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第十章 酒とナミダと男と女
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ユーリ様の色っぽい仕草と行動に男として限界を
迎える前に、レジナスはユーリ様をリオン殿下へと
押しつけるように手渡した。
さて、押しやられたユーリ様はどうするのかな?と
思ったらそのまま飛び込むようにしてリオン殿下に
抱きついている。やっぱりおかしい。いつもの
ユーリ様なら絶対にこんな事しない。
殿下も、酔ってるでしょ?と言っている。
ただユーリ様、会話はちゃんと成り立っている。
これも俺や団長の作った合成飲料が何らかの作用を
してこんなことになっちゃったのかな・・・?
そう思って二人を観察する。殿下はユーリ様が
大人しく抱きしめられている、といたく感動してた。
普段なら考えられないもんなあ。
どさくさに紛れて殿下は更にユーリ様を自分の方に
抱き寄せて腰に手を回すと、その腰の細さを
堪能しているみたいだ。
それでもユーリ様はなすがままになっている。
それどころか自分からリオン殿下の胸元に顔を寄せて
クンクン匂いを嗅ぎながら殿下と何やら話して
いたと思ったら、突然殿下の首筋に近いところへ
噛み付いた。何してんの⁉︎
さすがの殿下もそれには驚いて、さっきの
レジナスみたいにユーリ様を引き剥がした。
いつも余裕のある殿下が珍しく頬を紅潮させている。
そんな殿下を見たユーリ様はまた無邪気に声を上げて
笑った。笑顔だけ見てればかわいいけど、やることが
いつもよりぶっ飛んでいる。
今のも一瞬、俺達の目の前で殿下にキスマークでも
付けるつもりかと思った。いやホント、心臓に悪い。
それなのにユーリ様、今度は殿下の両手を取ると
それを自分の頬に当ててうっとりと目を瞑っている。
まるで口付けを誘っているみたいだ。
いやいやこれ、俺達がいなかったら絶対殿下は
口付けてるでしょ。下手すりゃそのままその先まで
進みかねない。
殿下がユーリ様に求婚して受け入れられたらしいって
話は俺も聞いてるよ?でもだからって人前でこんな
いちゃいちゃしないで欲しい。見せられてる
こっちの身がもたない。
そう思って声を掛ければ、ユーリ様は俺がそんな風に
思ってるからそう見えるだけで、胸を押しつけたり
首に口付けたりなんかしていないと子供みたいに
言い張った。
ダメだ、これは絶対におかしい。いつものユーリ様
じゃない。王都に結界を張りたいとか、話す内容は
わりとしっかりしてるけどやってることがおかしい。
もしこれが合成飲料のせいだけじゃなくて、酔った
ユーリ様が毎回こんなに大胆な行動を取るんなら
殿下やレジナスがユーリ様に酒を飲ませるのに慎重に
なっていたわけだ。
周りの人間はこの無邪気で無自覚な行動に
振り回されて翻弄されっぱなしになる。
無駄に色気があるのもタチが悪い。
・・・なんて思いながら部屋からバルコニーに出て
王都の景色を前に地図を突き合わせてユーリ様に
説明していた時だった。
風に吹かれてテーブルから落ちたペンを拾おうと
膝をついたら、ユーリ様が俺にそのままで
いるように言ってきた。え?何で?
意味も分からず言われるがままにしていたら、
突然自分の両肩にのしっ、と重みがかかった。
同時に自分の顔の両側に何か柔らかくて温かいものが
触れたかと思うと、そのままその柔らかい弾力のある
もので顔を挟まれた。え?え?どういうこと?
一体俺の身に何が起きたんだ?
それが何かを確かめる前に、目の前に何か黒い糸
みたいなものが垂れ下がってきて視界がふさがる。
と、同時に頭の上にも何か柔らかくて重いものが
乗っかったのが分かった。突然視界を塞がれて
訳の分からない感触にだけ晒されたこっちが
パニックになっていると、そんな俺の頭上から
誇らしげなユーリ様の声がした。
「ちょっと肩車をお願いします!」
は?肩車?・・・肩車、って人の肩の上に
もう一人が乗っかるあれだよな?
え、てことはつまり今、ユーリ様が俺の肩に
乗ってるってこと⁉︎まさか柔らかいのって
ユーリ様のふっ、太もも⁉︎
俺、今ユーリ様の太ももに顔を挟まれてんの⁉︎
あれっ、じゃあまさか頭の上に感じてるこの
あったかくて柔らかいのってまさかユーリ様の
あの大きくて立派なおっ・・・もとい胸か⁉︎
胸なのか⁉︎
慌てて自分の視界を遮る黒い糸みたいなものを
かき分ける。さらさらしたそれはユーリ様の黒髪
だった。そして開けた視界に飛び込んで来たのは、
俺の顔の両脇からすらりと伸びているクリーム色の
布地から覗く白くなめらかな足だ。
「うわっ‼︎」
思ってもみなかったことにパニックになる。
しゃがんだままバランスを崩しかけて前に
つんのめりそうになれば俺の顔を挟んでいる
ユーリ様の足にもキュッと力が入った。
「ちょっとユリウスさん、まだ動かないで下さい⁉︎」
そんなこと言われたって無理だ。
ふ、太もも、太ももの圧が俺の両頬から首筋にかけて
ぎゅうぎゅうにかかっているんですけど⁉︎
布越しとは言えその弾力や柔らかさ、温かさは充分
こっちに伝わってきている。
こんな、付き合ってもいない女の子に顔を太ももで
挟まれて、かつ圧をかけられるなんてことは一度も
経験はない。
どうやって抜け出せばいいんだこれ。
動くほどバランスを取ろうとするユーリ様の太ももに
きつく締め付けられる。そしたらなんだかふんわりと
蜂蜜?いや、果物かな?なんか甘くていい匂いが
かすかに香った。これ、もしかして前に団長が
言っていたユーリ様の魔力の香りなんじゃないか?
もし膨大な量の魔力制御が出来てなくてそれが
ダダ漏れになって溢れてるならやっぱり酔っていると
しか思えない。人よりちょっと魔力が多くてその
制御がうまい程度の、俺みたいな魔導士でも
ユーリ様の魔力の香りを感じ取れるほどなら相当の
魔力がここには溢れ返っていることになる。
団長、大丈夫か?あの人魔力が強いから影響受けたり
してないのかな。そんな事を考えていた俺に対して
さらにユーリ様は、
「そのままゆっくり立って下さいね、景色を
確かめたらそのまま力を使ってみようと思います!」
そう言って俺の頭の上でいつもそうするように
両手を組んだらしい。頭の両側を腕できゅっと
挟み込まれた。そうするとユーリ様の胸が俺の頭の
上に寄せられて更にその柔らかさとか弾力、圧を
感じる。知らなかった、胸も寄せると圧を
感じるんだな・・・なんて一瞬どうでもいい事を
考えて我に帰った。
さっきユーリ様に触られてるレジナスを見て
ヤバいと思ったけどこれも相当だ。
四方八方からユーリ様の体の柔らかさとか
重みとか温かさ、圧迫感を感じる。これ以上は
まずい。何がってナニがだ。レジナスに同情してる
場合じゃなかった。俺の方がよっぽどピンチだ。
「む、無理無理、ダメですユーリ様降りて下さい!」
「大丈夫、ユリウスさんはやれば出来る子です!」
あ、ダメだこれ全然伝わってない。ユーリ様は俺が
体力がなくて立ち上がれないと思っているっぽい。
でもそういう事じゃないんだよ‼︎
しゃがんだまま視線を地面に向けていても、
クリーム色のドレスからにょっきり生えている
艶かしい白い生足がイヤでも目に入る。
頭の上では柔らかい二つの丸いものが布越しに
体温を伝えてくる。
・・・あれ?そういえばユーリ様が俺の肩に
乗ってるってことは、ドレス越しになるけど今
俺の肩や背中にはユーリ様のお尻が密着してるんだ
よな・・・?俺の後頭部もなんかあったかいし。
てことは
「アッ‼︎」
思わず声が出た。
「どうかしましたか?ユリウスさん。」
不思議そうなユーリ様の声が頭上から降ってくる。
「い、いや何でもないっす‼︎」
言えない。ユーリ様が紐パンで俺の肩に乗ってるのを
思い出したなんて。この状態で動いて下着が脱げる
とかないよな⁉︎
そもそもあれって脱がしやすくできてるはずだから
あんまり動かない方がいいんじゃないの?
ユーリ様も太ももにそんなに力を入れて締め上げて
大丈夫なんだろうか。
心配ごとがどんどん増えてくる。身も心も限界だ。
「た、助けて団長・・・殿下・・・‼︎レジナスでも
いいっす、誰か・・・!」
泣きそうになりながら一番助けを求めたくない
人達に頼るしかもはや俺に術はなかった。
・・・後で思い返せば、泣きそうって言うか
多分この時の俺はすでに半泣きだったと思う。
なぜならユーリ様に解放された後エル君が俺に
そっとハンカチを差し出してきて、
「大人でも混乱すると泣くんですね」
なんて言っていたからだ。
・・・大きくなって酔っ払ってるユーリ様は、
エル君くらいの距離を取って少し離れたところから
眺めているくらいが丁度いい。
念願の大きくなったユーリ様を目の当たりにした
俺はそれがよーく分かった。
迎える前に、レジナスはユーリ様をリオン殿下へと
押しつけるように手渡した。
さて、押しやられたユーリ様はどうするのかな?と
思ったらそのまま飛び込むようにしてリオン殿下に
抱きついている。やっぱりおかしい。いつもの
ユーリ様なら絶対にこんな事しない。
殿下も、酔ってるでしょ?と言っている。
ただユーリ様、会話はちゃんと成り立っている。
これも俺や団長の作った合成飲料が何らかの作用を
してこんなことになっちゃったのかな・・・?
そう思って二人を観察する。殿下はユーリ様が
大人しく抱きしめられている、といたく感動してた。
普段なら考えられないもんなあ。
どさくさに紛れて殿下は更にユーリ様を自分の方に
抱き寄せて腰に手を回すと、その腰の細さを
堪能しているみたいだ。
それでもユーリ様はなすがままになっている。
それどころか自分からリオン殿下の胸元に顔を寄せて
クンクン匂いを嗅ぎながら殿下と何やら話して
いたと思ったら、突然殿下の首筋に近いところへ
噛み付いた。何してんの⁉︎
さすがの殿下もそれには驚いて、さっきの
レジナスみたいにユーリ様を引き剥がした。
いつも余裕のある殿下が珍しく頬を紅潮させている。
そんな殿下を見たユーリ様はまた無邪気に声を上げて
笑った。笑顔だけ見てればかわいいけど、やることが
いつもよりぶっ飛んでいる。
今のも一瞬、俺達の目の前で殿下にキスマークでも
付けるつもりかと思った。いやホント、心臓に悪い。
それなのにユーリ様、今度は殿下の両手を取ると
それを自分の頬に当ててうっとりと目を瞑っている。
まるで口付けを誘っているみたいだ。
いやいやこれ、俺達がいなかったら絶対殿下は
口付けてるでしょ。下手すりゃそのままその先まで
進みかねない。
殿下がユーリ様に求婚して受け入れられたらしいって
話は俺も聞いてるよ?でもだからって人前でこんな
いちゃいちゃしないで欲しい。見せられてる
こっちの身がもたない。
そう思って声を掛ければ、ユーリ様は俺がそんな風に
思ってるからそう見えるだけで、胸を押しつけたり
首に口付けたりなんかしていないと子供みたいに
言い張った。
ダメだ、これは絶対におかしい。いつものユーリ様
じゃない。王都に結界を張りたいとか、話す内容は
わりとしっかりしてるけどやってることがおかしい。
もしこれが合成飲料のせいだけじゃなくて、酔った
ユーリ様が毎回こんなに大胆な行動を取るんなら
殿下やレジナスがユーリ様に酒を飲ませるのに慎重に
なっていたわけだ。
周りの人間はこの無邪気で無自覚な行動に
振り回されて翻弄されっぱなしになる。
無駄に色気があるのもタチが悪い。
・・・なんて思いながら部屋からバルコニーに出て
王都の景色を前に地図を突き合わせてユーリ様に
説明していた時だった。
風に吹かれてテーブルから落ちたペンを拾おうと
膝をついたら、ユーリ様が俺にそのままで
いるように言ってきた。え?何で?
意味も分からず言われるがままにしていたら、
突然自分の両肩にのしっ、と重みがかかった。
同時に自分の顔の両側に何か柔らかくて温かいものが
触れたかと思うと、そのままその柔らかい弾力のある
もので顔を挟まれた。え?え?どういうこと?
一体俺の身に何が起きたんだ?
それが何かを確かめる前に、目の前に何か黒い糸
みたいなものが垂れ下がってきて視界がふさがる。
と、同時に頭の上にも何か柔らかくて重いものが
乗っかったのが分かった。突然視界を塞がれて
訳の分からない感触にだけ晒されたこっちが
パニックになっていると、そんな俺の頭上から
誇らしげなユーリ様の声がした。
「ちょっと肩車をお願いします!」
は?肩車?・・・肩車、って人の肩の上に
もう一人が乗っかるあれだよな?
え、てことはつまり今、ユーリ様が俺の肩に
乗ってるってこと⁉︎まさか柔らかいのって
ユーリ様のふっ、太もも⁉︎
俺、今ユーリ様の太ももに顔を挟まれてんの⁉︎
あれっ、じゃあまさか頭の上に感じてるこの
あったかくて柔らかいのってまさかユーリ様の
あの大きくて立派なおっ・・・もとい胸か⁉︎
胸なのか⁉︎
慌てて自分の視界を遮る黒い糸みたいなものを
かき分ける。さらさらしたそれはユーリ様の黒髪
だった。そして開けた視界に飛び込んで来たのは、
俺の顔の両脇からすらりと伸びているクリーム色の
布地から覗く白くなめらかな足だ。
「うわっ‼︎」
思ってもみなかったことにパニックになる。
しゃがんだままバランスを崩しかけて前に
つんのめりそうになれば俺の顔を挟んでいる
ユーリ様の足にもキュッと力が入った。
「ちょっとユリウスさん、まだ動かないで下さい⁉︎」
そんなこと言われたって無理だ。
ふ、太もも、太ももの圧が俺の両頬から首筋にかけて
ぎゅうぎゅうにかかっているんですけど⁉︎
布越しとは言えその弾力や柔らかさ、温かさは充分
こっちに伝わってきている。
こんな、付き合ってもいない女の子に顔を太ももで
挟まれて、かつ圧をかけられるなんてことは一度も
経験はない。
どうやって抜け出せばいいんだこれ。
動くほどバランスを取ろうとするユーリ様の太ももに
きつく締め付けられる。そしたらなんだかふんわりと
蜂蜜?いや、果物かな?なんか甘くていい匂いが
かすかに香った。これ、もしかして前に団長が
言っていたユーリ様の魔力の香りなんじゃないか?
もし膨大な量の魔力制御が出来てなくてそれが
ダダ漏れになって溢れてるならやっぱり酔っていると
しか思えない。人よりちょっと魔力が多くてその
制御がうまい程度の、俺みたいな魔導士でも
ユーリ様の魔力の香りを感じ取れるほどなら相当の
魔力がここには溢れ返っていることになる。
団長、大丈夫か?あの人魔力が強いから影響受けたり
してないのかな。そんな事を考えていた俺に対して
さらにユーリ様は、
「そのままゆっくり立って下さいね、景色を
確かめたらそのまま力を使ってみようと思います!」
そう言って俺の頭の上でいつもそうするように
両手を組んだらしい。頭の両側を腕できゅっと
挟み込まれた。そうするとユーリ様の胸が俺の頭の
上に寄せられて更にその柔らかさとか弾力、圧を
感じる。知らなかった、胸も寄せると圧を
感じるんだな・・・なんて一瞬どうでもいい事を
考えて我に帰った。
さっきユーリ様に触られてるレジナスを見て
ヤバいと思ったけどこれも相当だ。
四方八方からユーリ様の体の柔らかさとか
重みとか温かさ、圧迫感を感じる。これ以上は
まずい。何がってナニがだ。レジナスに同情してる
場合じゃなかった。俺の方がよっぽどピンチだ。
「む、無理無理、ダメですユーリ様降りて下さい!」
「大丈夫、ユリウスさんはやれば出来る子です!」
あ、ダメだこれ全然伝わってない。ユーリ様は俺が
体力がなくて立ち上がれないと思っているっぽい。
でもそういう事じゃないんだよ‼︎
しゃがんだまま視線を地面に向けていても、
クリーム色のドレスからにょっきり生えている
艶かしい白い生足がイヤでも目に入る。
頭の上では柔らかい二つの丸いものが布越しに
体温を伝えてくる。
・・・あれ?そういえばユーリ様が俺の肩に
乗ってるってことは、ドレス越しになるけど今
俺の肩や背中にはユーリ様のお尻が密着してるんだ
よな・・・?俺の後頭部もなんかあったかいし。
てことは
「アッ‼︎」
思わず声が出た。
「どうかしましたか?ユリウスさん。」
不思議そうなユーリ様の声が頭上から降ってくる。
「い、いや何でもないっす‼︎」
言えない。ユーリ様が紐パンで俺の肩に乗ってるのを
思い出したなんて。この状態で動いて下着が脱げる
とかないよな⁉︎
そもそもあれって脱がしやすくできてるはずだから
あんまり動かない方がいいんじゃないの?
ユーリ様も太ももにそんなに力を入れて締め上げて
大丈夫なんだろうか。
心配ごとがどんどん増えてくる。身も心も限界だ。
「た、助けて団長・・・殿下・・・‼︎レジナスでも
いいっす、誰か・・・!」
泣きそうになりながら一番助けを求めたくない
人達に頼るしかもはや俺に術はなかった。
・・・後で思い返せば、泣きそうって言うか
多分この時の俺はすでに半泣きだったと思う。
なぜならユーリ様に解放された後エル君が俺に
そっとハンカチを差し出してきて、
「大人でも混乱すると泣くんですね」
なんて言っていたからだ。
・・・大きくなって酔っ払ってるユーリ様は、
エル君くらいの距離を取って少し離れたところから
眺めているくらいが丁度いい。
念願の大きくなったユーリ様を目の当たりにした
俺はそれがよーく分かった。
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