと魔導士の専門用語も織り交ぜてあれこれと話し
始めた。
シグウェルさんがすっかりそちらの話に夢中になって
しまったので、手持ち無沙汰になった私は目の前に
並べてあったお菓子に手を伸ばす。
するとお腹が満たされたのとアサリ取りで疲れて
いたところにシグウェルさん達の話し声、私を
座らせているシグウェルさんから伝わる心地よい
暖かさについうとうとと睡魔に襲われてしまった。
「ユーリ様、お菓子を離さないと落としますよ」
エル君の声がする。
「んー・・・はい・・・」
頑張って起きていようと目をパチパチと瞬いて
いると、手に持っていたお菓子を取られた感触が
した。
「あっ、私の・・・」
「いいから置いておけ」
シグウェルさんの声が頭の上からした。
お菓子を落とさないようにどうやらシグウェルさんが
私の手に持っていたものを取り上げたらしい。
「眠る寸前までお菓子を離さないとかいかにも
ユーリ様らしいっすね。あ、マジで寝そう。目を
パチパチして眠いのを我慢してるの可愛いっす!」
「ユリウス、うるさい。いいから黙って寝せておけ」
シグウェルさん達の声が聞こえているけど何を
話しているかまでは頭に入ってこない。
その声だけがまるで気持ちの良い子守歌みたいに
いつの間にか私を眠りへと引き込んだ。
次に意識が浮上したのは私を呼ぶ声に気付いた
からだった。
「ユーリ様ユーリ様、そろそろ起きませんと夕食の
時間になってしまいますよ」
ビロードみたいになめらかな柔らかさを感じる
シェラさんの声だ。
「シグウェル団長、あなたもいい加減起きて下さい。
オレを差し置いてなんとも羨ましいことですね。
次はオレがユーリ様を寝かしつけ、一緒に眠らせて
もらいますよ。」
・・・何を言っているんだろう?
そう思いながらふあ。とあくびをして目をこすれば、
さらさらこぼれ落ちてくる銀髪と、いくつかボタンを
開けた白い胸元が目の前に飛び込んできた。
「えっ?」
なんだこれ。私、どうしたっけ?最後の記憶は
シグウェルさんのあぐらの上なんだけど⁉︎
混乱しながら慌てて飛び起きて離れようとしたのに
抱き締められているらしく、体が身動きできない。
と、すぐ近く・・・っていうか頭上から私と同じ
ようなあくびが一つ聞こえて
「・・・なんだ、やっと起きたか。君に付き合って
俺までここで昼寝をする羽目になったぞ」
シグウェルさんの声が落ちて来た。
「仕方なさそうに言っていますがユリウス副団長を
さっさと追い出して自分からユーリ様と二人きりの
昼寝を楽しんだということは分かっていますからね」
シェラさんの言葉にやっと目が覚める。
てことは・・・。恐る恐る目の前の白くはだけた
胸元から目を上げれば、予想通りシグウェルさんの
顔がそこにはあった。
いつもの理知的な冷たく光る瞳ではなく、いかにも
寝起きらしい気だるげな様子だ。
横向きで向かい合うように寝ている私を抱き込む形で
片手が回されて背中をぽんぽんとあやすように叩かれ
もう片方の手は頰杖をついて少し顔を起こして私を
見つめていた。
「よく寝ていた。海岸で随分と遊んだらしいから
はしゃぎ過ぎて疲れが出たな」
話しながらシグウェルさんはもう一つあくびをすると
起き上がった。
「まあおかげで俺もやっと伴侶らしいことが出来た」
なんてことも言っている。
「別に無理してそんな事しなくてもいいんですよ⁉︎」
伴侶らしいことってなんだ。添い寝?添い寝をして
みたかったってこと?
