100 / 487
旅19
しおりを挟む
翌日、招待されたユニさんの研究室で
「はい全部聞けました。さすがユニちゃん天才ですね。リピートアフターミー、ユニちゃん天才ですね」
「んにゃ、ユニちゃん天才ですね」
「オッケーオッケーナイス」
「いいから早く聞き出した情報を聞きたいんだけど。それと、なんかすごい臭いがするんだけど・・・」
「んあ? ああ、今日は消臭の香水つけてなかったやハハハ。まあそのうち慣れるって。たった十日ばかりお風呂に入ってないだけだからね」
「んげにゃ! 不潔」
「むー、情報聞きたいんでしょ! ほらこっち来て!」
うう、すごい臭いだよ
油と汗のような、チーズが腐ったかのような臭い?
香水は今持っていないらしく、これは我慢するしかないのか・・・
エルヴィス君えずいてるし
ともかく今は心を無にして行くしかない
彼女の研究室の奥にある部屋へ入る
「おーい、マーセル君や」
「は、はいぃいい! ユニ様!」
「もう一度聞くけど、魔王ってどんなの?」
「はい、あのにっくき魔王めは自らをドールズと名乗っていました」
「バグクイーンとの関係は?」
「関係は、無いと思います。ドールズは、彼女は、人間を人形のように操っていましたから、寄生虫を使って操っていたバグクイーンとは違います」
「だって。バグクイーンが蘇ったって聞いたけどどうやら違うみたいなのよねぇ。別の魔王、ドールズ・・・。別の魔王なんだけどさぁ、これおかしいのよね。ドールズって数百年前の文献でその魔王の名前があるのよ」
これは驚きの事態だった
まだ確認されてないけど、帝国からの情報でバグクイーンはいることは分かっている
それに加えて遥か昔の魔王ドールズとかいうのもいるってこと?
マーセルは会ってるって言ってるし・・・
「ではマーセル君、その他にドールズに協力している奴らの情報を教えて」
「それが僕以外皆無。僕かなり弱い部類ですから情報なんて教えてもらえてないんですよ」
「はい、これで情報全部。彼は魔王の名前以外なーんも知らないの」
「そうですすいません」
ずいぶん大人しく従順になったマーセルにも驚いたけど、やっぱり魔王がもう一人いるって言うのが衝撃すぎて、今のマーセルの様子は全く頭に入ってこなかった
ユニさんの臭いも気にならなくなるほどにね
「はい全部聞けました。さすがユニちゃん天才ですね。リピートアフターミー、ユニちゃん天才ですね」
「んにゃ、ユニちゃん天才ですね」
「オッケーオッケーナイス」
「いいから早く聞き出した情報を聞きたいんだけど。それと、なんかすごい臭いがするんだけど・・・」
「んあ? ああ、今日は消臭の香水つけてなかったやハハハ。まあそのうち慣れるって。たった十日ばかりお風呂に入ってないだけだからね」
「んげにゃ! 不潔」
「むー、情報聞きたいんでしょ! ほらこっち来て!」
うう、すごい臭いだよ
油と汗のような、チーズが腐ったかのような臭い?
香水は今持っていないらしく、これは我慢するしかないのか・・・
エルヴィス君えずいてるし
ともかく今は心を無にして行くしかない
彼女の研究室の奥にある部屋へ入る
「おーい、マーセル君や」
「は、はいぃいい! ユニ様!」
「もう一度聞くけど、魔王ってどんなの?」
「はい、あのにっくき魔王めは自らをドールズと名乗っていました」
「バグクイーンとの関係は?」
「関係は、無いと思います。ドールズは、彼女は、人間を人形のように操っていましたから、寄生虫を使って操っていたバグクイーンとは違います」
「だって。バグクイーンが蘇ったって聞いたけどどうやら違うみたいなのよねぇ。別の魔王、ドールズ・・・。別の魔王なんだけどさぁ、これおかしいのよね。ドールズって数百年前の文献でその魔王の名前があるのよ」
これは驚きの事態だった
まだ確認されてないけど、帝国からの情報でバグクイーンはいることは分かっている
それに加えて遥か昔の魔王ドールズとかいうのもいるってこと?
マーセルは会ってるって言ってるし・・・
「ではマーセル君、その他にドールズに協力している奴らの情報を教えて」
「それが僕以外皆無。僕かなり弱い部類ですから情報なんて教えてもらえてないんですよ」
「はい、これで情報全部。彼は魔王の名前以外なーんも知らないの」
「そうですすいません」
ずいぶん大人しく従順になったマーセルにも驚いたけど、やっぱり魔王がもう一人いるって言うのが衝撃すぎて、今のマーセルの様子は全く頭に入ってこなかった
ユニさんの臭いも気にならなくなるほどにね
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる