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魔王との戦い39
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ギガトナダンジョンこと、機械で奇怪なダンジョンはこの街からニ十キロほど離れた庭園と呼ばれる場所にあるらしい
機械の花々が咲き乱れる場所で、マキナさんがダンジョン前に趣味で作ったらしい
趣味で・・・
機械とは思えないほどに輝く綺麗な花々
この花たち実はちゃんと植物としての性能を持ってて、二酸化炭素と太陽光でエネルギーを賄って、酸素を出してくれてる
自然に配慮された機械
元々不毛の土地だったここに、枯れた土地でも育つ花として作り上げたみたい
ともかく綺麗な庭園を抜けると、ドデデンと大きな大きな機械扉がそびえ立ってた
あれ? 扉だけだ
「ここがギガトナダンジョンのはず、なんだけど、扉だけだよね?」
「あ、フィオナちゃん、こっちに何か書いてある!」
エルヴィス君が持ち前の観察眼で扉の文字を読み取る
「えーっと、これは昔の文字だね。多分エルフ文字だよ。ちょっと待ってね。翻訳用に本を持ってきてるんだ」
エルヴィス君はそういうと、カードファイルのような物を取り出した
実はエルヴィス君の力も強まっていて、魔法で作り出したカードはこうやってカードファイルにしまってるんだけど、アイテムなんかをカード化する魔法も覚えたんだよね
頭がよくて語学にもたけてるから、もっぱら本とかがおおいんだけどね
私の収納魔法で閉まっててもいいんだけど、必要な時に私がいなかったら困るしね
こうして自分だけの倉庫ができたことに本人も喜んでる
「あったあった」
本をカードから取り出すと、古代のエルフ文字を解読していく
「えーっとなになに、ここに眠り師は機械神の試練。あーっと、この文字が獣だから、機械獣ヴォダージェビアを倒せ・・・。門を開け、さすれば道は開かれん」
「取りあえず門を開けばいいってことかしら?」
「そうだと思う」
ひとまず一番防御力が高いタルニャが扉を開けてみることに
もし不意打ちのようなものがあればすぐ対処できるようにあらかじめカード魔法のスライドをかけておくエルヴィス
「ありがとうですわ! では参りますわね」
タルニャがゆっくりと大きな扉を開く
凄い怪力
ゴゴゴゴと扉はゆっくり開いた
攻撃は、ないね
「う、なんだか変なにおいがしますわ!」
この匂い、古い機械油みたいな匂いだ
「暗いね。気を付けてタルニャ」
「ええ」
タルニャを先頭に進む
一番後ろからついてくるのは小さな勇者マリオンちゃん
「こ、怖いです」
震えてるけど、足取りはしっかりしてる
怖いけど試練を乗り越えたい。そんな勇気が伝わってくるね
機械の花々が咲き乱れる場所で、マキナさんがダンジョン前に趣味で作ったらしい
趣味で・・・
機械とは思えないほどに輝く綺麗な花々
この花たち実はちゃんと植物としての性能を持ってて、二酸化炭素と太陽光でエネルギーを賄って、酸素を出してくれてる
自然に配慮された機械
元々不毛の土地だったここに、枯れた土地でも育つ花として作り上げたみたい
ともかく綺麗な庭園を抜けると、ドデデンと大きな大きな機械扉がそびえ立ってた
あれ? 扉だけだ
「ここがギガトナダンジョンのはず、なんだけど、扉だけだよね?」
「あ、フィオナちゃん、こっちに何か書いてある!」
エルヴィス君が持ち前の観察眼で扉の文字を読み取る
「えーっと、これは昔の文字だね。多分エルフ文字だよ。ちょっと待ってね。翻訳用に本を持ってきてるんだ」
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実はエルヴィス君の力も強まっていて、魔法で作り出したカードはこうやってカードファイルにしまってるんだけど、アイテムなんかをカード化する魔法も覚えたんだよね
頭がよくて語学にもたけてるから、もっぱら本とかがおおいんだけどね
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本をカードから取り出すと、古代のエルフ文字を解読していく
「えーっとなになに、ここに眠り師は機械神の試練。あーっと、この文字が獣だから、機械獣ヴォダージェビアを倒せ・・・。門を開け、さすれば道は開かれん」
「取りあえず門を開けばいいってことかしら?」
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もし不意打ちのようなものがあればすぐ対処できるようにあらかじめカード魔法のスライドをかけておくエルヴィス
「ありがとうですわ! では参りますわね」
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攻撃は、ないね
「う、なんだか変なにおいがしますわ!」
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「ええ」
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