328 / 706
挿話 突撃・隣の夕ごはん
3
しおりを挟む
シェラさんは私の街歩きに同行出来ないということ
だったけど、とりあえず王都に降りた時に立ち寄る
先や大まかな滞在時間は伝える。
それらはシェラさんがデレクさんへ伝えてくれること
になった。
後はその行き先や帰城時間について正式にリオン様の
許可が降りたら日にちを決めてその日の朝デレクさん
に奥の院まで迎えに来てもらうのだ。
ちなみに今回はエル君の他にマリーさんもついて来て
くれる。
「前回は私がいるとユーリ様がいることがばれて
しまうと思って同行しなかったら大変な目にあって
しまいましたからね!今回は一緒に行きますよ‼︎」
と気合いを入れていた。ただし、街歩きに出る日まで
日にちがないのでサシミは予約出来ないかも、と
申し訳なさそうにされたけど構わない。
タラコスパゲティが食べられるだけでも幸せだもん。
それにお魚の煮込みやシーフードサラダも美味しそう
だった。
そんな話をすればマリーさんは嬉しそうに頷いて、
それらのものなら前もって予約できるでしょうと
言ってくれた。
そうしてリオン様へ行きたい場所などを話してみれば
快く承諾してくれた。
ただし、
「念のためまた幻影魔法で姿を変えてから王都へは
出かけてくれるかな?その方が人の目につく心配は
少ないからね。」
とのことで、実際に王都の中へ降りる日は朝から
ユリウスさんに来てもらった。
すでにデレクさんも来てくれていて、先に私と話を
楽しんでいる。
「おはようございますユーリ様!幻影魔法をかけて
欲しいってことでしたけど、希望の姿は何かあるっす
か?出来るだけその通りにしますけど。エル君は
前回と同じ黒髪黒目でいいんすよね?」
デレクさんにも会釈をしたユリウスさんがにこやかに
私とエル君を見る。
「私も前回と同じリリちゃんの姿にしてもらっても
いいですか?」
リクエストをしたらええ?と驚かれた。
「わざわざあの姿にならなくても・・・どうせ夕食会
に来る時はあの姿になるんですから、せっかくなら
別の姿を楽しんでもいいんすよ?」
「でも先日私がちょっとだけ働かせてもらった食堂に
寄るんです。だから同じ姿で訪ねて、少し話でも
出来ればなあって思ってて。」
ウェンディさんやニックさんは元気かな。
あの時はばたばたと帰ることになってしまったので
きちんとお別れの挨拶が出来なかった。
だから久しぶりに二人に会えるのが楽しみだ。
と、そこでデレクさんが頷いた。
「シェラザード隊長から言いつかってますよ。
そこの従業員の態度がユーリ様に馴れ馴れしいから
気を付けるようにと。」
「ええ⁉︎なんですかそれ。そんな事ないですよ?」
一体シェラさんは何を見てそう判断したんだろう。
あの時はむしろシェラさんの方がニックさんに対して
失礼な態度だった気がする。
だけどデレクさんはさらに続けた。
「レジナス様も心配してましたよ?あまり他の男に
見つめられないようにそれとなく視界を遮ってやって
欲しいとおっしゃってました。その食堂は要注意
ですね。」
なにそれ。あそこでそんなにじろじろ見られた記憶は
ないんだけどなあ。もしそうだとすればそれはお店の
制服のスカートが短かったせいだと思う。
というかレジナスさん、そんな焼きもちみたいな
頼み事をデレクさんにするのはやめて欲しい。
ものすごく恥ずかしい。案の定ユリウスさんに
「レジナスの奴、ユーリ様がかわいくて心配なのは
分かるけどそんな嫉妬心丸出しなことを恥ずかしげも
なく、よく人に頼めるっすね・・・」
と半ば呆れて私を見た。私は関係ないですよ⁉︎
「まあ、それだけユーリ様のことを心配されている
んですよ。今日の俺はシェラザード隊長からも
レジナス様からもユーリ様の護衛をしっかり勤める
ようにと直々に言い含められて来ているんで、正直
かなりプレッシャーです。」
陛下の警護でもここまで気を張ることはないですよ、
とデレクさんは笑う。
「ユーリ様の姿を幻影魔法で変えちゃえば、そこまで
気負わなくても警護は出来ると思うっすけどね。」
そう言ったユリウスさんがぱちんと指を弾いた。
すると私の全身がきらきら光る粉のようなものに
包まれる。
「どうですか?」
その光が消えてから確認してもらえば、デレクさんは
目を丸くしている。
「すごいですね、さっきまでのユーリ様と姿形も
気配も全く違います。赤毛の可愛らしい女の子に
なってます。」
あ、ちゃんとリリちゃんの姿になったらしい。
隣を見れば、エル君も黒髪黒目の姿になっていた。
ユリウスさんもデレクさんの言葉に満足げに頷いて
いる。
「そうでしょう?ユーリ様のおかげで俺の魔力量も
増えたんで、前よりも精巧な幻影を見せられるように
なったんすよ。さすがにユーリ様が力を使えばそれに
負けて元の姿に戻っちゃいますけど、前までのように
少しくらいの衝撃で元に戻るなんて事はないっす。」
しかも放っておけば明日まででもこの姿でいるらしい
ので、ユリウスさんにはまた夕方ここに来てもらって
魔法を解いてもらうことになっている。
「ユリウスさんのおうちの夕食会に行く前のいい練習
になりましたね!ありがとうお兄ちゃん!」
わざとまたお兄ちゃん呼びをしてみればユリウスさん
の顔がさっと赤く染まった。
「そういう悪ノリするのやめてもらってもいいっす
か⁉︎なんかこう、物凄く恥ずかしくなるんすけど‼︎」
「えー、だって夕食会に行けば絶対団長さんにまた
お父様って呼んでくれって言われますよ?だから
ユリウスさんのこともお兄ちゃんって呼ぶことになる
だろうし、今のうちに慣れておいた方がいいんじゃ
ないかな・・・」
小首を傾げてそう言えば、
「だからその小首を傾げるのやめて欲しいっす!
仕草がいちいちあざといんすよユーリ様は‼︎マジで
妹が出来たみたいな気になるからうっかり可愛いって
抱き上げてしまいそうで怖いんす!」
そんなところをリオン殿下に見られたら即、死が
待っている・・・‼︎
そんな事を呟いてユリウスさんは身震いした。
「さすがに私を抱き上げたくらいでリオン様が何か
することはないと思いますけど」
そう言っても、
「ユーリ様にイチゴを食べてもらった時の、あの
殿下に後ろから掛けられた声が忘れられないっす!
ユーリ様を抱き上げたら絶対あの声が背後から幻聴で
聞こえてくるっす!」
そんな事まで言っている。どれだけあのイチゴ事件が
トラウマになってるんだ。
対してデレクさんは朗らかに笑うと、片膝をついて
私に礼をとり頭を下げた。
「ユリウス様はそう言ってますが、僭越ながら俺は
ユーリ様を抱き上げて移動させていただきますよ。
よろしくお願いいたします。」
「どういう意味ですか?私、普通に歩けますけど⁉︎」
なんでデレクさんまで私を縦抱っこ移動しようと
してるんだろう。そう思えば、
「それも隊長とレジナス様の二人から言いつかって
おりまして。迷子になってはぐれたり転んだりしない
よう、移動は出来るだけ縦抱きでと。」
照れたようにはにかんだ笑顔で言われた。
あの二人はちょっと過保護過ぎないかな⁉︎
「ユーリ様、とりあえず言う通りにされた方が
いいと思います。この間はレジナス様と少し離れた
だけではぐれてしまったじゃないですか。」
エル君までそんな事を言う。それはそうだけどあれは
不可抗力だったしここはまだ奥の院の建物の中だよ?
