101 / 487
旅20
しおりを挟む
皆黙りこくる
「取りあえず異世界人同盟には私が伝えとく。いつでも連絡できるよう通信機も作ってるし」
「今は考え込んでても仕方ないんじゃないかな? それに、異世界人同盟の人達や、別の勇者たちもいるんでしょ? 僕達だけが戦ってるんじゃない。みんなで協力すればきっとなんとかなるよ」
おお、エルヴィス君いいこと言う
そうだよ。別に私達だけが戦うわけじゃないんだ
「あの、僕はどうしたら・・・」
「あんた人は殺してないし被害もないからさ、私のとこで働きなよ」
「え?」
「あんたこれだけの技術力を持ってるんだから、これからは人のために働きなさい」
「許して、くれるんですか?」
「まあね。でもまた悪さするなら、私が絶対許さない」
おっふぅ・・・。こっわ
何その鋭い眼光
ユニさんサバサバして楽観的そうに見えるのに、キレると何するか分からない怖さがあるね
これにはマーセルもたじたじ。と思ったけど、なんか恍惚とした表情になってる
この二人、案外いいコンビになるかも
新たな情報を手に入れて、私達はこの街を出る
ユニさんとマーセルが手を振ってるんだけど、横でマーセルがむせてた
ユニさんにはすぐにでもお風呂に入ってもらうよう言っておいたけど・・・
「僕が説得するから大丈夫」なんてマーセルも言ってたし、任せておこう
そして私達はその日のうちに街を発つ馬車に乗り込んだ
相変わらずギガホースは大きくて可愛いにゃー
次に行くのはこの国の王都、マーヴィルですよ
マーヴィルはこの街ほど発展してるわけじゃないけど、それでもユニさんの技術は普及してるみたい
王都だけあって大きさはこの街と同程度かそれ以上という
観光地でもあって、機械と古い街の融合した面白い街並みらしい
うん、がぜん興味がわいてきた
でもまあ観光よりなによりまずは王様に謁見したいと
この国に勇者はいない
バララスラは周辺国との合同勇者でもあるのよね
つまりフィオナちゃんはいくつかの国を背負ってもいる
こんな小さな肩に重責が乗ってるとなると私もその責任をしっかりと肩代わりしてあげないとって思うんだ
「取りあえず異世界人同盟には私が伝えとく。いつでも連絡できるよう通信機も作ってるし」
「今は考え込んでても仕方ないんじゃないかな? それに、異世界人同盟の人達や、別の勇者たちもいるんでしょ? 僕達だけが戦ってるんじゃない。みんなで協力すればきっとなんとかなるよ」
おお、エルヴィス君いいこと言う
そうだよ。別に私達だけが戦うわけじゃないんだ
「あの、僕はどうしたら・・・」
「あんた人は殺してないし被害もないからさ、私のとこで働きなよ」
「え?」
「あんたこれだけの技術力を持ってるんだから、これからは人のために働きなさい」
「許して、くれるんですか?」
「まあね。でもまた悪さするなら、私が絶対許さない」
おっふぅ・・・。こっわ
何その鋭い眼光
ユニさんサバサバして楽観的そうに見えるのに、キレると何するか分からない怖さがあるね
これにはマーセルもたじたじ。と思ったけど、なんか恍惚とした表情になってる
この二人、案外いいコンビになるかも
新たな情報を手に入れて、私達はこの街を出る
ユニさんとマーセルが手を振ってるんだけど、横でマーセルがむせてた
ユニさんにはすぐにでもお風呂に入ってもらうよう言っておいたけど・・・
「僕が説得するから大丈夫」なんてマーセルも言ってたし、任せておこう
そして私達はその日のうちに街を発つ馬車に乗り込んだ
相変わらずギガホースは大きくて可愛いにゃー
次に行くのはこの国の王都、マーヴィルですよ
マーヴィルはこの街ほど発展してるわけじゃないけど、それでもユニさんの技術は普及してるみたい
王都だけあって大きさはこの街と同程度かそれ以上という
観光地でもあって、機械と古い街の融合した面白い街並みらしい
うん、がぜん興味がわいてきた
でもまあ観光よりなによりまずは王様に謁見したいと
この国に勇者はいない
バララスラは周辺国との合同勇者でもあるのよね
つまりフィオナちゃんはいくつかの国を背負ってもいる
こんな小さな肩に重責が乗ってるとなると私もその責任をしっかりと肩代わりしてあげないとって思うんだ
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる