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魔王の王25

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 メアリーはすぐに目覚めた
 メリエンヌさんが貴重な魔力回復用ポーションをくれたおかげでね
「お前たちのこと気に入ったぞ。またいつでもここに来るがよい。竜界は退屈での。たまに現世を見るくらいしか楽しみがないのじゃ」
「この子達は流浪の勇者で旅が大変だろうから、僕が色々話に来ていいかな? 貴方とも色々話がしてみたいし」
「おお、よいぞよいぞ。楽しみにしておくからな」
 話も終わって試練は終了
 メインでこの試練を受けたミヨンは小槌に何かを付けてもらってた
「これはな、お主の力を引き上げてくれるアイテムじゃ。竜の加護もついておるからちょっとやそっとの攻撃じゃびくともしなくなるぞ」
 竜の加護?
 私はミヨンを視てみた
 竜鱗ってのがついてる
 これはメリエンヌさんが言ってたみたいに、魔法やん物理ダメージを大幅に軽減してくれるみたい
 まさに竜の鱗をその身に宿したってわけだ
「ありがとう!」
「うむ、しっかりと民衆を守るのだぞ」
 まさしく試練、か
 メリエンヌさんは可愛い笑顔で笑って私達を送り出してくれた

 外に出るとミヨンがペコペコとお礼を言ってくれる
「本当にありがとう。おかげで僕も強くなれた。ところで君たち、次はどこに向かうの? 魔王復活に関する情報を探しに行くのかな? だったらスネデンって街に行ってみるといいよ。魔術師の街と言われていてね。どこの国にも属してないんだ。そこでは様々な種族の魔術師がいてね。かなりの情報を持ってると思うんだよね」
「いい情報だ! ありがとう!」
「なに、僕の方こそ感謝してもしきれないよ猫ちゃん」
 次の目的地は決まった 
 いざ魔術都市スネデンへ!
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