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魔王の王15
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スケルトンドラゴンは口を大きく開けて、そっから熱線を放った
超高温のはずだけど、ニッサさんの魔法はそれを難なく防いでしまった
「これなら倒せそうだ」
クピアさんが二刀の曲刀を抜くと、素早くドラゴンの足を斬りつけた
パキョンと言う軽い音がして、右足が脛の部分から折れた
体勢を崩しながらも、ドラゴンは口から熱線を滅茶苦茶に撃ちだしてくる
やっぱり意思がないからか、当たったり当たらなかったり
威力はとんでもないものだけど、当たらなければ何とやらだね
「一閃、カムロ!」
クピアさんの剣技がドラゴンの右腕を切り落として、なんとか支えていた体が崩れ落ちる
ガラガラと地面に骨が散らばった
「ふぅ、ま、これで倒せれば苦労はしないんだろうけど」
クピアさんの言う通り、ドラゴンの骨は再び組みあがった
「癒着してる魔力を削いでしまうか、骨を灰にするほどの火力で焼けばいいんだけど、僕もニッサも炎の魔法は使えないんだよね」
「私に任せて下さい!」
フィオナちゃんはセイヴハートを抜く
「キャストオフ!」
来ていた鎧が飛び散って、セイヴハートに組み込まれた
ちょっと際どい鎧になったけど、防御面は十分、らしい
「セイヴ・ザ・エレメント。フレア!」
おお、ここにきてフィオナちゃんが練習していた力を披露
あの迷宮で手に入れた鎧による聖剣の強化
たくさんのエレメントの力を使えるようになったフィオナちゃん
「セイヴ、フレア、ノヴァ!!」
超巨大かつ超高温の、まるで太陽のような炎の塊をなげつけるようにして組みあがったスケルトンドラゴンにブチあてた
一気に燃え上がるその体
燃えた傍から骨は灰になって行く
「ひょぉ、すごいね勇者ちゃん」
「れ、練習、たくさん、しましたから」
スケルトンドラゴンが燃え尽きると同時に、フィオナちゃんが足から崩れ落ちた
「おっと、お疲れ様」
そこをクピアさんが支えてくれる
「あ、ありがとう、ございます」
「力の制御は完璧だったけど、まだ魔力量が追い付いてないのね。魔力を伸ばす特訓をしたらいいわ。あとで教えるからゆっくり休んで」
ニッサさんの言葉を聞いて、フィオナちゃんは安心したように木を失った
超高温のはずだけど、ニッサさんの魔法はそれを難なく防いでしまった
「これなら倒せそうだ」
クピアさんが二刀の曲刀を抜くと、素早くドラゴンの足を斬りつけた
パキョンと言う軽い音がして、右足が脛の部分から折れた
体勢を崩しながらも、ドラゴンは口から熱線を滅茶苦茶に撃ちだしてくる
やっぱり意思がないからか、当たったり当たらなかったり
威力はとんでもないものだけど、当たらなければ何とやらだね
「一閃、カムロ!」
クピアさんの剣技がドラゴンの右腕を切り落として、なんとか支えていた体が崩れ落ちる
ガラガラと地面に骨が散らばった
「ふぅ、ま、これで倒せれば苦労はしないんだろうけど」
クピアさんの言う通り、ドラゴンの骨は再び組みあがった
「癒着してる魔力を削いでしまうか、骨を灰にするほどの火力で焼けばいいんだけど、僕もニッサも炎の魔法は使えないんだよね」
「私に任せて下さい!」
フィオナちゃんはセイヴハートを抜く
「キャストオフ!」
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ちょっと際どい鎧になったけど、防御面は十分、らしい
「セイヴ・ザ・エレメント。フレア!」
おお、ここにきてフィオナちゃんが練習していた力を披露
あの迷宮で手に入れた鎧による聖剣の強化
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「ひょぉ、すごいね勇者ちゃん」
「れ、練習、たくさん、しましたから」
スケルトンドラゴンが燃え尽きると同時に、フィオナちゃんが足から崩れ落ちた
「おっと、お疲れ様」
そこをクピアさんが支えてくれる
「あ、ありがとう、ございます」
「力の制御は完璧だったけど、まだ魔力量が追い付いてないのね。魔力を伸ばす特訓をしたらいいわ。あとで教えるからゆっくり休んで」
ニッサさんの言葉を聞いて、フィオナちゃんは安心したように木を失った
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