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決戦23
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「ぬああああ!! 俺復活!」
「ありがとうでござるハルモニアどの!」
「いえ、私は勇者様達のサポートを任されただけですので、勇者様のお仲間であれば当然のことです」
どうやらシロガネのことをアラマキの勇者仲間だと思ったようだが、あえて否定はしなかった
「もう歩けるでござるか?シロガネ」
「うん!」
死にかけていたが、さすがの体力でもう走れるようになったシロガネ
ビイは背中の傷は回復していたが、脊髄にまで達していたため回復に時間がかかっているらしい
「俺はここでリタイアだ。ハルモニアさんが要請した救助隊に助けてもらうよ」
「守れなくて済まないでござる」
「いやアラマキさんのせいじゃないよ。俺が弱かっただけだから」
ビイは戦線を離脱
あとから来る救護のための異世界人たちによって回収される手はずとなった
「私は別の怪我人がいないか見てきます」
「ここ相当広いでござるよ。危険だから一緒にいた方がいいでござる」
「大丈夫です。私にも優秀な仲間がいますから」
ガガっとトランシーバーに口を当てるハルモニア
「えー、こちらハルモニアです。アンジュ、お願いします」
「はーい」
その通信の直後、転移の力を持つ異世界人アンジュがシュビンと現れた
「では皆さま。また怪我をした際はすぐに来ますからご安心下さい」
「あたしも戦いに出るからそう簡単に怪我しないで欲しいんだけど」
二人はそう言い残して消えた
「どうやらトガツメヒメ様が異世界人同盟にも連絡をしてくれてたみたいでござるな。心強いでござる」
「でもビイさんがリタイアしたのは手痛い損害ですね」
「うむ、だがここで弱腰になっていては駄目でござるよ」
二人は気を引き締める
「あ! しまった。シロガネを街に運んでもらえばよかったでござる」
「俺は一緒に行く! アラマキと離れたくない! 自分の身は自分で守るから大丈夫!」
「守れてなかったでござるが・・・」
「あれは、油断してただけ! 俺がその気になればすごいぞ! 相手は死ぬ」
「ああはいはい、そうでござるか・・・」
すっかりシロガネに懐かれてしまったアラマキ
仕方なしと再び歩きだした
「ありがとうでござるハルモニアどの!」
「いえ、私は勇者様達のサポートを任されただけですので、勇者様のお仲間であれば当然のことです」
どうやらシロガネのことをアラマキの勇者仲間だと思ったようだが、あえて否定はしなかった
「もう歩けるでござるか?シロガネ」
「うん!」
死にかけていたが、さすがの体力でもう走れるようになったシロガネ
ビイは背中の傷は回復していたが、脊髄にまで達していたため回復に時間がかかっているらしい
「俺はここでリタイアだ。ハルモニアさんが要請した救助隊に助けてもらうよ」
「守れなくて済まないでござる」
「いやアラマキさんのせいじゃないよ。俺が弱かっただけだから」
ビイは戦線を離脱
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「私は別の怪我人がいないか見てきます」
「ここ相当広いでござるよ。危険だから一緒にいた方がいいでござる」
「大丈夫です。私にも優秀な仲間がいますから」
ガガっとトランシーバーに口を当てるハルモニア
「えー、こちらハルモニアです。アンジュ、お願いします」
「はーい」
その通信の直後、転移の力を持つ異世界人アンジュがシュビンと現れた
「では皆さま。また怪我をした際はすぐに来ますからご安心下さい」
「あたしも戦いに出るからそう簡単に怪我しないで欲しいんだけど」
二人はそう言い残して消えた
「どうやらトガツメヒメ様が異世界人同盟にも連絡をしてくれてたみたいでござるな。心強いでござる」
「でもビイさんがリタイアしたのは手痛い損害ですね」
「うむ、だがここで弱腰になっていては駄目でござるよ」
二人は気を引き締める
「あ! しまった。シロガネを街に運んでもらえばよかったでござる」
「俺は一緒に行く! アラマキと離れたくない! 自分の身は自分で守るから大丈夫!」
「守れてなかったでござるが・・・」
「あれは、油断してただけ! 俺がその気になればすごいぞ! 相手は死ぬ」
「ああはいはい、そうでござるか・・・」
すっかりシロガネに懐かれてしまったアラマキ
仕方なしと再び歩きだした
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