赤くなりながら私もがばりと起き上がってそう言えば
「君、たかが一緒に昼寝をしたくらいでそんなに
意識をしてどうする?この先もっと・・・」
言いかけたシグウェルさんはそのまま私をじっと見て
「・・・いや、何でもない。」
と何か言うのをやめた。それを見ていたシェラさんも
「そうそう、余計な事は言わないで下さい。いざと
いう時に妙に意識をして逃げ出されては困ります
からね。」
と意味深な笑みを深めて頷いている。
「そうだな、多少の恥じらう姿とその表情であれば
そそられるものがあるが、それも度が過ぎれば情緒も
雰囲気も台無しか。」
シグウェルさんもシェラさんの言葉に納得している。
「何だかよく分からないけど二人の仲が良さそうで
良かったです・・・?」
一体何の話をしているのかと、二人を見てもそれに
ついては特に教えてくれることもなくシェラさんに
促される。
「さあさあ、外も暗くなってまいりました。中に
戻られて夕食までお部屋でお過ごし下さい。
夕食後は町に行ってみましょうね。花火が上がるのは
明日の夜ですが屋台の並ぶ夜市は毎晩出ております
ので、夜の町歩きも楽しいものですよ。」
歩きながらそんな話をされる。それはいいんだけど、
「シェラさん、すぐそこまでなのに別に手を繋ぐ
必要はないんじゃ・・・?」
私とシェラさんの手はしっかりと指を絡めた恋人繋ぎ
にされている。
シグウェルさんとの手繋ぎを羨ましいって言ってた
から自分もやりたかったのかな。
「薄暗くて足元が危ないので。それとも腕に抱き
上げてお運びしましょうか?」
嬉しそうに提案されるけどこの短い距離をそんな風に
運ばれるのはもっと恥ずかしい。
しかもいつの間にかシグウェルさんまで反対側の
私の手を取って歩いていた。
仕方ない。恥ずかしいけど今回は二人にとっても
休暇だ。少しくらい二人の好きにさせてあげよう。
そう思いながら背の高い二人に両手を取られて歩けば
まるで連行される宇宙人のようにアンバランスな三つ
の影が夕陽に伸びる。
お屋敷の中までの短い距離だけど、二人から何となく
満足したような嬉しそうな雰囲気が伝わってきたので
良しとして黙って歩いたのだった。
こちらの気恥ずかしさもお構いなしで練習した
魔法陣を描いてみせろと言う。
渋々その言葉に従って前に身を乗り出し、回復系の
魔法陣を描く。
お尻と背中にその体温を、手元にはシグウェルさんの
視線を感じてなんだか緊張する。
魔法陣を描くそんな私を頰杖をつきながらじっと
見ていたシグウェルさんは、
「あれだけの数の魔法陣を練習で描いていた君なら
もう少し早く描けるんじゃないか?それにここが
歪んでいる。これだと回復魔法の力が効率良く
伝わらない」
こうだ、とペンを持つ私の手に自分の手を重ねて
そのまますいすいと魔法陣を描く。
「それから、ここにこの模様を入れる方が君の魔力
とは相性が良さそうだ」
「え、ちょっと待って下さい覚え切れない・・・!」
基本の魔法陣にアレンジを加えて、重なった手が別の
魔法陣を描き出す。
「団長、ユーリ様はまだ基本の魔法陣をやっと覚えた
とこっすよ。いきなりそんな団長オリジナルのやつを
描いてもらおうとしても難しいですってば。」
ユリウスさんが呆れている。そして、
「そうだ、さっきユーリ様が話してた回復系魔法の
加護を付けた魔法陣をいつでも使えるように神殿に
送るって話をついでに今団長に聞いてみるのもいい
っすね!」
と言ってシグウェルさんの興味をひいた。
何だそれはとシグウェルさんが聞き返してそこからは
ユリウスさんと二人、それなら魔法陣を描く紙は
どの程度の大きさだ、組み込む魔法は、使える回数
はと魔導士の専門用語も織り交ぜてあれこれと話し
始めた。
シグウェルさんがすっかりそちらの話に夢中になって
しまったので、手持ち無沙汰になった私は目の前に
並べてあったお菓子に手を伸ばす。
するとお腹が満たされたのとアサリ取りで疲れて
いたところにシグウェルさん達の話し声、私を
座らせているシグウェルさんから伝わる心地よい
暖かさについうとうとと睡魔に襲われてしまった。
「ユーリ様、お菓子を離さないと落としますよ」
エル君の声がする。
「んー・・・はい・・・」
頑張って起きていようと目をパチパチと瞬いて
いると、手に持っていたお菓子を取られた感触が
した。
「あっ、私の・・・」
「いいから置いておけ」
シグウェルさんの声が頭の上からした。
お菓子を落とさないようにどうやらシグウェルさんが
私の手に持っていたものを取り上げたらしい。
「眠る寸前までお菓子を離さないとかいかにも
ユーリ様らしいっすね。あ、マジで寝そう。目を
パチパチして眠いのを我慢してるの可愛いっす!」
「ユリウス、うるさい。いいから黙って寝せておけ」
シグウェルさん達の声が聞こえているけど何を
話しているかまでは頭に入ってこない。
その声だけがまるで気持ちの良い子守歌みたいに
いつの間にか私を眠りへと引き込んだ。
次に意識が浮上したのは私を呼ぶ声に気付いた
からだった。
「ユーリ様ユーリ様、そろそろ起きませんと夕食の
時間になってしまいますよ」
ビロードみたいになめらかな柔らかさを感じる
シェラさんの声だ。
「シグウェル団長、あなたもいい加減起きて下さい。
オレを差し置いてなんとも羨ましいことですね。
次はオレがユーリ様を寝かしつけ、一緒に眠らせて
もらいますよ。」
・・・何を言っているんだろう?