「街に降りる前の練習だと思っていただければ。
もし恥ずかしいようでしたら、混雑具合によっては
街では手を繋ぐだけでも大丈夫かも知れません。」
少し困ったようにデレクさんはそう提案してくれた。
レジナスさん達に頼まれたならそれは命令に近い
んだろうし、ここで私がごねて迷惑をかけるのも
デレクさんがかわいそうかも・・・。
そう思い直して、申し訳ないけどデレクさんに身を
預ければ
「では改めて、本日はよろしくお願いいたします。」
好青年な笑顔で頬を染めたデレクさんにしっかりと
抱き上げられた。
それを「やっぱりちょっと羨ましいっす!」と
声を上げたユリウスさんに見送られて、マリーさん
やエル君もお供に私は久しぶりの街歩きにいよいよ
出かけることになった。
だったけど、とりあえず王都に降りた時に立ち寄る
先や大まかな滞在時間は伝える。
それらはシェラさんがデレクさんへ伝えてくれること
になった。
後はその行き先や帰城時間について正式にリオン様の
許可が降りたら日にちを決めてその日の朝デレクさん
に奥の院まで迎えに来てもらうのだ。
ちなみに今回はエル君の他にマリーさんもついて来て
くれる。
「前回は私がいるとユーリ様がいることがばれて
しまうと思って同行しなかったら大変な目にあって
しまいましたからね!今回は一緒に行きますよ‼︎」
と気合いを入れていた。ただし、街歩きに出る日まで
日にちがないのでサシミは予約出来ないかも、と
申し訳なさそうにされたけど構わない。
タラコスパゲティが食べられるだけでも幸せだもん。
それにお魚の煮込みやシーフードサラダも美味しそう
だった。
そんな話をすればマリーさんは嬉しそうに頷いて、
それらのものなら前もって予約できるでしょうと
言ってくれた。
そうしてリオン様へ行きたい場所などを話してみれば
快く承諾してくれた。
ただし、
「念のためまた幻影魔法で姿を変えてから王都へは
出かけてくれるかな?その方が人の目につく心配は
少ないからね。」
とのことで、実際に王都の中へ降りる日は朝から
ユリウスさんに来てもらった。
すでにデレクさんも来てくれていて、先に私と話を
楽しんでいる。
「おはようございますユーリ様!幻影魔法をかけて
欲しいってことでしたけど、希望の姿は何かあるっす
か?出来るだけその通りにしますけど。エル君は
前回と同じ黒髪黒目でいいんすよね?」
デレクさんにも会釈をしたユリウスさんがにこやかに
私とエル君を見る。
「私も前回と同じリリちゃんの姿にしてもらっても
いいですか?」
リクエストをしたらええ?と驚かれた。
「わざわざあの姿にならなくても・・・どうせ夕食会
に来る時はあの姿になるんですから、せっかくなら
別の姿を楽しんでもいいんすよ?」
「でも先日私がちょっとだけ働かせてもらった食堂に
寄るんです。だから同じ姿で訪ねて、少し話でも
出来ればなあって思ってて。」
ウェンディさんやニックさんは元気かな。
あの時はばたばたと帰ることになってしまったので
きちんとお別れの挨拶が出来なかった。
だから久しぶりに二人に会えるのが楽しみだ。
と、そこでデレクさんが頷いた。
「シェラザード隊長から言いつかってますよ。
そこの従業員の態度がユーリ様に馴れ馴れしいから
気を付けるようにと。」
「ええ⁉︎なんですかそれ。そんな事ないですよ?」
一体シェラさんは何を見てそう判断したんだろう。
あの時はむしろシェラさんの方がニックさんに対して
失礼な態度だった気がする。
だけどデレクさんはさらに続けた。
「レジナス様も心配してましたよ?あまり他の男に
見つめられないようにそれとなく視界を遮ってやって
欲しいとおっしゃってました。その食堂は要注意
ですね。」
なにそれ。あそこでそんなにじろじろ見られた記憶は
ないんだけどなあ。もしそうだとすればそれはお店の
制服のスカートが短かったせいだと思う。
というかレジナスさん、そんな焼きもちみたいな
頼み事をデレクさんにするのはやめて欲しい。
