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最終決戦1
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黄金の剣がリディエラに降り注ぐ
アイシスが黄金剣を振るう度、無数の黄金剣が空中に現れ、それらがリディエラに向かっていく
リディエラはその剣を華麗に、舞うように躱す
「綺麗・・・」
幻想的な雰囲気で舞うリディエラに思わず見とれるハクラ
「ハクラ、しっかりしなさい!」
ハッと気づくと、いつの間にかリディエラが目の前にいた
「え?」
何の予備動作もなく、リディエラの腕がハクラの胸を貫いており、核をしっかりと握っていた
いくら精神生命体となった体とはいえ、核を砕かれれば死ぬ
核は魂を形作っており、本来物理的に傷つくことはないが、リディエラの体もまたアストラルボディという精神生命体の体
十分にハクラを殺せる
核をギュッと握るリディエラ
「アアアアアアアアアアアアア!!!」
ハクラは悲鳴を上げる
直接魂を掴まれる地獄のような痛み
パキンとひびが入る核
「ハクラ! やめてくださいリディエラ様! ハクラは、あなたの親友だったではないですか!」
クロハが呼びかけるがリディエラは気にも留めずその手に更なる力を込めた
ピキ、パキパキ
核にひびがさらに走る
「この! やめろ!」
アイシスの黄金剣がなんとかリディエラの腕を斬り落とし、ハクラの核を取り落とした
クロハが慌ててその核を拾い上げ、息も絶え絶えのハクラに戻した
ヒビだらけだがなんとか砕かれることは避けれた
だがハクラはこの戦いではもう動けないだろう
クロハはハクラを寝かせるとまさに鬼の形相となった
「いくらリディエラ様でも、私のハクラをここまで傷つけるなんて、許せない・・・」
クロハから呪いが溢れ出る
ボコボコと亡者の影がクロハの体からにじみ出てきて覆った
髑髏は鎧のようにクロハを包み込むとクロハの刀、クロアゲハも変質した
「本気で行かせてもらいますよ。この、クソガキガァアアア!!」
今までにない怒りだった
本当に怒ったクロハはハクラの前では決して見せないおどろおどろしい姿に変わる
恨み、憎しみ、怒り、その全てがクロハの力になって行く
呪いの、呪いとしての究極の側面が姿を現した
その姿になったクロハが歩くだけで周囲の土が腐る
リディエラは思わずたじろいだ
そう、クロハこそ精霊にとっての最大の天敵だったのだ
自然に対する驚異、クロハはその脅威そのものである
段々近づいてくるクロハ
「逃がさねぇぞこのクソガキ! てめぇをぶんなぐってその手足引きちぎってハクラの前で頭叩きつぶしてやるから覚悟しろやごらぁ!」
「ひっ」
アイシスも震えるほどの恐ろしさ
その場にいた全ての者が動けない
「アグゥウ」
リディエラはしかし逃げる足を止め、振り向きざまにクロハの胸にハクラにあてたのと同じ抜き手を繰り出した
だがクロハの大きな胸はそれを簡単に受け止める
別に胸の分厚い脂肪分が止めたわけではない
ハクラが途中でその突きをとどめたのだ
クロハに触れた指先が呪いに感染して腐り落ちるようにずるりと溶けた
アイシスが黄金剣を振るう度、無数の黄金剣が空中に現れ、それらがリディエラに向かっていく
リディエラはその剣を華麗に、舞うように躱す
「綺麗・・・」
幻想的な雰囲気で舞うリディエラに思わず見とれるハクラ
「ハクラ、しっかりしなさい!」
ハッと気づくと、いつの間にかリディエラが目の前にいた
「え?」
何の予備動作もなく、リディエラの腕がハクラの胸を貫いており、核をしっかりと握っていた
いくら精神生命体となった体とはいえ、核を砕かれれば死ぬ
核は魂を形作っており、本来物理的に傷つくことはないが、リディエラの体もまたアストラルボディという精神生命体の体
十分にハクラを殺せる
核をギュッと握るリディエラ
「アアアアアアアアアアアアア!!!」
ハクラは悲鳴を上げる
直接魂を掴まれる地獄のような痛み
パキンとひびが入る核
「ハクラ! やめてくださいリディエラ様! ハクラは、あなたの親友だったではないですか!」
クロハが呼びかけるがリディエラは気にも留めずその手に更なる力を込めた
ピキ、パキパキ
核にひびがさらに走る
「この! やめろ!」
アイシスの黄金剣がなんとかリディエラの腕を斬り落とし、ハクラの核を取り落とした
クロハが慌ててその核を拾い上げ、息も絶え絶えのハクラに戻した
ヒビだらけだがなんとか砕かれることは避けれた
だがハクラはこの戦いではもう動けないだろう
クロハはハクラを寝かせるとまさに鬼の形相となった
「いくらリディエラ様でも、私のハクラをここまで傷つけるなんて、許せない・・・」
クロハから呪いが溢れ出る
ボコボコと亡者の影がクロハの体からにじみ出てきて覆った
髑髏は鎧のようにクロハを包み込むとクロハの刀、クロアゲハも変質した
「本気で行かせてもらいますよ。この、クソガキガァアアア!!」
今までにない怒りだった
本当に怒ったクロハはハクラの前では決して見せないおどろおどろしい姿に変わる
恨み、憎しみ、怒り、その全てがクロハの力になって行く
呪いの、呪いとしての究極の側面が姿を現した
その姿になったクロハが歩くだけで周囲の土が腐る
リディエラは思わずたじろいだ
そう、クロハこそ精霊にとっての最大の天敵だったのだ
自然に対する驚異、クロハはその脅威そのものである
段々近づいてくるクロハ
「逃がさねぇぞこのクソガキ! てめぇをぶんなぐってその手足引きちぎってハクラの前で頭叩きつぶしてやるから覚悟しろやごらぁ!」
「ひっ」
アイシスも震えるほどの恐ろしさ
その場にいた全ての者が動けない
「アグゥウ」
リディエラはしかし逃げる足を止め、振り向きざまにクロハの胸にハクラにあてたのと同じ抜き手を繰り出した
だがクロハの大きな胸はそれを簡単に受け止める
別に胸の分厚い脂肪分が止めたわけではない
ハクラが途中でその突きをとどめたのだ
クロハに触れた指先が呪いに感染して腐り落ちるようにずるりと溶けた
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