738 / 1,022
想像で創造する女神3
しおりを挟む
この街を占拠した男は、住民が全員逃げたことを確認してから街を納めている伯爵邸に入って行った
伯爵邸の中にいた人々全てを追い出すと男はここに居座ったらしい
街に人が入ればこの街を吹き飛ばすと言い残して
「それで? どうして街を占拠したのですか?」
「この街はもうすぐウルの大幹部によって消される予定だったんだ。伯爵の娘を攫うためだけに・・・。そんなの理不尽だろ。だから俺は伯爵に逃げるよう言ってこの街から遠ざけたんだ。俺はウルを裏切ったことでいずれ殺される。だったら犠牲になるのは俺一人でいいだろう。伯爵の娘にはウルのジャミング装置を付けてあるから発見されないはずだ」
驚いたことにこの男は街を救うためにウルを裏切ってまでこんなことをした
街の人々に恨まれることも気にせず自らだけを悪者にして
「そう・・・。ならあなたを私が助ける。あなた名前は?」
「俺はカーヴェン。ウルの幹部だった男だ。しかし俺を助ける? これから来るウルの大幹部、銃撃のサナトラはお嬢ちゃんのようなか弱い子が叶うような相手じゃない。君も早く逃げるんだ」
「あら? こう見えて私女神ですよ? まぁ任せてください」
「め、がみ? 君が?」
確かに見た目は可愛いながらもか弱いどこかの令嬢と言った出で立ちのプリシラ
しかしながらその実力は新神の中でも頭一つとびぬけていると言っていい
異放の力を手に入れたルニアほどではないにしろ、以前のルニアやサニアよりも強いのだ
「まあ任せてください。それと、あなたウルを抜けるなら私のお母様のいる世界に行くといいわ。あとで送ってあげる。その世界はウルと戦うためにいろんな勇者や救世主、英雄たちが集まってるからきっとあなたのことも助けてくれるはずよ」
「ほ、本当か? それはありがたい。なら俺からも情報を。銃撃のサナトラはその名前の通りどこからでも銃を出して攻撃してくる。結界などを展開しても無駄だ。その中に作り出して撃ってくるからな。だから気を付けてくれお嬢ちゃん」
「情報ありがとう。それじゃあカーヴェンさん。この街は多分戦場になります。あなたも急いで逃げてください」
「いや俺も残る。君がやられそうになったとき盾くらいにはなって見せるよ」
カーヴェンは逃げなかった
その意志はかなり固く、戦う気満々のようだった
「はぁ、私、あなたを守りながらは戦えませんよ?」
「ああ、俺のことは気にするな。君の力、存分に振るってくれ」
カーヴェンと話しているとそれは現れた
空間が裂け、そこから現れるガンマン風の女性
その女性こそ、銃撃の二つ名を持つウルの大幹部、サナトラだった
伯爵邸の中にいた人々全てを追い出すと男はここに居座ったらしい
街に人が入ればこの街を吹き飛ばすと言い残して
「それで? どうして街を占拠したのですか?」
「この街はもうすぐウルの大幹部によって消される予定だったんだ。伯爵の娘を攫うためだけに・・・。そんなの理不尽だろ。だから俺は伯爵に逃げるよう言ってこの街から遠ざけたんだ。俺はウルを裏切ったことでいずれ殺される。だったら犠牲になるのは俺一人でいいだろう。伯爵の娘にはウルのジャミング装置を付けてあるから発見されないはずだ」
驚いたことにこの男は街を救うためにウルを裏切ってまでこんなことをした
街の人々に恨まれることも気にせず自らだけを悪者にして
「そう・・・。ならあなたを私が助ける。あなた名前は?」
「俺はカーヴェン。ウルの幹部だった男だ。しかし俺を助ける? これから来るウルの大幹部、銃撃のサナトラはお嬢ちゃんのようなか弱い子が叶うような相手じゃない。君も早く逃げるんだ」
「あら? こう見えて私女神ですよ? まぁ任せてください」
「め、がみ? 君が?」
確かに見た目は可愛いながらもか弱いどこかの令嬢と言った出で立ちのプリシラ
しかしながらその実力は新神の中でも頭一つとびぬけていると言っていい
異放の力を手に入れたルニアほどではないにしろ、以前のルニアやサニアよりも強いのだ
「まあ任せてください。それと、あなたウルを抜けるなら私のお母様のいる世界に行くといいわ。あとで送ってあげる。その世界はウルと戦うためにいろんな勇者や救世主、英雄たちが集まってるからきっとあなたのことも助けてくれるはずよ」
「ほ、本当か? それはありがたい。なら俺からも情報を。銃撃のサナトラはその名前の通りどこからでも銃を出して攻撃してくる。結界などを展開しても無駄だ。その中に作り出して撃ってくるからな。だから気を付けてくれお嬢ちゃん」
「情報ありがとう。それじゃあカーヴェンさん。この街は多分戦場になります。あなたも急いで逃げてください」
「いや俺も残る。君がやられそうになったとき盾くらいにはなって見せるよ」
カーヴェンは逃げなかった
その意志はかなり固く、戦う気満々のようだった
「はぁ、私、あなたを守りながらは戦えませんよ?」
「ああ、俺のことは気にするな。君の力、存分に振るってくれ」
カーヴェンと話しているとそれは現れた
空間が裂け、そこから現れるガンマン風の女性
その女性こそ、銃撃の二つ名を持つウルの大幹部、サナトラだった
0
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
喰らう度強くなるボクと姉属性の女神様と異世界と。〜食べた者のスキルを奪うボクが異世界で自由気ままに冒険する!!〜
田所浩一郎
ファンタジー
中学でいじめられていた少年冥矢は女神のミスによりできた空間の歪みに巻き込まれ命を落としてしまう。
謝罪代わりに与えられたスキル、《喰らう者》は食べた存在のスキルを使い更にレベルアップすることのできるチートスキルだった!
異世界に転生させてもらうはずだったがなんと女神様もついてくる事態に!?
地球にはない自然や生き物に魔物。それにまだ見ぬ珍味達。
冥矢は心を踊らせ好奇心を満たす冒険へと出るのだった。これからずっと側に居ることを約束した女神様と共に……
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
内政チートをやってみよう!……まあぼっちですが。
カナデ
ファンタジー
誰も立ち入らない深い森の中の小さな集落。住人はリザティア以外は全てが老人だったが、とうとうたった一人になってしまった。
これからどうしよう? ここから、森から出て外の世界へ行く?
……いいえ。この集落で一人で暮らします! ぼっちだけど、内政チートで! 相棒のシルバー(狼)と精霊たちとともに!
これは前世の記憶を持った少女が、でも自分が何故異世界転生だか転移したか何も分からないので、異世界へ飛び込まずに、森の中でのんびりと自由に暮らすことを目標にして生活していくお話です。
いつしか集落にも住人が増え、内政チートの本領発揮、となるか?(そんな感じです)
完結まで連載予定ですので、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
**この話は、他サイトさんで連載していた同タイトルの話(未完)の大幅改稿版となっています**
第2章から、書き直し、書き下しの部分が改稿部分より増え、話も追加で新たに入れます。
大分改稿前とは変わると思いますが、ご了承ください。
3/1 HOT32位 3/2HOT 22位 3/5HOT16位 3/7HOT14位 ありがとうございます!
3/7 お気に入り 1000 ありがとうございます!
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる