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猫の力4
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それから一週間後、村の大移動が始まった
そこまで荷物も多くなかったのか、数人の荷物が馬車に簡単に乗り切った
五人に一台の馬車
さすが王都の馬車だけあって広いし座り心地もいいね
あと護衛までついてくれてる
王都の精鋭騎士たちみたい
まだ幼い勇者を守るためなんだろうね
「すごいねこの馬車!」
フィオナちゃんとメアリーがはしゃいでる
そうそう、あの後メアリーの魔法の才能に目をつけた魔術師が突然やってきて、直々に弟子に迎えるとかで、一農民がいずれは宮廷魔術師になれるってことで大出世コースっぽい
その魔術師って言うのが、ターナーさんと村長の話にあったヴァレスクさんだった
彼女は魔人という珍しい種族で、魔力の扱いに長けてるらしい
魔人は本来この国にいなくて、ここからはるか遠く離れた異国に魔人族の国があるんだけど、その特徴的な角と大きな魔力のせいで、魔王に与する人種だと勘違いされてきた
まあ実際魔王側にいなくもなかったみたいだけど、本来の彼らは真面目で温厚
魔法の扱いが得意で寿命が長いヒト族だ。って本に書いてた
で、なんで彼女がこの国にいるかって言うと、王様が若いころに武者修行の旅を親しい人たちとしてて、その時魔人の村が魔物に襲われてたのを助けに行って出会ったらしい
ヴァレスクさん以外は亡くなったので、彼女を養子にしたんだとか
本来は王様の子として第一王女の立場だし、貴族派閥もない穏やかなこの国では、実力も人格も素晴らしい彼女を第一王女として認めてはいた
でも彼女は、引っ込み思案な性格と、大勢の前では固まってしまうという緊張しいな性格も相まって、宮廷魔術師ということで落ち着いた
今でも王様は彼女を娘と大っぴらに自慢しているんだとか
まあ見た目はとんでもなく美人だったね
それに見ただけでわかるほどの強大な魔力
もし彼女が村を襲った魔術師と対峙していたなら、村は無事だったと思う
それほどに彼女は圧倒的な魔力を持っていた
馬車に揺られること半日
宿場町に到着した
このまま進むと夜になり、魔物が活発に動き出すから今日はここでお泊りだ
こういう宿場町には魔物が寄り付かないように魔よけの石を置いてあるんだって
そのおかげで魔物が寄り付かない
「うわぁ、ここ初めて。お父さんは来たことあるの?」
「ああ、王都に行くときはよく利用してる」
ひとまずお腹が空いたよ。なんだかとっても眠いんだ
「お父さん、お腹すいちゃった」
「そうだな、食堂が何件かあるからそこへ行くか」
「うん!」
「にゃん!」
宿屋に荷物を置くと、早速食堂へ
メアリー家族も一緒にね
「ここはシチューが上手いんだ。ノシュって魔物の肉でな。本来硬いし臭いしで喰えたもんじゃないんだが、手間暇をかけて処理することによって最高の食感とうまさになるんだ」
おお、ターナーさんがここまで熱く語るなんて、きっとおいしいに違いない
楽しみ楽しみ
ちなみにノシュっていうのは鹿みたいな魔物で、氷魔法を使って来るらしい
この辺りの地方ではよく食べられてるみたい
大衆食度に入って、皆同じシチューセットを頼んでた
なんと猫用もあるみたいで、こっちは味は薄いけど、ちゃんと煮込まれてうまみがヤバイ
パクッと一口食べると、ほろっと筋線維がほどけて、そこからうまみがドバっと出てくる感じ
この体になってから一番と言っても過言じゃないくらい美味しい
夢中で食べてすぐにお皿が空になってしまった
お腹いっぱいで幸せなので、そのまま床で眠ってしまった
そこまで荷物も多くなかったのか、数人の荷物が馬車に簡単に乗り切った
五人に一台の馬車
さすが王都の馬車だけあって広いし座り心地もいいね
あと護衛までついてくれてる
王都の精鋭騎士たちみたい
まだ幼い勇者を守るためなんだろうね
「すごいねこの馬車!」
フィオナちゃんとメアリーがはしゃいでる
そうそう、あの後メアリーの魔法の才能に目をつけた魔術師が突然やってきて、直々に弟子に迎えるとかで、一農民がいずれは宮廷魔術師になれるってことで大出世コースっぽい
その魔術師って言うのが、ターナーさんと村長の話にあったヴァレスクさんだった
彼女は魔人という珍しい種族で、魔力の扱いに長けてるらしい
魔人は本来この国にいなくて、ここからはるか遠く離れた異国に魔人族の国があるんだけど、その特徴的な角と大きな魔力のせいで、魔王に与する人種だと勘違いされてきた
まあ実際魔王側にいなくもなかったみたいだけど、本来の彼らは真面目で温厚
魔法の扱いが得意で寿命が長いヒト族だ。って本に書いてた
で、なんで彼女がこの国にいるかって言うと、王様が若いころに武者修行の旅を親しい人たちとしてて、その時魔人の村が魔物に襲われてたのを助けに行って出会ったらしい
ヴァレスクさん以外は亡くなったので、彼女を養子にしたんだとか
本来は王様の子として第一王女の立場だし、貴族派閥もない穏やかなこの国では、実力も人格も素晴らしい彼女を第一王女として認めてはいた
でも彼女は、引っ込み思案な性格と、大勢の前では固まってしまうという緊張しいな性格も相まって、宮廷魔術師ということで落ち着いた
今でも王様は彼女を娘と大っぴらに自慢しているんだとか
まあ見た目はとんでもなく美人だったね
それに見ただけでわかるほどの強大な魔力
もし彼女が村を襲った魔術師と対峙していたなら、村は無事だったと思う
それほどに彼女は圧倒的な魔力を持っていた
馬車に揺られること半日
宿場町に到着した
このまま進むと夜になり、魔物が活発に動き出すから今日はここでお泊りだ
こういう宿場町には魔物が寄り付かないように魔よけの石を置いてあるんだって
そのおかげで魔物が寄り付かない
「うわぁ、ここ初めて。お父さんは来たことあるの?」
「ああ、王都に行くときはよく利用してる」
ひとまずお腹が空いたよ。なんだかとっても眠いんだ
「お父さん、お腹すいちゃった」
「そうだな、食堂が何件かあるからそこへ行くか」
「うん!」
「にゃん!」
宿屋に荷物を置くと、早速食堂へ
メアリー家族も一緒にね
「ここはシチューが上手いんだ。ノシュって魔物の肉でな。本来硬いし臭いしで喰えたもんじゃないんだが、手間暇をかけて処理することによって最高の食感とうまさになるんだ」
おお、ターナーさんがここまで熱く語るなんて、きっとおいしいに違いない
楽しみ楽しみ
ちなみにノシュっていうのは鹿みたいな魔物で、氷魔法を使って来るらしい
この辺りの地方ではよく食べられてるみたい
大衆食度に入って、皆同じシチューセットを頼んでた
なんと猫用もあるみたいで、こっちは味は薄いけど、ちゃんと煮込まれてうまみがヤバイ
パクッと一口食べると、ほろっと筋線維がほどけて、そこからうまみがドバっと出てくる感じ
この体になってから一番と言っても過言じゃないくらい美味しい
夢中で食べてすぐにお皿が空になってしまった
お腹いっぱいで幸せなので、そのまま床で眠ってしまった
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