そう思いながらふあ。とあくびをして目をこすれば、
さらさらこぼれ落ちてくる銀髪と、いくつかボタンを
開けた白い胸元が目の前に飛び込んできた。
「えっ?」
なんだこれ。私、どうしたっけ?最後の記憶は
シグウェルさんのあぐらの上なんだけど⁉︎
混乱しながら慌てて飛び起きて離れようとしたのに
抱き締められているらしく、体が身動きできない。
と、すぐ近く・・・っていうか頭上から私と同じ
ようなあくびが一つ聞こえて
「・・・なんだ、やっと起きたか。君に付き合って
俺までここで昼寝をする羽目になったぞ」
シグウェルさんの声が落ちて来た。
「仕方なさそうに言っていますがユリウス副団長を
さっさと追い出して自分からユーリ様と二人きりの
昼寝を楽しんだということは分かっていますからね」
シェラさんの言葉にやっと目が覚める。
てことは・・・。恐る恐る目の前の白くはだけた
胸元から目を上げれば、予想通りシグウェルさんの
顔がそこにはあった。
いつもの理知的な冷たく光る瞳ではなく、いかにも
寝起きらしい気だるげな様子だ。
横向きで向かい合うように寝ている私を抱き込む形で
片手が回されて背中をぽんぽんとあやすように叩かれ
もう片方の手は頰杖をついて少し顔を起こして私を
見つめていた。
「よく寝ていた。海岸で随分と遊んだらしいから
はしゃぎ過ぎて疲れが出たな」
話しながらシグウェルさんはもう一つあくびをすると
起き上がった。
「まあおかげで俺もやっと伴侶らしいことが出来た」
なんてことも言っている。
「別に無理してそんな事しなくてもいいんですよ⁉︎」
伴侶らしいことってなんだ。添い寝?添い寝をして
みたかったってこと?
赤くなりながら私もがばりと起き上がってそう言えば
「君、たかが一緒に昼寝をしたくらいでそんなに
意識をしてどうする?この先もっと・・・」
言いかけたシグウェルさんはそのまま私をじっと見て
「・・・いや、何でもない。」
と何か言うのをやめた。それを見ていたシェラさんも
「そうそう、余計な事は言わないで下さい。いざと
いう時に妙に意識をして逃げ出されては困ります
からね。」
と意味深な笑みを深めて頷いている。
「そうだな、多少の恥じらう姿とその表情であれば
そそられるものがあるが、それも度が過ぎれば情緒も
雰囲気も台無しか。」
シグウェルさんもシェラさんの言葉に納得している。
「何だかよく分からないけど二人の仲が良さそうで
良かったです・・・?」
一体何の話をしているのかと、二人を見てもそれに
ついては特に教えてくれることもなくシェラさんに
促される。
「さあさあ、外も暗くなってまいりました。中に
戻られて夕食までお部屋でお過ごし下さい。
夕食後は町に行ってみましょうね。花火が上がるのは
明日の夜ですが屋台の並ぶ夜市は毎晩出ております
ので、夜の町歩きも楽しいものですよ。」
歩きながらそんな話をされる。それはいいんだけど、
「シェラさん、すぐそこまでなのに別に手を繋ぐ
必要はないんじゃ・・・?」
私とシェラさんの手はしっかりと指を絡めた恋人繋ぎ
にされている。
シグウェルさんとの手繋ぎを羨ましいって言ってた
から自分もやりたかったのかな。
「薄暗くて足元が危ないので。それとも腕に抱き
上げてお運びしましょうか?」
嬉しそうに提案されるけどこの短い距離をそんな風に
運ばれるのはもっと恥ずかしい。
しかもいつの間にかシグウェルさんまで反対側の
私の手を取って歩いていた。
仕方ない。恥ずかしいけど今回は二人にとっても
休暇だ。少しくらい二人の好きにさせてあげよう。
そう思いながら背の高い二人に両手を取られて歩けば
まるで連行される宇宙人のようにアンバランスな三つ
の影が夕陽に伸びる。
お屋敷の中までの短い距離だけど、二人から何となく
満足したような嬉しそうな雰囲気が伝わってきたので
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