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イレギュラーメルカ4
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ここは私の生まれた世界よりもはるかに発展しているみたいね
大きな建物に見たことのない服を着た人達、馬車のように見えるけどどうやって動いているのか分からない車輪のついた乗り物
目に映る何もかもが珍しくてキョロキョロしていると、いつの間にか目の前に赤い体にぴっちりとフィットした服と、仮面をつけた男の人が立っていた
「お嬢ちゃん、迷子なのかな?」
「そういうわけじゃないけど。そうだ! ねーねーおじさん、私ここに来るの初めてなの。案内してもらえないかしら?」
この人は仮面越しからでもわかるほど優しい雰囲気が出ている。私、そういう気配に関してはよく分かるのよね
「あ、いや、うん、そういうつもりで声をかけたんじゃ。まぁいいか。よし! お兄さんが君を案内してあげよう!」
「うん、よろしくね、おじさん!」
おじさんはガクリとうなだれたけどどうしたのかな? でも案内してくれるみたいだし、いっか
「まず自己紹介しておこう。俺はヒーローのトップギアだ。聞いたことくらいはあるだろう? こう見えて人気なんだぜ?」
「知らない」
おじさんはまたがっくりとうなだれた
それからおじさんに連れられて色々なところを回った
全てが斬新で、珍しくて、見たことのないものばかり
食べ物だって私の食べたことないものばかりな上にとっても美味しい
「どうだい? 楽しめたかな?」
「うん! おじさんありがとう!」
「アハハ・・・。もうおじさんでいいよ。じゃぁ俺はこれで、他にも案内したいところはあるけど、一応これでもヒーローなんでね。忙しいんだ」
そんな忙しい中私を案内してくれるなんて、やっぱり優しい
「ところでヒーローって何ですか?」
さっきもおじさんが言ってたけど、聞いたことがない職業
お父さんと同じ冒険者みたいなものなのかな?
「え? ヒーローを、知らないのかい? そうかぁ、うーん、もしかして君もこの世界の住人じゃないのかい?」
驚いた。なんでこの人はこんなことを知っているんだろう?
「いや、違ったらいいんだ。ごめんね、混乱させて」
「そうですよ」
「え?」
「私、この世界の住人じゃないです。私のいた世界はここまで発展していません。だから珍しくて」
おじさんは少し考え込むようなしぐさをして微笑んだ
「そうかいそうかい、なるほどね。いやぁ前にも異世界からの来訪者がいてね。彼女らには俺もかなりお世話になってね」
そう言うとおじさんはその人たちのことを語り始めた
数年前にこの世界に危険なモノが流れ着き、それを追って来た四人の少女によって救われたんだって
その話を聞いているとき、おじさんの方から音が鳴って彼は胸元から何かを取り出した
「時夜か。ああ、ちょうど近くまで来ている。そっちは任せろ。え?ラビットイヤーがか? わかった、そっちも調べておこう。まぁ彼女のことだから大丈夫だとは思うが」
おじさんは耳にあてた何かを胸元にしまって私の方を向いた
「すまないね、行かなきゃ。仕事が入ったんだ」
「仕事?」
「ああ、この近くで立てこもり事件があってね。それと俺の仲間からの連絡が途絶えたんだ」
仲間が。大変そう、何か手伝えることないかな?
「あの、私がその仲間を探しましょうか?」
「いや、危険だから駄目だよ。僕らみたいに力を持っているわけじゃないだろう?」
「大丈夫ですよ。私、何でもできるんで」
「何でも出来る? それは一体どういうことだい?」
「本当になんでもできますよ? ご所望なら今すぐその仲間をここに召喚することもできますし、立てこもりの犯人もこの場から撃退できますよ。必要とあらば犯人のみこの場で縛り上げることだってできます」
あ、おじさんが何を言ってるのか分からないって顔してる。じゃぁ見せるのが一番早いかな
「えっと、仲間の名前は? 特徴も教えてもらえると助かります」
「あ、ああ、名前はラビットイヤー、あいや、本名の方がいいか。名前は三兎ミミだ。特徴はうさぎの耳を持った少女だな」
「ふむふむ、では探知を・・・。見つけました! 召喚しますね」
おじさんは信じられないように私をまじまじと見て来るけど、出来るんだからしょうがないよね
手を振ると目の前にうさぎ耳の女の子が現れた。ひっ、凄い出血じゃない!
どうやら女の子は縛られて拷問を受けてたみたい。兎耳の片耳が切り取られていた
「あ、うぅ」
気を失ってるみたいで痛みに苦しんでる。でも私なら
「ちょっと離れててください」
私はその子に手を触れて彼女の傷を綺麗に治した。すぐ目も覚めると思う
「次はっと」
もう一度手を振ると男三人が縛られた状態で現れた
「はい、立てこもり犯も捕まえたっと」
「な、え? ちょ」
おじさんが口をぱっくりと開けて驚いてる。でも役に立てたからよかったわ
「ななな何だこれ! 俺たち今あのビルの中にいたはずなのに! 何が起こったんだよ! なんでトップギアがこんなとこにいるんだよ!」
混乱する犯人たちを眠らせておいてっと
「どう? 役に立てたかな?」
「あ、ああ、びっくりしたよ。本当に何でもできるんだね」
おじさんにお礼を言われて、ラビットイヤーが目を覚ますのを一緒に待った
「ん、んん」
あ、目を覚ましたみたいね
「大丈夫かミミ」
「あ、トップギアさん。私・・・」
おじさんの顔を見て安心したのか、ラビットイヤーは泣き始めた
可哀そうに、よっぽど怖い目に合ったのね
「何があったか落ち着いたら話してくれ」
「は、はい」
少し泣き止んで、ラビットイヤーの身に何が起こったのかが語られ始めた
話を聞き終わると私は怒りが込み上げてきた
許せない! そんな理由でこんな少女を傷つけていいはずがない!
「ちょっと行って来ますね」
彼女が捕まっていたのはヒーローと敵対している反社会的組織
彼女は情報収集の最中に掴まり、ヒーローたちの弱点などを拷問によって聞き出そうとされていたみたい
組織は日ごろからヒーローに恨みをいていた。自分たちが悪いことをしていたのを棚に上げて身勝手極まりない!
だらか私は数分で組織を壊滅させた
おじさんたちヒーローみたいに力を使う者もいたけど、私にとってはどうってことなかったわ
どんな攻撃も当たる前に消せちゃうから
「ふぅ、終わりましたよ。この街の地下五十メートル、そこにある広い空間に行ってみて下さい。全員そこで転がってますから。あ、誰も死んでないから安心してください。ただ女の子を傷つけた償いはさせましたけどね」
何をしたかは言わないけど、今後の人生を全て贖罪に注ぐくらいには恐怖させたから大丈夫
目を丸くし、何も話さなくなった二人を横目に私は手を振った
「案内ありがとうございました。これはそのお礼ですから気にしないでくださいね」
さて、この世界にはエイシャちゃんたちはいなかったみたい。次の世界に飛ぼうっと
大きな建物に見たことのない服を着た人達、馬車のように見えるけどどうやって動いているのか分からない車輪のついた乗り物
目に映る何もかもが珍しくてキョロキョロしていると、いつの間にか目の前に赤い体にぴっちりとフィットした服と、仮面をつけた男の人が立っていた
「お嬢ちゃん、迷子なのかな?」
「そういうわけじゃないけど。そうだ! ねーねーおじさん、私ここに来るの初めてなの。案内してもらえないかしら?」
この人は仮面越しからでもわかるほど優しい雰囲気が出ている。私、そういう気配に関してはよく分かるのよね
「あ、いや、うん、そういうつもりで声をかけたんじゃ。まぁいいか。よし! お兄さんが君を案内してあげよう!」
「うん、よろしくね、おじさん!」
おじさんはガクリとうなだれたけどどうしたのかな? でも案内してくれるみたいだし、いっか
「まず自己紹介しておこう。俺はヒーローのトップギアだ。聞いたことくらいはあるだろう? こう見えて人気なんだぜ?」
「知らない」
おじさんはまたがっくりとうなだれた
それからおじさんに連れられて色々なところを回った
全てが斬新で、珍しくて、見たことのないものばかり
食べ物だって私の食べたことないものばかりな上にとっても美味しい
「どうだい? 楽しめたかな?」
「うん! おじさんありがとう!」
「アハハ・・・。もうおじさんでいいよ。じゃぁ俺はこれで、他にも案内したいところはあるけど、一応これでもヒーローなんでね。忙しいんだ」
そんな忙しい中私を案内してくれるなんて、やっぱり優しい
「ところでヒーローって何ですか?」
さっきもおじさんが言ってたけど、聞いたことがない職業
お父さんと同じ冒険者みたいなものなのかな?
「え? ヒーローを、知らないのかい? そうかぁ、うーん、もしかして君もこの世界の住人じゃないのかい?」
驚いた。なんでこの人はこんなことを知っているんだろう?
「いや、違ったらいいんだ。ごめんね、混乱させて」
「そうですよ」
「え?」
「私、この世界の住人じゃないです。私のいた世界はここまで発展していません。だから珍しくて」
おじさんは少し考え込むようなしぐさをして微笑んだ
「そうかいそうかい、なるほどね。いやぁ前にも異世界からの来訪者がいてね。彼女らには俺もかなりお世話になってね」
そう言うとおじさんはその人たちのことを語り始めた
数年前にこの世界に危険なモノが流れ着き、それを追って来た四人の少女によって救われたんだって
その話を聞いているとき、おじさんの方から音が鳴って彼は胸元から何かを取り出した
「時夜か。ああ、ちょうど近くまで来ている。そっちは任せろ。え?ラビットイヤーがか? わかった、そっちも調べておこう。まぁ彼女のことだから大丈夫だとは思うが」
おじさんは耳にあてた何かを胸元にしまって私の方を向いた
「すまないね、行かなきゃ。仕事が入ったんだ」
「仕事?」
「ああ、この近くで立てこもり事件があってね。それと俺の仲間からの連絡が途絶えたんだ」
仲間が。大変そう、何か手伝えることないかな?
「あの、私がその仲間を探しましょうか?」
「いや、危険だから駄目だよ。僕らみたいに力を持っているわけじゃないだろう?」
「大丈夫ですよ。私、何でもできるんで」
「何でも出来る? それは一体どういうことだい?」
「本当になんでもできますよ? ご所望なら今すぐその仲間をここに召喚することもできますし、立てこもりの犯人もこの場から撃退できますよ。必要とあらば犯人のみこの場で縛り上げることだってできます」
あ、おじさんが何を言ってるのか分からないって顔してる。じゃぁ見せるのが一番早いかな
「えっと、仲間の名前は? 特徴も教えてもらえると助かります」
「あ、ああ、名前はラビットイヤー、あいや、本名の方がいいか。名前は三兎ミミだ。特徴はうさぎの耳を持った少女だな」
「ふむふむ、では探知を・・・。見つけました! 召喚しますね」
おじさんは信じられないように私をまじまじと見て来るけど、出来るんだからしょうがないよね
手を振ると目の前にうさぎ耳の女の子が現れた。ひっ、凄い出血じゃない!
どうやら女の子は縛られて拷問を受けてたみたい。兎耳の片耳が切り取られていた
「あ、うぅ」
気を失ってるみたいで痛みに苦しんでる。でも私なら
「ちょっと離れててください」
私はその子に手を触れて彼女の傷を綺麗に治した。すぐ目も覚めると思う
「次はっと」
もう一度手を振ると男三人が縛られた状態で現れた
「はい、立てこもり犯も捕まえたっと」
「な、え? ちょ」
おじさんが口をぱっくりと開けて驚いてる。でも役に立てたからよかったわ
「ななな何だこれ! 俺たち今あのビルの中にいたはずなのに! 何が起こったんだよ! なんでトップギアがこんなとこにいるんだよ!」
混乱する犯人たちを眠らせておいてっと
「どう? 役に立てたかな?」
「あ、ああ、びっくりしたよ。本当に何でもできるんだね」
おじさんにお礼を言われて、ラビットイヤーが目を覚ますのを一緒に待った
「ん、んん」
あ、目を覚ましたみたいね
「大丈夫かミミ」
「あ、トップギアさん。私・・・」
おじさんの顔を見て安心したのか、ラビットイヤーは泣き始めた
可哀そうに、よっぽど怖い目に合ったのね
「何があったか落ち着いたら話してくれ」
「は、はい」
少し泣き止んで、ラビットイヤーの身に何が起こったのかが語られ始めた
話を聞き終わると私は怒りが込み上げてきた
許せない! そんな理由でこんな少女を傷つけていいはずがない!
「ちょっと行って来ますね」
彼女が捕まっていたのはヒーローと敵対している反社会的組織
彼女は情報収集の最中に掴まり、ヒーローたちの弱点などを拷問によって聞き出そうとされていたみたい
組織は日ごろからヒーローに恨みをいていた。自分たちが悪いことをしていたのを棚に上げて身勝手極まりない!
だらか私は数分で組織を壊滅させた
おじさんたちヒーローみたいに力を使う者もいたけど、私にとってはどうってことなかったわ
どんな攻撃も当たる前に消せちゃうから
「ふぅ、終わりましたよ。この街の地下五十メートル、そこにある広い空間に行ってみて下さい。全員そこで転がってますから。あ、誰も死んでないから安心してください。ただ女の子を傷つけた償いはさせましたけどね」
何をしたかは言わないけど、今後の人生を全て贖罪に注ぐくらいには恐怖させたから大丈夫
目を丸くし、何も話さなくなった二人を横目に私は手を振った
「案内ありがとうございました。これはそのお礼ですから気にしないでくださいね」
さて、この世界にはエイシャちゃんたちはいなかったみたい。次の世界に飛ぼうっと
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