ものすごく恥ずかしい。案の定ユリウスさんに
「レジナスの奴、ユーリ様がかわいくて心配なのは
分かるけどそんな嫉妬心丸出しなことを恥ずかしげも
なく、よく人に頼めるっすね・・・」
と半ば呆れて私を見た。私は関係ないですよ⁉︎
「まあ、それだけユーリ様のことを心配されている
んですよ。今日の俺はシェラザード隊長からも
レジナス様からもユーリ様の護衛をしっかり勤める
ようにと直々に言い含められて来ているんで、正直
かなりプレッシャーです。」
陛下の警護でもここまで気を張ることはないですよ、
とデレクさんは笑う。
「ユーリ様の姿を幻影魔法で変えちゃえば、そこまで
気負わなくても警護は出来ると思うっすけどね。」
そう言ったユリウスさんがぱちんと指を弾いた。
すると私の全身がきらきら光る粉のようなものに
包まれる。
「どうですか?」
その光が消えてから確認してもらえば、デレクさんは
目を丸くしている。
「すごいですね、さっきまでのユーリ様と姿形も
気配も全く違います。赤毛の可愛らしい女の子に
なってます。」
あ、ちゃんとリリちゃんの姿になったらしい。
隣を見れば、エル君も黒髪黒目の姿になっていた。
ユリウスさんもデレクさんの言葉に満足げに頷いて
いる。
「そうでしょう?ユーリ様のおかげで俺の魔力量も
増えたんで、前よりも精巧な幻影を見せられるように
なったんすよ。さすがにユーリ様が力を使えばそれに
負けて元の姿に戻っちゃいますけど、前までのように
少しくらいの衝撃で元に戻るなんて事はないっす。」
しかも放っておけば明日まででもこの姿でいるらしい
ので、ユリウスさんにはまた夕方ここに来てもらって
魔法を解いてもらうことになっている。
「ユリウスさんのおうちの夕食会に行く前のいい練習
になりましたね!ありがとうお兄ちゃん!」
わざとまたお兄ちゃん呼びをしてみればユリウスさん
の顔がさっと赤く染まった。
「そういう悪ノリするのやめてもらってもいいっす
か⁉︎なんかこう、物凄く恥ずかしくなるんすけど‼︎」
「えー、だって夕食会に行けば絶対団長さんにまた
お父様って呼んでくれって言われますよ?だから
ユリウスさんのこともお兄ちゃんって呼ぶことになる
だろうし、今のうちに慣れておいた方がいいんじゃ
ないかな・・・」
小首を傾げてそう言えば、
「だからその小首を傾げるのやめて欲しいっす!
仕草がいちいちあざといんすよユーリ様は‼︎マジで
妹が出来たみたいな気になるからうっかり可愛いって
抱き上げてしまいそうで怖いんす!」
そんなところをリオン殿下に見られたら即、死が
待っている・・・‼︎
そんな事を呟いてユリウスさんは身震いした。
「さすがに私を抱き上げたくらいでリオン様が何か
することはないと思いますけど」
そう言っても、
「ユーリ様にイチゴを食べてもらった時の、あの
殿下に後ろから掛けられた声が忘れられないっす!
ユーリ様を抱き上げたら絶対あの声が背後から幻聴で
聞こえてくるっす!」
そんな事まで言っている。どれだけあのイチゴ事件が
トラウマになってるんだ。
対してデレクさんは朗らかに笑うと、片膝をついて
私に礼をとり頭を下げた。
「ユリウス様はそう言ってますが、僭越ながら俺は
ユーリ様を抱き上げて移動させていただきますよ。
よろしくお願いいたします。」
「どういう意味ですか?私、普通に歩けますけど⁉︎」
なんでデレクさんまで私を縦抱っこ移動しようと
してるんだろう。そう思えば、
「それも隊長とレジナス様の二人から言いつかって
おりまして。迷子になってはぐれたり転んだりしない
よう、移動は出来るだけ縦抱きでと。」
照れたようにはにかんだ笑顔で言われた。
あの二人はちょっと過保護過ぎないかな⁉︎
「ユーリ様、とりあえず言う通りにされた方が
いいと思います。この間はレジナス様と少し離れた
だけではぐれてしまったじゃないですか。」
エル君までそんな事を言う。それはそうだけどあれは
不可抗力だったしここはまだ奥の院の建物の中だよ?
「街に降りる前の練習だと思っていただければ。
もし恥ずかしいようでしたら、混雑具合によっては
街では手を繋ぐだけでも大丈夫かも知れません。」
少し困ったようにデレクさんはそう提案してくれた。
レジナスさん達に頼まれたならそれは命令に近い
んだろうし、ここで私がごねて迷惑をかけるのも
デレクさんがかわいそうかも・・・。
そう思い直して、申し訳ないけどデレクさんに身を
預ければ
「では改めて、本日はよろしくお願いいたします。」
好青年な笑顔で頬を染めたデレクさんにしっかりと
抱き上げられた。
それを「やっぱりちょっと羨ましいっす!」と
声を上げたユリウスさんに見送られて、マリーさん
やエル君もお供に私は久しぶりの街歩きにいよいよ
出かけることになった。
36
お気に入りに追加
1,904
あなたにおすすめの小説
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
職業『お飾りの妻』は自由に過ごしたい
LinK.
恋愛
勝手に決められた婚約者との初めての顔合わせ。
相手に契約だと言われ、もう後がないサマンサは愛のない形だけの契約結婚に同意した。
何事にも従順に従って生きてきたサマンサ。
相手の求める通りに動く彼女は、都合のいいお飾りの妻だった。
契約中は立派な妻を演じましょう。必要ない時は自由に過ごしても良いですよね?
世界を救いし聖女は、聖女を止め、普通の村娘になり、普通の生活をし、普通の恋愛をし、普通に生きていく事を望みます!
光子
恋愛
私の名前は、リーシャ=ルド=マルリレーナ。
前職 聖女。
国を救った聖女として、王子様と結婚し、優雅なお城で暮らすはずでしたーーーが、
聖女としての役割を果たし終えた今、私は、私自身で生活を送る、普通の生活がしたいと、心より思いました!
だから私はーーー聖女から村娘に転職して、自分の事は自分で出来て、常に傍に付きっ切りでお世話をする人達のいない生活をして、普通に恋愛をして、好きな人と結婚するのを夢見る、普通の女の子に、今日からなります!!!
聖女として身の回りの事を一切せず生きてきた生活能力皆無のリーシャが、器用で優しい生活能力抜群の少年イマルに一途に恋しつつ、優しい村人達に囲まれ、成長していく物語ーー。
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
皆で異世界転移したら、私だけがハブかれてイケメンに囲まれた
愛丸 リナ
恋愛
少女は綺麗過ぎた。
整った顔、透き通るような金髪ロングと薄茶と灰色のオッドアイ……彼女はハーフだった。
最初は「可愛い」「綺麗」って言われてたよ?
でも、それは大きくなるにつれ、言われなくなってきて……いじめの対象になっちゃった。
クラス一斉に異世界へ転移した時、彼女だけは「醜女(しこめ)だから」と国外追放を言い渡されて……
たった一人で途方に暮れていた時、“彼ら”は現れた
それが後々あんな事になるなんて、その時の彼女は何も知らない
______________________________
ATTENTION
自己満小説満載
一話ずつ、出来上がり次第投稿
急亀更新急チーター更新だったり、不定期更新だったりする
文章が変な時があります
恋愛に発展するのはいつになるのかは、まだ未定
以上の事が大丈夫な方のみ、ゆっくりしていってください
愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
愛なんてどこにもないと知っている
紫楼
恋愛
私は親の選んだ相手と政略結婚をさせられた。
相手には長年の恋人がいて婚約時から全てを諦め、貴族の娘として割り切った。
白い結婚でも社交界でどんなに噂されてもどうでも良い。
結局は追い出されて、家に帰された。
両親には叱られ、兄にはため息を吐かれる。
一年もしないうちに再婚を命じられた。
彼は兄の親友で、兄が私の初恋だと勘違いした人。
私は何も期待できないことを知っている。
彼は私を愛さない。
主人公以外が愛や恋に迷走して暴走しているので、主人公は最後の方しか、トキメキがないです。
作者の脳内の世界観なので現実世界の法律や常識とは重ねないでお読むください。
誤字脱字は多いと思われますので、先にごめんなさい。
他サイトにも載せています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる