461 / 487
竜人の国15
しおりを挟む
力は拮抗してる
だけどいろんな力を最大出力で放出してる分私の方が消耗が激しい
相手は気力だけ
だけど彼の気力は私と互角くらい
相手が出しきって動けなくなるか、こちらが出しきって終わりか、それは勝負がつくまでわからない
「一掻き! 二葬! 三拳!」
ハルフさんは大振りの指による切り裂き、指二本を使った突き、三本の指を丸めての一撃
一つ一つの攻撃が致命傷になりかねない
「猫流格闘術奥義! 猫魔!」
しなやかな猫の性質あっての格闘術
体をねじってほとんど一周するくらいに曲げて、ハルフさんに思いっきりぶつけた
今の全力
だけどそれすら受け止められてしまった
「骨まで響く。いいぞ、もっと、もっとだ! 傲腕爆砕!」
あ、これは受けたらだめな奴!
私は攻撃を加えたあとの隙を体をねじって、無理矢理に迫る拳を回避した
ハルフさんの拳は地面に当たって地面が爆発する
「気力の一点集中でそこに気力を溜めて、爆発させたんですね」
「そうだ! いい、いいぞミア! お前わしの弟子になれ! もっともっと強くなるぞ! よし、お前が負けたら今日からお前はわしの弟子だ! 勝ったら、そうだな、わしの弟子にしてやろう!」
「どっちに転んでも弟子じゃないですか!」
「いい提案だろう! フハハハハハ!!」
豪快な笑いでごまかされないって
でも、決して勝てない相手じゃない
今の感じ
ハルフさんのあの気力を一転集中させる技術がマネできれば、勝機は十分にある!
「爆心砲岩!」
拳の連打
それらを避けつつ、しっかりとハルフさんの技を見た
「そう、かなり大変だけど、集中の仕方とその力の流し方は理解できた!」
たしか、こんな感じ
手に力を集中させて、ハルフさんと打ち合う
「ぐ、うぁ」
失敗
結構なダメージを受けちゃった
でもコツをつかみかけてる
「重剛覇天!」
「猫連雅!」
受ける、受ける、受ける
「あぐ! いぎぃ!」
体が少し欠ける
でももう、これ以上彼の攻撃は受けない
「猫流格闘術、極み、ニャン・デ・ステラ!」
一瞬、私は光のその先を見た
気づくとハルフさんの脇腹が深くえぐれてて、彼はゴフッと血を吐き出すとその場に倒れた
「ぐ、フハハハ、いたたた、わしを超えるかミアよ。そうか、これで二人目だ。わしを倒したのは」
「ご、ごめんなさい! 全然手加減できなくて!」
「いやいい、謝るな。全力をぶつけてくれたんだろう? ならば本望!」
内臓が飛び出てるのに笑ってる・・・
ちょっと引くわぁ
「すぐ治療します」
「お、そんなこともできるのか」
「むしろこういう方が得意なんですよ」
私は肉球で彼の傷口を抑える
ハルフさんの脇腹は傷一つなくきれいに回復した
だけどいろんな力を最大出力で放出してる分私の方が消耗が激しい
相手は気力だけ
だけど彼の気力は私と互角くらい
相手が出しきって動けなくなるか、こちらが出しきって終わりか、それは勝負がつくまでわからない
「一掻き! 二葬! 三拳!」
ハルフさんは大振りの指による切り裂き、指二本を使った突き、三本の指を丸めての一撃
一つ一つの攻撃が致命傷になりかねない
「猫流格闘術奥義! 猫魔!」
しなやかな猫の性質あっての格闘術
体をねじってほとんど一周するくらいに曲げて、ハルフさんに思いっきりぶつけた
今の全力
だけどそれすら受け止められてしまった
「骨まで響く。いいぞ、もっと、もっとだ! 傲腕爆砕!」
あ、これは受けたらだめな奴!
私は攻撃を加えたあとの隙を体をねじって、無理矢理に迫る拳を回避した
ハルフさんの拳は地面に当たって地面が爆発する
「気力の一点集中でそこに気力を溜めて、爆発させたんですね」
「そうだ! いい、いいぞミア! お前わしの弟子になれ! もっともっと強くなるぞ! よし、お前が負けたら今日からお前はわしの弟子だ! 勝ったら、そうだな、わしの弟子にしてやろう!」
「どっちに転んでも弟子じゃないですか!」
「いい提案だろう! フハハハハハ!!」
豪快な笑いでごまかされないって
でも、決して勝てない相手じゃない
今の感じ
ハルフさんのあの気力を一転集中させる技術がマネできれば、勝機は十分にある!
「爆心砲岩!」
拳の連打
それらを避けつつ、しっかりとハルフさんの技を見た
「そう、かなり大変だけど、集中の仕方とその力の流し方は理解できた!」
たしか、こんな感じ
手に力を集中させて、ハルフさんと打ち合う
「ぐ、うぁ」
失敗
結構なダメージを受けちゃった
でもコツをつかみかけてる
「重剛覇天!」
「猫連雅!」
受ける、受ける、受ける
「あぐ! いぎぃ!」
体が少し欠ける
でももう、これ以上彼の攻撃は受けない
「猫流格闘術、極み、ニャン・デ・ステラ!」
一瞬、私は光のその先を見た
気づくとハルフさんの脇腹が深くえぐれてて、彼はゴフッと血を吐き出すとその場に倒れた
「ぐ、フハハハ、いたたた、わしを超えるかミアよ。そうか、これで二人目だ。わしを倒したのは」
「ご、ごめんなさい! 全然手加減できなくて!」
「いやいい、謝るな。全力をぶつけてくれたんだろう? ならば本望!」
内臓が飛び出てるのに笑ってる・・・
ちょっと引くわぁ
「すぐ治療します」
「お、そんなこともできるのか」
「むしろこういう方が得意なんですよ」
私は肉球で彼の傷口を抑える
ハルフさんの脇腹は傷一つなくきれいに回復した
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる